新しいフーガに付いては、大きい小さいは別として、単純にクルマとして眺めて時、僕は正直個性があり美しいクルマだと感じた。
今年の夏に、北米で INFINITI M として画像を見たとき、懐かしい330セドグロを思い出した事を以前ブログしたが、
風雅 新しいフーガを見て330を思い出したのは僕の幻影か?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/14688874/
現代のフーガは、線に頼るのではなく面の張りや、フロント・フッド・フォワード、キャビンリヴァースの、まさにロングフッド・ショートデッキの典型的なデザインをまとっている。
外観ばかり論じてきたが、じゃぁ中身はどうか?ちょっと覗いて見ようと思う。
先代のフーガは、タクシーにも大量に使用されている事からも分るように、背の高さも手伝って、室内はルーミィで広々としていた。新しいフーガで心配だったのは、その大胆なエクステリアによって、過去のそれこそ、330セドグロ辺り見られた、閉塞感があるのでは・・・と思っていたが。。。
まずはフロント・ドライヴァース・シートに腰を降ろしてみると。
広々ではないが、必要にしてかつ十二分なスペースが確保されている。
幅の広いセンターコンソールで心配だった、足回りに付いて、広々とは行く無いが、必要にして十分なスペースが用意されていた。X-Car は、ここが狭くてちょっぴり窮屈な印象があるのだが、新しいフーガはペダル配置は、FRならではの素直な位置にあるし、足回りのスペースも余裕があるので運転がラクそうである。
そして、この手のクルマに一番大事なリアシートの居住性だが、
若干フロントシート下へのアクセスが窮屈か・・・
フロントシート下のスペースは、リムジンでもない限り、リアシートに座る住人としては大切なファクターとなる。
具体的には、リアシートに座り、スッと足を出した時に、フロントシート下に足先が潜り込まなければ、意外な程狭苦しさを感じるモンなんだが、フーガの場合、フロントシートレールの間隔が意外に狭く、さらにシート下の上下高も少なめなので、自然に足先が・・・とは行かなかった。
まぁ、もともとガタイがでかいので、それが即、狭さには繋がらないが、フロントシート下がもう少し豊かなら・・と思った事は事実である。
僕がV36スカイラインに始まった、このプラットホームで嫌いなのがBピラー根元の位置だ。
相変らずBピラーの根元が乗り降りに邪魔である。
V36ほどでは無いが、やはり、まだBピラー根元の位置が後退しており、乗り降りの時に、背の高いサイドシルとも相まって
邪魔 である。
僕の様な旧来の足の短い日本人体型でも、Bピラーの根元が足先に絡んで乗り降りがスムーズにスマートに行かなかったのは残念でしょうが無い点だ。
逆に意外に良かったのが、リアドアの開口部形状で、妙にリアドアの開口部を斜めに引っ張っていないので、ドアの実質的な開口面積が大きく、狭い場所でも乗り降りがし易かった。
ショルダーラインから上のリアドアの開口部形状も、立ち気味で、頭がスルリとまでは行かないが、少々乗り降りのアクションが大きくなりがちな、足先とは異なって、意外に上半身の動きが少なく出来、腰から上の乗り降りは、なかなかスマートにできる。
頭上および感覚的な広さ感だが、
頭上空間は、ルーフがちゃんと伸びて快適だ。
頭上を見ると、ルーフがちゃんと伸びており、光による放射熱に関して十分に遮蔽でき合格点だ。
ウエービーなショルダーラインによって、窓下端の位置が相対的に高くなっているので、内装色によっては、クルマの幅広さを考えると、圧迫感があるなぁ・・・と感じる恐れがあるのではと感じた次第だ。
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Posted at
2009/12/23 23:49:56