2016年11月12日(土)。
相も変わらず写活の土曜日。
短い時間、葉っぱを中心に撮る。
(花編は次回まとめて掲載予定)
季節的にそろそろ都内でも紅葉が始まってくる頃。
【1】
少し早めに化粧を始めた葉を僅かに見ることができた。
【2】
葉先だけ色を変えるもの、全体がグラデーションになるもの、
樹全体が思い切り色づいているもの、一部の葉だけのもの。
【3】
いずれもこの時季特有の姿で季節の変化が視覚で捉えられる。
【4】
紅葉はどれも色彩豊かで鮮やかで目を奪われる光景だが、
これらは総て冬への旅支度で、最後の輝きだと再認識する。
【5】
赤や黄に染まる葉はいずれも乾いて触れるとかさりと音がする。
【6】
やがて枝を離れ地に落ち土に還る。
【7】
赤く燃立つその姿は、最後の命の結晶かも知れない。
【8】
多くの葉は青々として生気が漲っていた。
【9】
水分をたっぷりと含み陽の光を浴びた姿はしっとり肉厚だ。
【10】
見ている傍から1㎜ほど生長するような、力強さを感じる。
【11】
柔らかいのにグンと伸びる勢いを感じるフォルム。
【12】
光を取り込むために考え尽くされた葉の形状と全体調和。
【13】
そして葉脈の繊細で複雑な模様。
【14】
緑の葉を見ていると何だか元気をもらえるようだ。
【15】
ご存知の通り、葉は自ら発光などしない。
【16】
従って「緑」に見えるのは太陽光を反射しているから。
【17】
つまり緑のスペクトルを吸収せず跳ね返すため、
僕らの目には葉っぱが緑色に見えるということだよね。
【18】
太陽光を最も効率的に取り込むためには何色がいいと思う?
大方の予想通り、それは「黒」。
ということは、植物たちが最も効率よく暮らすなら、
葉や茎は黒であるべきものなのだ。
でも黒い森や黒い葉蔭での森林浴って想像できる?
【19】
因みに太陽光に黒いスペクトルはなく緑が最強の波長である。
最も強い=最も効率的な緑の光を反射してしまって、
植物たちは生きていることになるわけだ。
不可解な現象、不思議な選択だよね。
【20】
そう言えば、緑の反対色は赤だよね。
緑の葉っぱと紅葉の赤は、なるほど相性がイイわけだ(笑)
【21】
さて、武蔵野の紅葉はまだもう少し先になるだろう。
【22】
(萩の黄色い海!)
※CanonEOS 5D MarkⅣ Tamron SP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD (Model F017)
(了)
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Posted at
2016/11/25 21:00:26