T-racing S660(MT)専用オイルクーラーキット  

オイルクーラーキット、付けてみました。
ブログのほうにも書きましたが、油温が
街乗りで102度にまで達すること判明した
ため、予定を前倒ししての装着となりま
した・・・。

キットは大阪のT-RACINGさんオリジナル
ですが、使用している部材はちゃんとし
たもので、コスト重視の怪しい大陸製で
はないのが安心ポイント。
（基本キノクニという会社の製品を使っ
て製作されてます）

キットですので、S660に取付けるための
ホースはもちろん、ステー、導風板まで
込みになっています。
踏んだり蹴ったり・・じゃなくて、至れ
り尽くせりですね。

もちろんパーツは全て個別に購入するこ
とができるものばかりなので、ステーや
導風板などすべてをDIYで作れば、部品代
としては定価の半額くらいでできるかも
しれません。
が、ピッタリサイズのホースや、強度の
あるステー等々を用意することを考える
と、この価格はバーゲンプライス間違い
ないです。決して高いものではありませ
ん。
DIY大好きで多少の苦労は気にしないぜ！
というポリシーのお方でも、モノがオイ
ルがらみですので、部材の選択ミス、は
たまた取付けミスは命にかかわる事故に
つながりますので、キットで購入するこ
とをおすすめ致します(^^;
取付けはDIYでも大丈夫かと思いますが。

【効果】
MyS6では15度以上温度が下がる効果が得
られました。
これで街乗りで88～92度で保てますので
理想的な温度になりました。
ただ、サーキット走行時はこれでも流石
におっつかないので、120度は超えてしま
うんじゃないかと思いますので、オイル
の交換頻度は今まで通り変わらないと思
いますが・・・。

ほぼノーマル仕様な車両では常時80度く
らいになり、オイルの最適温度を大きく
下回ってしまうことになるので、大枚は
たいて付けることはないと思います(^^;

【欠点】
クーラーコアとホースにオイルが流れる
わけですので、その分オイルの量が沢山
必要になります。
今回付けたコアは700ml入り、ホースも
1m以上ありますので、合計で1Lくらい
ノーマル状態より余分に必要になります。
が、オイルの量が増えること自体は冷却
面から考えると良いことですが、問題は
交換時。オイルパンのドレンボルトから
抜くだけだと、オイルパンより低い位置
にあるホースとコアのオイルは抜けてく
れません・・・。
つまり通常の交換手順では全量交換する
ことが無理・・・。
全量交換するには、都度コアを外して直
接ぬく手間が・・・。
或いは、交換、始動、交換、始動、交換
と３回くらい交換してやれば、全量とま
ではいかないまでも、概ね換わるかな？
というところ。いずれにしても工賃なり
オイル費用が馬鹿になりませんので、実
質無理ですよね。
ここが最大の欠点と言えるでしょう。