とくさんのこと。

：印鑑持って来なはったか？え？とくさんに言われて持ってきてる？とくさん偉い人や。
　　　　桂枝雀師匠の「代書」より

　とくさんは偉い人ですよ。
アタシのブログ
　とくさん　徳大寺さんのことを書いたのは９月４日。

　モンデオの評価で苦言を呈した。
程なく訃報を聞いた。
　どうもアタシがケチ付けた（本人はそう思ってない）人は何故か失脚したり亡くなったりと、・・・違う意味で「クチは災いの元」ではないかい？
　
　アタシの車人生は彼の啓蒙が有ったことに他ならないのは事実。
最初のテルスターTX5。彼の「間違いだらけのクルマ選び」が大きく影響していたのは言う迄もないこと。
　モンデオを買うまでは毎年この本を買っていたし。
　というより、アタシのクルマ感の最大のバイブルであったし、とくさんは「神」であったことももちろんだったし。
　これは間違いだらけ～を買わなくなってからも変わることがなかった。

　モンデオのあとにフリーダ・オートフリートップを買ったのはモンデオの評価で間違いだらけの～～本をあれ？と思ったあとに「ミニバンはクルマと値しない」と言う彼に反発しての事だと暴露しよう。
　正直、今までのクルマ遍歴で一番長く乗ったクルマがこのフリーダなのだけど、一番つまらなかったのもコノクルマ。死んでしまったね。クルマに対する情熱。
　とくさんの言うとおり。

破産した時に売り払って次に手にした乗用車が「ディアマンテ」
　彼の書物には「外連味たっぷりな外観とは裏腹に足回りやブレーキは一級品」とあった。
　まさしく！やっぱり彼はアタシの師。今まで乗った乗用車で、もう一度手に入れたいのは？と聞かれたら迷わず「ディアマンテ」なのだ。メルセデスでもなく、モンデオでもなく。

　そしてやはり。。基準は「とくさん基準」でクルマを見てしまうし、乗ってみてしまう。

　こんなに偏ったクルマ感、クルマ観を持つようになってしまったのはとくさんのせいだぜ。どうしてくれるんだよ。
　
　でも感謝してるぜ。
アタシが死んだら、あの世で謝るからよ。もうちょっとアタシの師と呼ばせてもらうわ。
　アンタはアタシの顔を知らんだろうがね。
クルマって言う最高の相棒を感じる事ができて幸せだねって、それを解らせてくれてありがとうって言わせてもらうよ。
　
　そっちへはクルマを持って行けんだろうけど。何してるんだろうね。
206SWを酷評してくれたら・・って思ったら。同じ考え方・・っていうかアタシが真似てるんだから悪いはずがないわな。