伊吹山は標高こそ1377mと高くないが、休火山である独特の形や、地形的
や気象などの観点から、地元では存在感のとても高い山である。
裾野には採石場やスキー場がひろがり、眺めのよさや草花の多さなどもあり
登山者も多い。
スキー場は、近年の雪の少なさからかいよいよ廃業するようだが、登山の足
として麓から三合目までのゴンドラは、春から秋まで運行している。
さて、現在なまった身体をリハビリ中なのだが、下り膝爆弾を持っているので
眺めのいい三合目まで登って、下りはゴンドラで降りるという超卑怯な作戦を
考えた。
片道1.5時間と聞いたので、運動量的にも丁度よい!
朝8時すぎに家を出る。1時間はかからない。
伊吹山の麓は、古い集落と民宿である。駐車場は、今時民家の前!
平日なのに、呼び込みのじーちゃん、ばーちゃんがいるw。
ゴンドラ乗り場のそばは1000円で、離れた所は500円のようだ。
平日で客はいない。近寄っておばーちゃんに聞いてみる。
『500円にならない?』
「いいよ~」
わりと近い所である。
靴を履き替えて、出発する。
三ノ宮神社の脇を通り、多くの人が行き交った登山道を登る。
近年はゴンドラを使う人がほとんどだが、静かな林の中の道は気持ちいい。
・・・と言ってる間もなく汗が噴出し、Tシャツ1枚となる。息こそ上がらないが
首のあたりまで動悸が上がってくる(笑)。
30分ほどで、広い草原に出る。
パラグライダーの人がぱらぱらいるが、登山道は草原のわきを真直ぐ登る。
振り向けば、山すその町や田んぼ、長浜辺りの市街、霊仙などの山並みに
霞んでいるのが残念な琵琶湖・・・すばらしいパノラマが見えてくる。
少し水分補給した後に、鳥居を探したり近道に失敗したりと、無駄に体力を
消耗する(笑)。
草原は日差しがきつく、秋とはいえ少しうらめしい。
三合目への登りは、林の中を入ったり出たり。
気にしなければ見落としてしまうが、小さな花があちこちに咲いている。
花に集まる、蜂のようなアブのような小さな羽音が刺されそうで恐いが、じき
慣れてしまう。
草原で遊びすぎたのか、左膝が痛くなってきた。何とかだましだまし登る。
ススキが増えてきたら、三合目でした。
広い緩やかな斜面を、さらに上にいこうとススキが道を開けて呼んでます。
この時期のススキは、まだ青くて柔らかいです。
伊吹山の上の方は、雲がかかってました。
丁度、中学生ぐらいの集団がゴンドラで登ってきて、上へ向かってワイワイと
歩いて行きます。
少し膝を引きずりながら、下りのゴンドラに乗ります。
登りは一時間半でしたが、帰りは10分。
8台ぐらい停めれる駐車場で、レガがぽつんと待ってました。
ほっとする瞬間です。
すごく久しぶりの伊吹山でしたが、中々楽しかったですよ。
↓一応フォトギャラ!
Posted at 2005/09/29 20:00:40 | |
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軽スポ | 日記