カーナビをパイオニアのAVIC-VH9900に交換してからある程度快適になったのですが、まだわたしを悩ませている問題がありました。
それは、高速道路の渋滞情報を知らせるハイウェイラジオ(1620KHz)がノイズまみれで良く聞こえないというものでした。こりゃーおかしい。
原因究明のために、まずはAVIC-VH9900の配線を調べてみます。よーく見てみると、わたしが接続していないケーブルが1本あることに気づきました。
「アンテナコントロール」
インテグラDC5はリアウィンドウに配線が張り付いているガラスアンテナです。DC2などのようにポールアンテナが伸び縮みする方式ではありません。この信号線はポールアンテナを上下させるためにあるから、DC5では接続する必要はないのだと思っていました。
しかしよくよく調べてみると、ガラスアンテナには電源が必要だというのです。ホントかな? と思ってサービスマニュアルで配線図を見てみましたが、そういう電源線は記載されていません。
うーん、これは実物を調べてみるしかあるまい…と、カーナビを外してクルマ側の社外ハーネスを調べてみると、たしかに青色のアンテナコントロール線があります。サービスマニュアルでは、「未使用」と記載されているのに、使われているのかこれは!
ともかく、ハイウェイラジオがノイズまみれになるって事は、同じ周波数帯のAMラジオもノイズまみれになっているって事です。まずはカーナビと社外ハーネスを接続してみようとしましたが、カーナビ側は平形ギボシが使われてうまく接続できません。アンテナコントロール用のケーブルを探してみましたが、どこにもありません。
自分で取り外した記憶もないので、前のカーナビではこの信号線はまったく接続されていなかったのだと思います。おそらく、フロントウィンドウに張り付いていたアンテナから分配してAMラジオを拾っていたのでしょう。そうか、地上波デジタルがなかった時代のカーナビだから拾えていたのか。いまのカーナビだと地上波デジタル対応済みで、TVとAM/FMラジオは完全に分離されているからなぁ…。
仕方がないので平型ギボシを買ってきて、ケーブルを自作してみました(写真)。こいつを接続してAMラジオが聞ければ問題ないってわけです。
早速接続してAMラジオを聞いてみると、毒蝮三太夫が「しわしわババァばっかりだよまったく!」と、楽しくしゃべる様子が聞こえてきました。おそらくうまくいったのだと思います。本当にこれで合っているかどうかは、次回に高速に乗ったときに検証ですな!
自分でカーナビを取り付ける人は少ないかも知れませんが、もし取り付けることがあったらこのケーブルのことを忘れないでください。わたしは「アンテナコントロール」という名称にだまされましたよ…。
Posted at 2009/09/23 18:33:33 | |
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