よいよ ウォッシャータンクの交換作業が始まった。
フロントフェンダーの内側に密かに!?隠されたウォッシャータンクを交換するには、まず、タイヤを外して、ホイールインナーを分解する作業からスタートする。
BX-Car を多く扱っているショップと言う事で、作業はサクサクと進んでゆく。
BX-Carのフロントフェンダーは二分割になっていて、前側は単純にM8のネジと大き目のプラナットで固定されているが、後ろ側は、ピンを押し込む厄介なスナップが三カ所あり、ディーラーでは、この固定スナップは使い捨てにしているのだが、貧乏性でDIYを楽しみにしている身としては、毎回分解するたびに、スナップを手配していたのでは堪ったモノでは無い。
そこで、つまようじの様な細いピンを押し込んで、スナップを再利用するのだが、袋状のフェンダーの中に落ちるので、これがなかなか見つからない!
ところが、ここでは数多く、こうした「治療」を行っているので、細いピンの、だいたい落ちる場所が分かっていて、落ちたピンの捜索に時間がかかるとか、最悪無くすという事が無いという事であった。
インナーさえ取れれば、あとは迷宮に嵌った、タンクを引っ張り出すのみ!
あぁやって、こうして、ここを・・とタンクを引っ張り出すのだ。
引っ張り出されたタンクはこんな感じで、
まったく扁平な形状でありながら、欧州車の常で6L以上のウォッシャー液を飲み込むことができる!
これを図面で見ると、
さらに、この扁平なタンクにポンプが装着。さらにヘッドランプウォッシャーがつくとポンプがもうひとつ・・・
今回の、ウォッシャー液漏れの原因は、やはり、ポンプ付け根の部分からの漏れだったのだが、念の為タンクASSYで交換をした。
さてさて、せっかく色々なクルマが並んでいるのだから、時間が許す限り眺めてみようと見渡すと、ALPINA が止まっていて、ホイールのセンターキャップが開いているではないか!
コイツは1995年か96年からの「StylingⅡ」というタイプで、このタイプからエアーバルブがセンターキャップ内になった。
一見すると、どれも同じように見える「ALPINA」のホイールなんだが、これは「StylingⅡ」というタイプで、この 「StylingⅡ」 から、エアーバルブ がリムから、センターキャップ内に移動したエポックメイキングなホイールだ。
リムからバルブが消えた事によって、デザイン上もスッキリとしたし、少しでも重量物が中心に近づけば、バランスも出やすくなる。
このバルブからスポークの中に鋳込み穴があって、タイアに空気が入る仕組みなんだが、バルブから空気が漏れた場合・・・バルブ単体で交換できないので、ぶつけたりしない様に注意が必要だ。
そして ALPINA ホイールのもう一つの特徴は、
脈々と受け継がれるALPINAの哲学。スポークの数も20本と決められている。
初代の 「StylingⅠ」 から、スポークの数が 「20本」 と決められている。
これは、ALPINAいわく、スポークが20本だと、応力の分散が適度で強度も強く、真円度も出やすいという哲学からなのだ。
これは形の違う 「ALPINA」 もそうで、
現代のALPINAホイールも、スポークの数は「20本」を守っている。
ちゃ~んとスポークの数が「20本」という拘りなのだ。
そんなALPINAの美学に触れながら作業も完了。別に走行性能や操縦性に関わる部分を変えた訳では無いのだが、
走行性能などに関わる部分をいじった訳でもないのに、なんだかクルマの機嫌が良い様に感じてしまうのだ。。。
なんだか、クルマの機嫌が良い様に感じて、何時もの道も気持ちよく走れてしまう。
まったく「親馬鹿」なんだろうが、そうした機嫌が分かってしまう(そんな気持ちにさせてくれる)クルマというのも、BX-Carの楽しみなのかもしれない。
後は、エンジェルアイのバルブの交換を・・・はまた後日。
Posted at 2014/09/16 02:14:19 | |
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