カレスト座間でのGWの企画で、レグノGRVの試乗というなかなか普通ではお目にかかれない企画をやっていた。
タイアの購入というのは、カタログやCMの謳い文句とか、クチコミが頼りになるのだが、こうして実際に乗って確かめて・・というのは、ユーザーにとって有り難い企画だと思うのだ。
当初は、スルーするつもりだったが、なかなかお目にかかれない企画という事と、カレスト座間内の喫茶コーナーでドリンクが一品サーヴィスされる・・・という二重の恩恵を目の当たりにして意を決した・・という訳だ。
さてさて、試乗のやり方だが、二台のE51エルグランドが用意されていて、一台には・・・何をいわんやの「Sneaker」が、もう一台には最新の「レグノGRV」が装着されていた。
これを交互に乗って、静粛性や操縦性の違いを確かめてみてくれ・・というなかなかイキな試乗会となっていた。。
まぁ、Sneskerをエルグランドに履かせるなんて、ダメタイアの悪いところを強調させよう・・という魂胆丸見えなのだが、改めて、重量級のクルマとのマッチングの差を感じる・・という発想で触れてみることにした。
最初は僕が試乗する気だったが、生憎運転免許証をクルマの中に忘れてしまって、ここは忍びがたきを偲び・・もどきさんに運転をお願いして、僕は静粛性に一番差が出るサードシートに乗ることになった。
まずはSneakerで走り出して感じた事は、とにかくクルマの挙動が落ち着かない事だ。
単純に車道に出ようと、ちょいとスティアリングを切った時、交差点で曲がる時、なにかゴムをこね回すような、車体と実際の動きのタイムラグ・・妙な遅れが気になった。
これをゆるいコーナーを抜ける際になると、さらに車体が右に左に揺れて、サードシートの居心地は悪いっていうレヴェルではない劣悪なものだった。
静粛性も路面の荒れた所では、グォ~ゴォ・・というノイズが高まり下手をすると前席の住人との会話が成立しなくなってしまう。
途中から運転をみやこしさんにバトンタッチして、最初の試乗を終えた。
次に「レグノGRV」を履いたエルグランドに乗ってみたのだが、いやぁこれが出だしから違う、発進時のゴニョとした妙な動くが無くなり、交差点でもドライヴァーが回しただけ、ちゃんと車体が着いて来る事がサードシートからも分かる。
何よりも、僕が酷評したレグノの静粛性が、このGRVではハッキリと分かる。
印象 レグノGR7000と長く付き合ってみて・・
http://carlife.carview.co.jp/User.asp?UserDiaryID=1503644
路面の良いところでは、殆どロードノイズらしいロードノイズを感じる事が無く、路面の荒れた場所でも、はるか遠くでグゥオー・というノイズを確認するに留まった。
しかし、いい事ばかりではない、もともとレグノはある程度重量のある車種にターゲットを絞って作られているのだが、さらにミニヴァン対応という事で、かなりサイドウォールが締め上げている事が乗って見ててきめんに感じる事となったのだ。
ミニヴァンらしからぬシャープなハンドリングと引き換えに、かなり路面の凹凸に素直になるのだ。
僕は締まった感じがして好感が持てたのだが、人によってはゴツゴツと取られかねないフィーリングである。
これはもしかしたら、重量の軽いクルマに履かせたら、乗り心地ばかりがハードになって、静粛性ウンヌンではなくなってしまう・・とも感じた事は事実だ。
どこのラインからが乗り心地が悪くなるかと言われれば、エルグランドで多少乗り心地がスポイルされた・・という事がGRVの選択のキーポイントになると思うのだ。
それにしてもクルマの試乗は当たり前だが、タイアの試乗とはまさに的を得ている好企画だと感心した。
必ず一台は・・とは難しいかもしれないが、比較的大きな店舗には、こうしたタイアの試乗車が用意されればかなりタイアの選択に誤った・・なんていう不幸なドライヴァーが減ると思うのだが。。。
久々に有意義な企画で盛り上がったカレスト座間でのヒトコマであった。。
レグノGRV公式HP↓
Posted at 2006/05/04 18:46:11 | |
トラックバック(0) |
タイア | クルマ