新品シリンダーブロックを用いてのエンジンのフルO/H＆ファインチューン②/（ピストン重量合わせ編）♪

今回はフルオーバーホールついでに、ピストン、ピストンピン、コンロッドそれぞれの各気筒間の重量を計測し、差があればそれを修正して新品ブロックに組んでいくこととします(･ω･)

塗料に硬化剤を混合させる際に使用している電子秤を用いて重量を計測します。

K6Aでは標準ピストンでもわずかな外径の大小によって２種類のピストンがあり（ピストン自身の上面に１または２の刻印）、そのどちらかを選定しますが、１番２番３番それぞれどちらのピストンを使用するかはシリンダブロック下面に３ケタの刻印があります。

使用済みブロックでは『２２２』ですが、新品ブロックも『２２２』でした。

したがって、使用済みブロックで一週間使用したほぼ新品ピストンももちろん３つとも『２』であるため、このピストンをそのまま使用することができます。

各計測結果は次のとおりです。

重量最大差は、

ピストン　　　３ｇ
ピストンピン　０ｇ
コンロッド　　５ｇ

でした。

最も重いものを最も軽いものの重量まで削っていきます。

いつもポート加工などに使用しているお気に入りのリューターです。

ピストンは裏側の強度が低下しないような部分を削っていきます。

コンロッドも同様に削っていきます。

各部品単体の重量合わせが終わったら、ピストン、ピストンリング、ピストンピン、コンロッドを組み、この状態で再度重量を計測し、組んだ状態でも重量が合っているかを確認します。

これをさらに新品ブロックに組んで、腰下の完成です(ﾟ∀ﾟ)

全ピストンを組んだ状態でも、クランクプーリーやフライホイール等なしでタイミングスプロケット部分を手で握って軽く回るほど、動きはスムーズです❤