リアのドラレコはいつも放置状態になっているのだが、たまに見てみると安全運転の参考になることが記録されている。最近は追突してもあれやこれやと言い訳して過失を認めない運転者も多いようなので、後ろにもドラレコを付けることをおすすめする。車間距離不保持やブレーキの遅れがしっかり記録されるからである。リアワイパーの払拭範囲に設置しておけば視界もばっちりだ。
動画は同じ日の早朝と夜の同じ場所のものである。路面が黒光りして、一見濡れているようだが実はこれが凍結で、凍結を用心していなかったドライバーが路外に飛び出してしまった。私の車も0:35あたりでちょっと横滑りしている。凍結を予測していないところで突然滑ったらESC付きでもリカバリーは難しいだろう。最近の車には大抵外気温度計が装備されているから、凍結警告が出ていたら「凍結しているもの」と思って慎重に運転したほうがよいと思う。
ところで、今日は一月ぶりに308を動かした。これまた久しぶりに「いつもの温泉」に行くためである。夕方7時頃にはドアノブまでガチガチに凍っていて、バキバキと砕いてドアを開けるなど動かせるようになるまで時間がかかった。なぜか不思議なことにドライブポジションまで違和感があり、シートをずいぶん後ろにやる必要があった。しばらく乗らない間に脚が伸びたのだろうか。
久しぶりに乗ると308のステアリングのダイレクト感が新鮮である。乗り心地は普通の乗用車的なのに、ステアリングにかなりダイレクトにタイヤの状態が伝わってくる。路面が凍結しているときなどは、凍結部分がステアリングの感触を通じて感知できるので安全にもつながる。ただ、ESCの動作はトゥインゴと比べるとけっこうお節介な感じである。オーバーステアに対処すべくカウンターステアを切ると、同時にESCも作動するため切りすぎになる。トゥインゴはドライバーがちゃんとカウンターステアを切っているかぎりESCは作動しなかった。もっとも、ESCのキャンセルスイッチは308にあるがトゥインゴにはない。
アイスバーンであっても308のどっしりとしたシャシーと感触のいいステアリングで山道を走るのは快感である。トゥインゴのようにヒラリヒラリと曲がれないのは大きさと重さゆえ仕方のないところか。
Posted at 2013/12/23 02:50:05 | |
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