2016年10月10日(日)。
神代植物公園の秋のバラフェスタに。
春バラの華やかさに比べると秋バラは
なぜか寂しげで彩りの浅い印象がある。
果たして、フェスタは前々日から始まったばかりであり、
【1】
開花を迎えた花数はまだまだ限定的だった。
【2】
咲き始めた個体、既に萎みかけのもの、
【3】
最盛期を迎えた花にはない独特の寂び感を醸す。
【4】
今回はこうした花たちを中心に淡々と撮影し、
【5】
花の雰囲気に合わせて現像時に彩度を落とす作業を加え、
【6】
曖昧で朧ろげな画も幾枚か加えてみることにした。
【7】
バラは特に、四隅の揃ったピント面のシャープな画が好きなのだが、
【8】
時として被写体の持つ柔らかな特徴を包むように、
【9】
ソフトと言うか揺らいだ空気までも再生するような、
【10】
あるいは何年も前に撮ったフィルム写真をふと見つけたような、
【11】
そんな出来を目指してみても良いのかも知れないと思った。
【12】
もちろん直ちにそんな器用なことが出来るとは思わない。
【13】
今はただ、とにかく画の幅を広げていけるよう、
【14】
失敗しながら繰り返し繰り返し、
【15】
チャレンジしていくしかないように思う。
【16】
今回観たバラたちは、
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まさにそうした気付きを与えてくれたわけで、
【18】
もしかしたら春バラ以上の鮮やかな一面を、
【19】
その清楚な花芯に人知れず靭く秘めていたのかも知れない。
【20】
秋のバラは、冷たい朝の空気を薄く纏って、
【21】
淡く優しい香りを辺りにゆっくりと広げていた。。。
【22】
※Canon EOS 5D MarkⅣ Canon EF 100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
(了)
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Posted at
2016/10/19 06:44:28