今日は「富士GT決勝」に行くぞぉ~とチケットを握り締めていたのだが。。。。。
土曜日の夜、急な電話が鳴り、
「緊急災害訓練に参加セヨ!」
との公の機関からの司令が。。。
朝八時、近所の学校へ馳せ参じたという次第だ。
GTのチケットは????泣く泣く後輩に
「タダ!」 で譲渡。彼曰く、今日は「徳小寺様」が神様に見えると。。。(大泣!)
前日までの暖かい気候が嘘の様な「厳寒!」ヘルメットを被りマズ最初の訓練は、
「心肺蘇生」と「AED」の実践。
マウスツゥマウスで二回人工呼吸を行い、30回俗に言う「心臓マッサージ」・・・これを繰返す。
「徳小寺 無恒さん、押えすぎですよ。。逆効果・・・」とチェックが入り、やり直し。
次ぎに「AED」なんだが、これは簡単!「AED」本体が手順をアナスンスするのでその通りに行えばOK。
パッドを貼る場所が濡れてないか等に気をつければ良いという事も学び、よいよ次は若干の力仕事だという事で屋外に移動すると・・・
マズは汚水溝の「マンホール」を開ける様に消防隊員から指示があったのだが、いやぁ・・・マンホールの開け方にコツがあったなんて知らなかった!!
ここでは安全上の問題で詳細は言えないが、ある器具を使いマンホールを○○し、××し、よっこらしょと▲▲するとパッカリ汚水溝が丸見えになった。
「50~60CMの直径のマンホールに対応できます。。」という事で、なにやら四角い穴あきプレートを、マンホールの穴に置き・・・
次ぎに組み立て式の便器をセット
その上に専用のテントを張ると
「簡易トイレ」の完成と相成った。
もちろん、これをセットできる場所は限られるが、過去の災害で簡易トイレで、多くの人が利用して、タンクが満杯になって利用できない・・という事はなさそうである。。。
大いに感心した後は、25Mプールの脇で「浄水器」を使ったプールの水の飲料水化を体験。
機器をセットして、処理された水の「PH」などを試薬でチェックして実際に飲んでみる。。。美味くはないが、イザと言うときには「水は命の源」、有り難いと実感。
そして最後には、ガレキなどを車椅子で移動する際に乗り越える訓練を実施。
凹凸の乗り越え方、坂の登り方降り方・・・これは、災害でなくとも大いに参考になった。
そして、車椅子というある意味無駄の無いデザインや構造のひとつひとつが大切であるという事を始めて知った。
前輪を持ち上げる為の出っ張り、車椅子自体を持ち上げる為の躯体の取り回し・・・如何に街で車椅子を見ていながら不明であった自分を思い知った次第である。
ここで半日が過ぎたのだが、備蓄用の米を使って炊き出しを行い
ライスカレーが振舞われた。
何枚も着込んで、防寒着を羽織っても寒風吹く真冬日であったが、普通では体験できない貴重な時間を過ごせた。。。その時・・・携帯が鳴った。
「いやぁ・・GTよかったすよぉ~カルソニックGT-Rが・・」
その瞬間携帯を切ったのは言うまでも無い。
来週末、彼に会ったら少しばかり・・・(以下自粛)
話はそれたが、もちろんGT決勝に行けなかった事は断腸の思いだが、それ以上に貴重な体験ができたと思う。
また機会があれば、何某かのこうした訓練に出向こうと思う。
Posted at 2008/11/09 20:06:38 | |
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