免許の更新に行ったのだが、健康診断の病院が大混雑+ハプニング発生で時間がかかり、受付開始時間からだいぶ遅れて免許センター(?)に行ったら大混雑で、終了時間間際にやっと窓口にたどり着いたら書類の不備で「また来てね~♡」となってしまった(ベトナムでは日常です)。前の免許はもう失効したので、しばらくの間自分で運転することができない。
そんなわけで、ベトナムでUberを試してみることにした。自宅から5キロほど離れた街の中心部まで行きは乗用車を、帰りはバイクをUberでチャーターしてみる。Uberのアプリはかなり前にインストールしてあったのだが、今までずっと「支払い方法が承認されていません」というエラーが出て使えなかった。この問題は、結局「ベトナムではクレジットカード払いはできない」ということのようで、支払い方法を「現金」にすることで使うことができるようになった。
まず、自宅からUberで乗用車を呼び出す。アプリの配車要求ボタンを押すと、すぐに電話が掛かってくる。配車されるドライバーからで、こちらが外国人とわかるとちょっととまどったようだが、配車要求した場所を確認したかったのと、乗客の数を知りたかっただけのようで、こちらから住所番地を復唱して、「1席か?」という質問に「そうだ」と言ったら「OK」となった。車は呼び出しから1分ほどで自宅付近に到着した。私の自宅周辺は外国人が多く住んでいるので、Uberの利用者も多いのだろう。たぶん、複数の車が周辺で待機しているものと思われる。
現れた車は新しいKIAのMORNINGだった。あくまで普通の乗用車でタクシーメーターなどは無い。乗車すると目的地を確認してくるので、それに答えながら出発する。普通に穏やかな運転で走っていくが、運転手のスマホに目的地までのルートが表示されているからといって、何も話さなくていいわけではない。運転手は「ここの通りでいいか?」「もっと先かい?」などと聞いてくるので、それに応答しながら乗車する。目的地に着いたら「ここで止めて」と言って、スマホに表示される料金を現金で払う。同じルートをミニタクシーに乗ると料金は45000丼くらいだが、Uberでは34000丼だった。かなりお得だと言える。
帰りはバイクを呼び出す。ベトナムではUberにバイクもあるのだ。元々バイクタクシー(セオム)が存在するから、Uberにもバイクがあるのはある意味当然である。こちらも配車要求ボタンを押すとすぐに電話が掛かってきた。待っている場所の番地と通りの名前を確認して、2分ほど待ったところでバイクが迎えに現れた。ところが、Uberに表示されている車種とプレートナンバーが目の前にあるバイクと一致しない。アプリが「Airblade」と言っているのに「Wave」が来るというのは、車で例えるなら「カローラ」のはずが「ヴィッツ」が来たようなものである。
目的地を確認した後でヘルメットを受け取って被り、街の通りを走りだす。客用のヘルメットは新しいものだが、顎紐には汗が染みていて若干匂いがする。ファブリーズを携行したほうがいいと思う。また、外国人はベトナム人に比べて大柄なので、バイクがかなり苦しそうになる。そろそろと走るのでタクシーより早く着くわけではない。また、交差点で止まるとさすがに暑く、汗がダラダラ流れてくる。走ってさえいれば快適なのだが・・・。
バイクでも適宜「そこを曲がって」「ここで止まって」などと指示しながら自宅周辺に到着した。料金は22000丼で、同じ距離をタクシーに乗った場合の半分以下である。金額にすれば100円ほどの差に過ぎないが、回数を重ねれば大きな差になるだろう。天気がよければ、Uberバイクはなかなか使い勝手がよい。今後はタクシーを使わず、Uberを積極的に使ってみようと思う。
私はバイクや車の運転が好きだが、ハノイの街中を走るのは決して楽しいものではない。バイクは遠乗り専用と割り切って、ふだんはUberやバスを使うというのもアリだと思った。
Posted at 2016/10/22 16:46:38 | |
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