かなり間があいてしまったが前々回の続き。
SMはその後も快調に走り、ついに!ついに!車山高原に到着!
私は某ハ○ランドホテルの駐車場にSMを停め、叫んだ
「やった!やった!やった!」
苦節2年、やっと念願の車山高原に到着することが出来た。しかも、道中の600キロ、なんの不具合もなく、安全&快適に走行することが出来た。やはり標高が高いためか若干アイドリングが低くなり、パワー感が低下しているが問題はない。
第1日目は例年の反省を生かし、前夜祭から早々に引き上げかなり早い時間に就寝した。
二日目。かなり寒い朝である。SMのフロントウィンドウはかつて経験したことがない程凍結していた。
脳裏に一抹の不安がよぎる。冷間温間ともエンジン始動に手こずることはない我がSMであるが、ここまで寒いとどうなるかわからない。
いつものように自分の呼吸を整え、キーを1段階回す。自分高鳴る鼓動が電磁ポンプの拍動とシンクロする。スロットルを3回煽り、40秒待って祈るようにもう1段階キーを回す
「クククっ、バオン!!」
何事もなくエンジンは始動した。
私は泣いた。SMをここまでに直してくれた方々には感謝の気持ちしかない。
メイングラウンドに移動し、親愛なるとんでもない人たちととんでもない時間を過ごし、帰路についた。
途中、上信越道横川SAにて夕飯を食べた時、偶然FBM実行委員長に声をかけられ非常に嬉しかった。
そこからは北関東空冷シトロエンチームの先導により、富岡製糸場渋滞も避けることが出来、無事群馬~栃木~福島を走り抜けた。宮城県に入り、同行のマイスター2CVと別れ、一人深夜の東北自動車道を走る。
そして無事自宅に到着し、エンジンを停止させた瞬間、とめどなく涙が溢れてきた。
素晴らしい仲間と過ごした2日間、全行程を快調に走ってくれたSM、本当に感謝である。
おわり
Posted at 2017/02/17 18:12:53 | |
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シトロエンSM | 日記