2018年10月16日
CX-8で一番気になっていたBOSE。
最初の印象は、率直に「まぁ、こんなものかな」です。
全席での定位と、運転席での音質は間違いなくトレードオフの関係にあるので、これは仕方がないですね。決して良い音ではないですが、スピーカーに音が張り付く感じがなく前から音が聞こえるのは好印象です。そもそも全席で定位させて音質もそこそこって、運転席だけ定位させるより遥に難しいでしょうから。
ただ一点、どうしても気にいらないのが中域の安っぽい音。
低域の量感を出すためか、100ヘルツあたりするどいピークを持っているみたいで、これが低域の位相を回していて、高域のキラキラ感が出てないのが原因かと。
BOSEって前から「疑似重低音」ってイメージがありましたが、その通りでした。
対策としてまず、マツコネで低域を-4~-5にしました。これでも変な中低域がまとわりつきます。
これ以上補正しようにもマツコネにイコライザがないので、携帯のイコライザをかけて低域の位相を補正する方向で調整したところ、かなりすっきりしました。
これならずっと聞いていられます!
あとはデジタル特有のいやな高音が出てるから、対策したい。
(どうしよう。やっぱりアンプいじるしかない?)
結論
全席、自分と同じ音質で音楽を共有できる(できてるはず)って最高!
Posted at 2018/10/16 13:04:21 | |
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オーディオ | クルマ
2017年12月15日
DSPを使い始めてからの疑問。
「低域のインパルスレスポンスの波形はどう見るのが正解なのか?」
これが分からないと、ユニットの測定波形のどこをt=0とすれば良いのか分からず、正確なタイムアライメントが取れません。よく見るのはピークであわせる方法ですが、あれはFIRフィルタで位相回転がなければ正しいですが、物理現象(スピーカー特性や環境)やIIRフィルタがあるとずれます。
IIRフィルタだけであれば波形の立ち上がりであわせるべきだと思います。自分のようにFIRとIIRが混在した環境だとわけが分かりません。
そんな中、いろいろ試すなかで自分なりに答えと思われるものが見つかりました。
この方法を試すと、自分の環境ではウーハーのインパルスレスポンスのt=0の点は波形がもっとも小さくなる(マイナス側のピーク)付近になることがわかりました。ここを基準に他のスピーカーはインパルスレスポンスのプラス側ピーク付近(ユニットによっては正確にピークではない)をあわせます。
インパルス波形のマイナス側を基準とするというのは、これまでの経験からはありえない設定だと思いましたが、音はすこぶる良いです。音圧も問題ありません。
【訂正】
少し勘違いしていました。場合によっては(最適ではないが、妥協点として)上記のように波形のマイナス側が最適となる場合はありますが、トータルで最適となる場合はおそらくマイナス側になりません。
ちなみに低音に関しては物理的な距離が全く参考になりません。
もし私の考えが正しいとすると、市販されている車載 DSPで低音のタイムアライメント(位相)調整を正確に行うのはおそらく不可能で、最適な妥協点を探すことになります(ここがノウハウになってる?)。
Posted at 2017/12/15 11:58:42 | |
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オーディオ | 趣味
2017年08月06日
前回、WH-1000Aの改造についてちょこっと書きましたが、そのほかで分かったことを書き留めておきます。
リモコンによるゲインとローパスですが、NJM13700というデュアル・トランスコンダクタンス増幅器で設計されています。
このICを使うことで、ゲインとLPFカットオフを電圧制御しているようです。
この回路はローパスのON/OFFスイッチをOFFすることでスルーされるので、ヘッドユニットなどで制御する場合は、こちらのほうが余計な回路を通らない分、音が良いようです。
ただしローパスをOFFにした場合、アンプ回路はかなり高い周波数(数百Hz)までフラットに出力してしまうので、帯域外ノイズがある場合などは聞こえてしまうので注意が必要。
あとアンプの位相特性(アンプのみでスピーカー含まず)ですが、10Hz以下が完全に反転しています。
20Hzでも90度以上は位相が進んでしまっています。
内部回路のブロックがカップリングコンデンサで接続されており、そこでのハイパスのよる低域の進角が少しずつ加算されるのが原因と考えられます。
これはカップリング容量を増やすと改善される可能性があり、今度試してみようと思っています。
が、20Hzまでフラットに鳴らしたとしてスピーカーがついてくるかは分かりません。
それが分かっていてメーカーが意図的に設計しててるのかも?
Posted at 2017/08/06 14:42:17 | |
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オーディオ | 日記
2017年08月02日
オーディオ全体への影響として、サブウーハーのことは以前から気になっていましたが、帯域外であるはずの高域に明らかな悪影響を及ぼしているようなので、中身を確認することに。
ちなみに現状、サブウーハーはカロのWH-1000Aを2台スレテオで、シート下に設置。
さて中身を確認すると、入力部はNJM2794というGNDアイソレータ。要は差動アンプ。
そこから後ろはちゃんと追ってませんが、フィルタやボリュームが組んであって、アンプは1チップ(品番未確認)。
気づいたことは、後段のアンプへの入力カップリングはフィルムコンデンサが使ってあるなど、気を遣ってあるようですが、NJM2794入力部のカップリングがセラコン…。
どんな入力があるか分からないところなので、耐圧が高いセラコンを選んでいるのでしょうが、これではせっかく後段が良くても意味ないのでは?
ということで、ここをフィルムコンデンサに変更しました。
「これは音が良くなるぞ~」
と軽い気持ちで視聴しましたが、位相がくるったのか定位が悪化。
今までより明らかに低い音が出始めているので、コンデンサの効果はあり。
ウーハー帯域より上の音は、明らかにすっきりして見通しが良くなった。
これらから考えられるのは、
・今までミッドバスとつながっていると思って聞いてた音はウーハーの高調波歪みで、
・今回のコンデンサ変更で歪みが無くなり、本当の低音だけが出ている状態になったが
元の歪み成分と位相がずれているため、ミッドバスとつながらなくなった
(適当にiPhoneで特性取ってみても、高調波と思われるギザギザが無くなっているこを確認)
・セラコンは直流電圧重畳による容量低下を起こしていた
といったこころかと。
あーあ、ウーハーのEQとTAやりなおしかよ。面倒くさい…。
Posted at 2017/08/02 23:12:45 | |
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オーディオ | 日記
2017年05月28日
intonaを導入して音質改善効果はあったのですが、予想通り供給する電源で音が変化します。海外のサイトによると、intonaは電源は絶縁されているけど、ノイズの改善効果はほぼゼロみたい。
確認として、いつものように乾電池で駆動すると音が良くなることは分かったのですが、intona自体が140mA消費するのと、後段のUSB DDCにも供給されることも考えると厳しい…。
これを解決すべく考え付いたのが、乾電池をリファレンスとした無帰還電源。
電池は駆動時で1.5mA程度しか消費しないので、1年以上は持つ計算です。
メリットは、ツェナーを基準に使った電源と違って、トランジスタのベースに大容量のコンデンサを盛れることです。今4400uFくらいつけてますが、これをツェナーの回路でやると最初の何十秒、へたすると1分以上は音がでないでしょう。
そして今回分かったことは、この電源だとエネループの音が悪いです。アルカリ乾電池が今のところベスト。内部抵抗が大きな乾電池の方が、コンデンサとのローパスでカットオフが低くなるのが良いのかな?
今回考えた電源。電池を使うという不便さ(交換もそうですが、電圧のばらつきが大きい)がありますが、寿命が長いことを考えると、他にもいろいろ使ってみようと思います。
Posted at 2017/05/28 11:44:23 | |
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オーディオ | 日記