50系プリウスから純正OPとして登場したドアリフレクションデカール
フロントドアの縁に反射性のステッカーを貼り付けることで、夜間のドアオープン時に後続車に存在を知らしめるもので、設定車も徐々に増え始め、社外の汎用品なんてのも出るようになりました。
これはネタに使えそうということで、流用ではなく一からデザインを起こして製作してみることにしました。
ディーラーに置いてあったプリウスの試乗車にちょうどドアリフレクションデカールが貼られていたので現物を確認してみたり
ドアロックのボルト穴の位置出しをするために中古品を入手してみたり
しながら型取り開始。
ドアの縁に養生テープを貼って、そこからマジックで大まかな位置を書き出し
それをPCにスキャンして
イラストレーターで形を整えてからためしに印刷して切り出し。その後ドアに当ててみて
形状的に問題ないことを確認、ボルト穴の位置もバッチリでした。
ここから一番メインとなるデザイン決めが始まります。とりあえず作るからには痛くしてみようということで、カローラの現仕様と同じくルッキーニをモチーフとしてデザイン
することにしましたが、ここから思案に悩みます。
1年近く停滞していたところで見つけたのがこちら
伊豆箱根鉄道のラブライブ!サンシャイン!!ラッピング車両です。
ダークブルーをベースに鮮やかなロゴ、ラインとキャラクターの組み合わせ、これは使えそうだと閃き、モチーフにしてみることにしました。
デザインの試行錯誤を繰り返していき、ようやく今年2月にデザインが完成しました。
運よく同一フォントも見つけ出すことができ、見よう見まねでドットグラデーションを導入してみたりしながら、見た目が賑やかになるように色々と配置をしていきました。
デザインが固まったところで、これを試しに紙に印刷してみます。全部合わせるとA3サイズになるので、PDFに変換した後コンビニのマルチコピー機にてカラー印刷しました。
あとは切り抜いてドアに試し貼り
インク等の関係で淡い色彩になりましたが悪くはない感じです。ということで、これで本制作に取り掛かります。
今回もステッカー業者に発注を掛け、入稿から1週間ほどで届いたのがこちら。
最低発注金額の関係で、枚数がえらいことになりましたが…(笑) 色味や質感とも言うことなしです。狙っていた通りのものが出来上がりました。
ドアリフレクションデカールであるからには反射性も当然必要ですが、今回は反射性シートにフルカラー印刷と表面ラミネート仕上げで
フラッシュを当てるといい感じに反射してくれます。見ているだけでニヤニヤが止まりません(笑)
あとはカローラに貼り付けるのみ。
貼り付け面を脱脂して…
こうなりました。シワや気泡もできずに綺麗に貼り付けられました。
ボルト穴やロック機構部分の逃げも問題なしです。
さりげない主張に自画自賛(笑) ドアパネルに反射して写るのもいい感じです。ボディカラーとステッカーの色味もそこまで離れてないので、自然なようで存在感を出してくれています。
反射ステッカー特有の粒状感が、通常のステッカーとはまた違った質感を出していますね。
あとは、肝心の暗所での反射性ですが、暗いところに移動してフラッシュを焚いて撮影してみます。
こういうのを待っていました。絶妙な具合にステッカーのみが反射して浮き上がります。ドットグラデーションで外側へ行くほど明るくなるようにしたことで、よりデザインが引き立つようになりました。
計画から完成まで2年近く費やしましたが、その甲斐あってか実用性と痛さを兼ね備え非常に満足の行く仕上がりになりました。これでドアを開けるのがさらに楽しくなったり?
パーツレビュー
整備手帳
Posted at 2018/03/12 21:09:38 | |
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