最近、「おいしいものを食べたい」という欲が無くなったような気がする。毎日食べるベトナムローカル食は、「食べないと死ぬから」というような感覚で事務的に口に運んでいるだけで、それでも「たまには日本食を食べたい」などと思わないのだ。たまにレストランでおいしいものを食べようとしても、量はちょっとだけで満足で、それほど幸せに感じない。
私はもともと「飲む、打つ、買う」などといわれる男性っぽい嗜好には縁遠く、どちらかというと地味な暮らしをしてきたほうである。でも、食べ物には関心があるし、良いものも食べてきたと思う。それが、最近は関心が無くなってきたように思うのだ。
車にしてもそうである。子供の頃から車が好きで、さらに運転も好きで、買い替えた車の台数も多く、走行距離も相当なものだったのだが、最近はかなり関心が低下してきて、ニューモデルの情報もよくわからない。これは、ベトナムに住んでいるということも影響しているのかもしれない。それにしても、新技術にも興味が湧かないし、購入しようという気も起きない。
なんとなく自分自身のエネルギーが枯渇しているような、衰えを感じるような気がして、「男性更年期障害」なんて言葉が頭をよぎるのだが、50歳前後ってそんなもんなのだろうか。筋トレしたりサプリを飲んだりで体力的にはまだまだ自信がある。でも、いろんなことに興味が無くなる、道楽ができなくなる、というのは精神的に衰えているということかもしれない。
「スポーツカーは回春剤」なんて言い方をたまに聞くことがあるから、マツダロードスターでも所有すれば元気になるだろうか。「私はこれ(この車)で元気になりました」という経験のある人の話を聞いてみたいと思っている。
Posted at 2016/11/20 03:41:23 | |
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