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シャドー＆ディープ㈱のボローニャな軽自動車…
快適装備はエアコンだけ
スパルタン仕様といえるだろう


でも…せめてラジオぐらいはつけて欲しいなぁ…
災害があった時とか…例えば地震とか津波とか
ラジオから情報得られるだろ？



まぁ今はスマートフォンがあるから…必要な情報はそちらから得られる…
そうなのかしら？


通り沿いのコンビニに立ち寄りコーヒーを買う
今のシャドー＆ディープ㈱のボローニャ軽自動車にはカップホルダーがあるから
とんな飲み物でも対応可能だ


しかし
昔のシャドー＆ディープ㈱ボローニャ軽自動車には
カップホルダーという文明の利器が無かった…


つまりプルタブ方式や
現在主流のステイオン方式の缶ジュースは飲むのが極めて困難だった
止まっている時にすべて飲み終えれば
まぁ問題はなかったが…


やっぱり運転しながら飲みたいもの


そういう時はボトル型を選ぶしかなかった


ドッドッドッ！ズンズズン！


明らかに密閉された空間から漏れ出てくる重低音
かつて筍のように路上に増えた
カーオーディオ音圧爆音軍団を彷彿とさせる


今は本当に好きな人たちが楽しむようになり 流行りに飛び付いただけの者は見向きもしない


真っ黒い先代オデッセイか…
ライトもテールレンズもスモーク仕様
烏(カラス)車だな


若い茶髪の男が降り立つ
後部ドアからは彼女と…
え…チャイルドシートだと！


チャイルドシートには赤ちゃんがいる


バカな！あの爆音の中に赤ん坊を…
かわいそうに…
難聴になっちまう
難聴は決して治らない
１度なったら２度とな


耳は高い音を聴く細胞がやられやすい
耳の入り口に近いのが
高音部を検知する細胞だからだ
小さい内から過度の大音量を聴かされたら
細胞の破砕も早まるだろう


若くして音が聴こえなくなるなんて…
難聴の怖いのは ある日急に聴こえなくなるのではない
じっくり時間をかけて聴こえなくなる
だから本人には自覚がない


そういうモンだと思うから
でもテレビの音量が異様に高いとか
普通に話しているのに
何度も聞き直すとか…生活していると確実に支障がある


年をとれば耳は遠くなる
これは仕方がない 誰かしもが必ずなる老化であるし
長年耳を使っているのだから
耳の細胞もダメになってくる


どうか…難聴にならず
幸あらんことを…