意外に知られていないのだが、相模原には「鰻」の隠れた名店が点在するのだ。
昨年紹介した、創業昭和44年の
うなぎ宮川 も、一見すると頑固そうな、親父さんと女将さんが切り盛りする古くからの名店だったが、今回紹介する
うなぎの「うな鈴」 も地元で愛される ウナギの名店だ。
この
うなぎの「うな鈴」 なんだが、まさに住宅地のど真ん中に突如として現れる!という感じで、最初に訪れたときは、「えっ!こんな住宅地に!?」と誰もが思ってしまうという。
幹線道路から2本入った住宅市内に突如現れるという感じの場所だ。
店の前に4台分の駐車場があるが、最近の日本車だと確実に20cmは道路にはみ出してしまうのだが、店の前以外にも4台くらい止められる別位置の駐車場も用意されている。
まぁ地元の人が多いのだろうか、歩いて訪れる人も多い。
それでは店内に入ってみよう。入り口を入るとテーブル席が4~5卓だろうか用意されて、その奥には、座敷があって、座敷卓が8~9席置かれている。
メニューは
「うなぎ料理」と大きく書かれているメニューの表紙。期待が増してくる。
「うなぎ料理」と大きく書かれた表紙をめくると、
うなぎ高騰によって、メニューは大幅に集約された。
特上しかない「うな重」に、うな丼、そしてかば焼きなどの単品がそぞろそろっている。
大きな声で言えないが、実はここの「ジャンボ・エビフライ定食」は半端なく美味で、「鰻を食べに来たのに、つい・・・」という事があったことは内密に願いたい。(笑)
特上の「うな重」は、静岡産国産ウナギ一匹と半分がのっかっており、ご飯も重の8分目くらいまで盛られて、見た目以上のボリュームがある!!
タレは関東の鰻屋にしては珍しく、濃くなくウナギそのものの風味を引き立てる絶妙なもの。
メインのウナギの焼き加減が、また絶妙で、どうしたらこんなにふっくらと焼けるんだ!?と思うくらいふわふわで、薄口のタレと相まって、ウナギ本来の旨味が口に広がる。
「鰻重」は、ほかに、肝いりの吸い物に、香の物、さらにサラダがついてくる。
私はこんなに食べれないわ・・・というご婦人やお子様には、ウナギ一匹が入った「うな丼」がおすすめ。
少ないとはいえ、ウナギ一匹に吸い物、香の物と充実した「うな丼」
こちらは、少ないとはいえ口の広いどんぶりに、ウナギ一匹がのっかっており、それに肝いりの吸い物と、香の物がついてくる。
派手さはないが、昔から地元に根差して、ウナギの高騰にも負けず、筋が一本と負ったウナギを提供してくれるお店が減っている中、こうしたお店はますます基調になってきたような気がする。
ウナギなんて、半分の値段でコンビニとか牛丼屋で食べれるから、ここに来なくてもという声も聞こえるが、いやいや、ここで本物の職人が裁いて、焼いたウナギを食べたら、こうも違うものかと愕然とするだろう。
うなぎ宮川 もそうだが、こうしたお店に通うって、決して、サービス満点とか、チェーン店にはかなわないが、見せかけのサービスより、目に見えない「おもてなし」も同時に味わってほしいと思う次第なのだ。
美味しい鰻をつつきながら、家族で団らんしていると、あっという間に時間は過ぎ閉店間際まで居てしまった。
Posted at 2016/07/29 21:29:43 | |
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