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2015年04月29日

孤高 ブルーバード510の隠れグレード「SPORTS」を知ってるか。

孤高 ブルーバード510の隠れグレード「SPORTS」を知ってるか。  今でさえ、ブルーバード510は名車の声が高いが、販売されていた当時は、確かに評価は高かったが、ライヴァル 「コロナ」 を打ちのめすまでには至らなかった。

逆に、増え続けていた女性ドライヴァーには三代目コロナの方がエクステリアデザインや、さらにブルバードより柔らかい内装のデザインが好評で販売台数ではブルーバードが苦戦していた。

 おかげで販売の現場からは、色気が無いとか豪華さが足りないなどと、七つの新メカニズムや、独逸車に倣った質実剛健なインテリアが攻撃されて、大いに開発陣を落胆させた。


セダンにハードトップ、日本初のハッチバックとボディヴァリエーションと柔らかいデザインが女性の支持を集めた。

そんな販売的に苦戦の続く510ブルーバードも、ただ黙ってコロナの進撃を拱いていたのではなく、次々に内装などのカラーコーデネイトやエクステリアの変更、グレイドの追加などで、ライヴァル コロナ の追い落しを図っていた。

開発陣が驚いたのが、カラーリングの追加で販売台数が一気に増えた事だ。


サファリラリーでの活躍からインスパイアされて登場したボディカラー「サファリブラウン」がブルの販売台数を押し上げた。

サファリラリーでの活躍は、日産のみならず日本車の耐久性や高速性能を世界にアッピールしていたのだが、サファリでの乾いた「土」の色からインスパイアして「サファリブラウン」という茶色を、ボディカラーに追加したところ、販売台数が大幅に伸びたのだ。

 開発陣には、世界に通用する技術的なアドバンスがあれば、販売でもコロナに勝てると踏んでいたのだが、まさかボディカラーひとつで、ここまで販売台数が変わるとはと考えを新たにするのだった。

 ボディカラーもそうだが、グレード展開にもひとつのエポックがあった。それは、スポーティな車種が欲しいが、SSSのSUツゥインカブレーションまでは要らないが、そこそこスポーティなモデルが欲しいという声である。

 そんな声に押されて登場したのが、ブルファンでも知名度が低く、ある意味幻の510と言われる 「SPORTS」 というグレイドである。

「SPORTS」の概要は、極端に言えば外観はSSS比で、「砲弾型ミラー」⇒「平型ミラー」、内装は「ウッドタイプ・スリースポーク」⇒「ツゥスポーク」、エンヂンも「ツゥインカブレーション」⇒「シングルカブレーション」になっていた。

しかし、前輪ディスクブレーキやタコメーターは装備として残されたので、ある意味でツウ好みのモデルとして一部で人気を博した。

 こうした追加や変更を加えながら、コロナとの一騎打ちを演じていた510ブルーバードだが、1965年の後半からはコロナの快進撃が始まり最後の最後まで、優れたメカを満載した世界基準のクルマを作ってもライヴァルに勝てないというジレンマを抱えたまま、コロナの豪華さとエクステリアのまろやかさに影響を受けた、迷走の「ブルーバードU」の登場を迎える事となったのであった。
ブログ一覧 | ブルーバード | クルマ
Posted at 2015/04/29 15:21:37

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この記事へのコメント

2015/04/29 18:12:21
こんばんわ。

コロナとブルーバードの販売台数の件ですが、手元に1969年のCG誌があり巻末の登録台数欄を見てみると、1969年7月はコロナ22,228台に対し、ブルーバード17,869台と確かにコロナの方が販売的には上ですが、この表をよく見てみるとコロナにはマーク2(この頃は初代)の台数も含まれていますから、510とバリカンコロナ(除マーク2)だけの闘いだと販売的にはどちらが上だったのか興味ありますね。
コメントへの返答
2015/04/29 21:34:26
こんばんわ。
そうなんですね。マークⅡとの関係は、ブルーバードの主管であった「太田昇 氏」も著書で触れていて、
「昭和43年12月登録では、コロナの名が付くマークⅡも合わせた登録台数が二万台となり、コロナがベストセラーになった。しかし、翌44年5月の国内登録ではコロナ、マークⅡ連合に対して、ブルーバードと別ブランドであるローレルを加えると、ほぼトントン。
さらにスカイラインを加えるとコロナ、マークⅡが16.3%で、日産三車連合軍が19.2%で日産の小型車優位は明らかであった。
しかし、コロナとブルの直接ブランド対決になると、コロナにはマークⅡが含まれるので前出の通り「16.3%」であり、ブルーバード単一では「12.5%」になってしまい、あたかもブルが負けている様にしか見えなかった。」
と述べています。
プリンスとの合併で、追浜の車種として開発されていた「ローレル」が、村山の生産車種となり、販売の扱いもプリンスになってしまったので、別車種になってしまい、元々、大田氏は「ローレル」単独では無く、「ブルーバード」の上位車種として、「ブルーバード・ローレル」を想定していたのでやりきれない思いをしていたそうです。
2015/05/03 00:09:24
 ダイナミックシリーズ(GL?)は知っていましたが、こんなシリーズもあったのですね。レビン/トレノにもJがあったくらいですから、その後の「VG20E搭載グランツーリスモ」的な需要は、昔からあったのかもしれません。

とある本で、「ブルーバードの全輪独立懸架をコロナのワイドホイールが破った」とあったのですが、それは次のシルエット'70のコロナですか??
コメントへの返答
2015/05/04 08:24:31
記憶が正しければ、この代のコロナもホイールハウスの懐が深くて確かに大き目のホイールが入りましたが、幅広ホイールが履けるので販売台数が上向いたというハナシは間違いだと思います。
例えばラヂアルタイヤの標準装着率が高いであれば、当時は純正でラヂアルタイアを履いていないと車検に通らなかったので、それはそれは憧れの装備でしたが、正直、タイアの幅、もっと言えばホイール幅なんて一般のユーザーなんてまったく無関心でした。
トヨタが日産に対して販売的なアドヴァンスを持ったのは、あくまで分かり易い、「見た目」、「装備の充実」、ヒエラルキーを刺激するラインンップの構築だったと思います。
確かに、一部の評論家やスポーツカー好きの連中には、トヨタ車はホイールハウスが深いからなんて会話がありましたが、まだまだ一般のユーザーには理解が出来ない世界だったと思います。
そうした一般ユーザーの未熟なクルマの知識を利用して、「アルファのスッドはスバルff1をコピーして作った」なんていう間違った情報を流したり黎明期の評論家にはとんでもない方がいらっしゃって大いに問題ですね。
この時代のクルマへのコメントも最近は酷いのが多くて、この先どうなるんだろうって心配になりますね。
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