本郷三丁目まで来たとなれば、帝国大学(笑 にもよっとかなきゃね。
といっても、赤門や安田講堂前で記念写真とかじゃなくて、附属の博物館へ。
大学附属といえば、関西にいた頃訪れた
京都大学総合博物館を思い出しますが、あちらはいわばごく普通の博物館という雰囲気。対してコッチは、東京大学総合研究博物館という厳めしいネーミングからして腰が引けますが、別の意味で他の博物館とは一風異なる内容。
実際に中へ入ってみると、確かに学術標本が展示されてるんだが、そのイメージは何となく美術館。
スタートの 1室目からして計算された配置で、でっかいボルトみたいなものや鉱物が展示されている。解説によると、外部へ出て行けるように考えられたモバイルミュージアムというコンセプトらしく、そういわれるとパッケージ化された構成はうなずけるというもの。
続く各展示室も同様な雰囲気。その 2室目は、なぜかイノシシ。
まぁ博物館だからイノシシは別にかまわんのだが、その頭蓋骨が足元一面に整然と並べられている。研究自体は野生のイノシシの生態解明に大きく役立ったらしいが、このビジュアルからはそんなことは読み取れない。ただ異様なホネの砂漠が広がる… そんな風景はどうみても一つの美術作品。
次の展示室は鉱物の部屋(^^)
真っ赤な部屋の中にミッドセンチュリーをイメージさせる展示棚、そして大型の鉱物の数々。
変にライトで飾り立てないところがいい感じ。ああ、あのセンターにおかれてる鉱石標本丸ごと欲しいぞう(笑
そして 4室と一見目に付かない 2F には、植物標本などなど。
こちらもまるで絵画を飾ってあるようなその空間、ホントこれが無料とはさすが帝大ですなぁ(笑
最後は企画展で、建築模型展。
博物館の基本たる収集だけでなく、学生たちがベースとなって創造もやっちゃおうという内容。昔出かけた美術館や未来の想像建築まで、その白さが逆に想像力をかき立てる。
んー、ついでに来たつもりだったが、小粒ながら充実の内容。こりゃ小石川分館も行ってみないといけないなぁ(^^
■フォトギャラリー
ブログ一覧 |
ふらり | 日記
Posted at
2008/12/02 23:01:19