スプラッシュは今流行りのCVTである。
私はCVTが好きではない。その主な理由は、CVTではエコドライブが難しく感じられるからだ。
エコドライブの秘訣は「アクセルもブレーキも踏まないで走っている状態を多く作り出す」ことにある。アクセルを踏まないで惰性で走っているとき、燃料カットが働いて燃料消費はゼロになる。ブレーキを踏むとせっかくの惰性を熱に変えて捨ててしまうので、燃料カットで走れる距離が短くなる。だから、ブレーキを踏まないで、できるだけ長い距離を惰性で走れば燃費は良くなる。私の燃費記録はかなり良い数字が出ているけれども、それはゆっくり走ったりアイドリングストップしたりといった特別なことはしないで、上述の「秘訣」を実践しているだけのことである。
ところが、CVTでは「惰性で走る」ことが難しい。速度を50~60キロに上げてアクセルを完全に離すと、最初の3秒間くらいはスムーズに惰性で転がって速度はほとんど落ちない。ところが、数秒後に変速比が変化(シフトダウンする)して強いエンジンブレーキがかかる。みるみる速度が落ちるからアクセルを踏まなければならない。困るのは、この強いエンジンブレーキを避けるにはアクセルを踏むしかないことだ。もっと強いエンジンブレーキが欲しければ「S」「L」レンジにシフトすることができるが、エンジンブレーキが弱いレンジはない。
これはたぶん、多くのドライバーが「D」レンジに入れっぱなしで運転していることから、エンジンブレーキをある程度利かせないとブレーキの使用頻度がうんと高くなるので、機械の側で「気を利かせた」つもりなのだろう。しかし、実用燃費を上げるためには、「D」レンジではなるべく高いギア比(変速比)にはりつかせて、エンジンブレーキが必要なときは「S」「L」レンジに手動でシフトするという設定にするほうがいいと思う。
運転日報(スプラッシュ)
天候:曇り
積算走行距離:862キロ
走行条件:市街地・郊外一般道
乗員1~2名
給油:19リットル
単価:123円
満タン法燃費:16.0キロ/リットル
Posted at 2010/12/28 21:36:58 | |
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