最近のタイアは、どれもこれも似たようなモノばかりでと、タイアにも個性を求める向きには、現在の国産のタイアは正直面白みという点では物足りないだろう。
確かに、ウエットグリップや低抵抗という点では、恐らく海外のメーカーは太刀打ちできないくらいの進化を遂げているが、いやタイアにも個性が欲しいという、根っからのクルマ好きや、自分の持ち物に拘りを持つドライヴァーには、なにか他には・・と思うに違いない。
そうなると、海外ブランドに目が行くのだが、せいぜいミシュランやピレリくらいしか思いつかないのが正直なところだろう。
安けりゃいいという古典的なドライヴァーには、素直にアジアンタイアを勧めておこう。
そんな中、僕が目を付けたのが コンチネンタルだ。
実は僕とコンチネンタルの出会いは、30年くらい前の学生時代で、当時は外車に乗っている連中は本当に少数派だったのだが、友達の一人に、 ゴルフⅠ の実に綺麗なグリーンのボディカラーのヂィーゼルに乗っていたのが居た。
まさに友人が載っていたゴルフ・ディーゼルがこの姿。グリーンのボディカラーに1.6 L のディーゼル・ターボエンヂン。操縦性も動力性能も軽快だった。
当時は僕も外車に乗る機会なんて絶望的に無く、彼がたまに ゴルフⅠ のスティアリングを握らせてくれるのが実に楽しみだった。
とにかく当時の国産車のFWDは、どれもこれも頑固なアンダーステアで、安定性は抜群なんだけど、山坂道で楽しい・・というシロモノではなかった。
それが、どうだ、ゴルフⅠは、とにかくよく曲がり、適度にタックインしてくれるので、山坂道の登りはアンダーパワーでどうしようもなかったが、これが下りになると、ハイパワーの国産車をドヤドヤと追い回して遊んだものだった。
そんな ゴルフイⅠ が履いていたのが コンチネンタルだった。
まだまだバイアスタイアが幅を利かせて、ラヂアルタイアまでは要らねぇよという時代で、ようやく国産タイアにもラヂアルタイアの波が押し寄せてきた時代だ。
当時のラヂアルタイアのCMで印象的なのは TOYO Z ラヂアルかなぁ。なぜか阪神の掛布さんがイメジキャラクターだった。
そんな中、それまでのバイアスタイアの延長の様なパターンの BS RD207 や ヨコハマ の GTスペシャル に魅力を感じず、
回顧 BS「スーパーフィラー」って知ってますか!??
→ https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/8825524/
初めて聞いた コンチネンタル の響きにずいぶんとノックアウトされたもんだ。
実際に乗っても剛性感があって、学校近くの山坂道を勢いよく走ってもスキール音が聞こえるのがずいぶんと後で、 「やっぱり外国のタイアはええなぁ」 と思ったものだった。
じゃぁ買えるかというと、
1980年代の雑誌の広告。この頃はまだコンチネンタルは日本では無名のブランドだった。
この頃のコンチネンタルは、なんと!ヤナセでしか売ってなく、財布の中身が絶望的に軽かった僕には手が出ないタイアだった。
それから、しばらくして国産タイアも頑張ってくれて、最終的には
ブリヂストン 310TURBO を履く事になった。
どんどん国産タイアも良くなって、僕の記憶から コンチネンタルは擦れてしまったのだが・・・・
ブログ一覧 |
タイア | クルマ
Posted at
2017/05/20 07:48:33