白忍者＠イバラードのブログ一覧

いつもお世話になっている、長い付き合いのバイク屋へ。

初めは、エンデューロレースを始めたくて、店を挙げて参加したり
常連さんもよく参戦しているということも聞いて、通うようになりました。
エンデューロを止めた後は、店のハイスピードワインディングツーリングに
連れて行ってもらったり。
ようやく僕も乗れるようになったかな？と、恐くなく、
楽しくなってきたところです。
それなのにですが。

手放すために色々とパーツを戻し、試乗がてらしろー君に乗って店に行きました。
店長は一息ついたところで寝ちゃいました。
ほどなくして起きたところで話を切り出しました。

「ニンジャを売りたい。」と。

・・・（間）・・・んー？ええっ！！


しばし寝ぼけてたような反応のあとに、驚いた様子。まさに寝耳に水状態です。

僕があれだけニンジャにこだわって乗っていたのも理解してくれてたし（と思う？）
絶対にいつまでも、乗れる体である限り乗り続けると言っていたので、
ニンジャ＝バイクを降りるということがショックだったようです。（かな？）
一体何があったのかと。

事故や病気、老化でいづれ乗れなくなるのは仕方がない。
でも自分の意志や状況で、バイクを止めることはないだろうと思っていました。
ただし、一つだけ止める理由を持っていました。


恐くなったら降りる。


事故や違反は恐くないし、極端なことをいうと、怪我や死ぬことだって
嫌やけどさほど恐いとは、現実感がなくて感じませんでした。
つまり、今それが恐くなった。
家も犬も買い、守るものができたのです。

違反や事故によって仕事＝収入に影響が出たり、
シヴァちゃんの世話ができなくなることが、恐くなったのです。
バイクに乗るということは、捕まらなくても間違いなく交通違反の連続やし、
それが楽しくなっちゃった自分も恐い。

一昨年の某会ツーリングが最後になっちゃいましたけど、
一番楽しい走りができたような気がします。
あの「乗れてる」感じで終われて良かったんではないかと思っています。

もう２０年も経って、家のローンも終わり、会社も定年し、シヴァちゃんも死んで、
その時まだ乗れる経済力と、気力体力があれば、また乗るかも知れません。

今日は日中、ずっとシャッター開けてガレージに居ました。

シヴァちゃんは外のワゴンに繋いでいたのですが、
人通りもあるので、意外にもシヴァちゃんはご機嫌でした。
まあ、すぐ近くにお父ちゃんが居ると分ってたからやろうけどね。
（独りにされると啼いたり、寝続けてるもの。）

しろー君のボルトナットを外したり締めたり、
手持ちの部品を交換したりしてました。
珍しいですね、こうやって家でバイクいじりするのって。

・・・って、そのために高いローン組んで、立派なガレージハウス買ったんやん。

しろー君を買ってから、１８年。
メンテナンスだけでなく、初めから改造マニアな僕は、カスタムブームにも乗って
エンジン内部以外はほとんど、何度も自分で手を入れてきました。
しろー君の部品構成なら、ほぼ全て手が覚えている感じです。エンジン内部以外は。
カウルのパテ埋め、塗装なんかも、しろー君で覚えたようなもんだしね。

今回は遊ぶというか、作業は次々と片付いていきました。
いや、実は、部品一つ、ネジ一つ手に取って見る度に想いにふけって、
時間だけがどんどん過ぎていったんですけどね・・・。

なんだか、背中を向けたしろー君が、しろー君やないように思えてきました。
確かに、１年前からみどりになってるけど。


シヴァちゃんはと言えば、さすがにコンクリ床が冷たかったようです。
外に居るのも疲れたようで、いつもの２階に上がりたがります。



やっぱり２階の部屋の方が、安心して寝られますか。



寝返りうったり。



なんか幸せそうに寝とるな。



そこ、お父ちゃんの布団やねんけど。


シヴァを見てたら、寂しさも癒されます。