人生初めてのスキー板試乗会に行ってきました。
スキー板って良さそうな品は10万円前後します。
考えてみたらスキー板って高額品ですよね。
ソーでもないって人も居るかもしれませんが、自分にとってはとんでもない高額品。
そんな品を販売員のアドバイスや口コミ・カンで購入してたなんて、なんともギャンブラーな事です。
そう思い立って、わたくし如きレジャースキーの自称中級レベルの者が、敷居の高そうなイメージのスキー板試乗会に行った訳です(^^;
場所は先週と同じ尾瀬岩鞍。
どうもココとの相性が悪いようで、今日は一日中ボタ雪の降りしきるコンディションでした。
先週のガスの中よりマシですが視界不良は変わらず。
ときおり川場スキー場みたいな強風が吹き荒れ、地吹雪となってホワイトアウトしてました。
ヴィクトリア主催の試乗会会場
事前に電話で申し込んでいたのでスムーズに受付手続きが済むと思っていたら、電話で伝えた情報をイチから記入する事になってました。事前申し込みの意味なし。
試乗板は最長30分の試乗時間が設定されていました。
30分の制限時間を目一杯使ってエキスパート下部1本とロマンス2本を、どの板も滑ってみました。
以下、つらつらとインプレみたいなモノを書きなぐってみますが、知識も技量もない者の感想なので、単にフィーリングだと思って下さい。
(試乗順に記します)
HEAD WC REBELS I.SL (165㎝?)
まず、メーカー名が読めない。「ハードですか?」「ヘッドです」という説明員の方との対話から始まりました。(つかみはOK)
ズラ~って並んでる来季のヘッド板を端から試乗した訳ですが、黒地に黄色や緑や赤のカラーリングがエヴァみたいだったので「エヴァみたいなデザインですね。パープル色も加えてみては?」と提案するとウケてくれました。(この方はヴィクトリアスタッフではなくメーカーの方でした)
で、この板に乗ってみると。
エッジで雪面を切っていくとはこう云う事なのか。と実感できました。
エッジ感が足裏から下肢、そして上肢へと伝わってきます。
小回りするごとに加速していく感じで減速する事を知らない様な板でした。
加速するか止まるか。
わくわく感があるけど疲れそうな板だと思いました。
HEAD I.SUPERSHAPE TITAN 163㎝
驚く様な安定感。まるで文鎮。
板の接地面積以上に何かが雪面に乗っているのではないのか?とさえ思えてしまいます。
どんな雪面でもどっしりと密着して薙ぎ払って行くようです。
この安心感は特筆ものです。
完全電子制御のオートマチック4WD車のようでした。(運転した事ないけど)
K2 AMP Charger 172㎝
自分の現在のスキー板のシリーズの上位機種です。
正直、こっちの方が良い。購入失敗した感を味わいました。
メーカーの方は居らずヴィクトリアのスタッフが対応しました。
現行デザインから大幅に変わって、白地系の見た目は良い子風になったけど、中身は現行と変わらないって説明でした。自分の板のシリーズだけあってフィーリングに違和感はなく、こっちの方がクイックに反応してくれます。
メーカーが変わればここまで乗り味が変わるのかと思うほど、HEADの板と感覚が違います。
(今日はK2とHEADの2メーカーのみの試乗でした)
HEADの板すべてに感じましたが、HEADはとてもオートマチックな感じがしました。
ある程度板に任せて乗る事ができる感じ。
どんな雪面状況でも最適な接地力を発揮している。そんな安心感。
まるでウィリアムズFW14Bのアクティブサスペンションのようです。
それに比べるとK2の板はじゃじゃ馬系かな。
自分で操作していかないという事を聞かないような感じ。
このChargerは172センチの尺ですが、その尺すべてがどっしり雪面に接地している訳ではない感覚です。そのため小回りも自由自在。
自分で勝手にカスタマイズしていいよって感じのスポーツ系マニュアル車の印象です。
k2 AMP Bolt 172㎝
このシリーズの最上位機種。
この板で小回りしようとするととてもしんどい。
薙ぎ払い系の突破力は大ですが、自分のフィーリングには合いませんでした。
K2 AMP Rictor 90XTI
今日の試乗で唯一、ロマンス1本で終了チェンジした板。
ゲレンデとバックカントリーの中間帯を滑る板だっていうけど、その中間帯って何処にあるの?
もっそりした切替し感には馴染めませんでした。
HEAD I.SUPERSHAPE MAGNUM 163㎝
これ欲しい。
思わず現地での特別商談価格を訊いてしましました(買わないけど・汗)
自分の意図しようとする事に板が自動的に追随してくれるようです。
この板のスペックをすべて引き出せたら、上達するだろうなぁ。
メーカースタッフが、現行タイプより今期の板はすべて固くなっているって説明してくれたけど、比較ができないので判らないけど、あまり固いとは思いませんでした。
尺が短いからなのか?
HEAD I.SUPERSHAPE RALLY 170㎝
すべて同じ尺の板で乗り比べようと思ってましたが、貸し出しが帰ってこないのでこの板だけ170センチでした。
小回りする気が起きない乗り味でした。たぶん尺のせいだと思います。
ほぼ同じ尺のK2板が小回り~大回りまで自由自在系ですが、HEAD板は尺で特性が変わるようです。雪面接地特性が優れ過ぎているからでしょうか?
HEAD I.SUPERSHAPE SPEED 163㎝
マグナムを更にクイックにした感じで、これも良かった♪これも欲しい・汗
この板の方が加速しようとすると瞬時に加速しました。
と、ここまで通しで試乗してたら、いつのまにやらPM2:00をまわっていました。
今日の試乗はここまでで終了。
遅いお昼を済ませて自分の板に履き替え、リフト運行終了まで色々なコースを滑ろうとしましたが、山頂付近は地吹雪状態。
国体女子(西山)は足元の雪面状況も判らない状況でした。
それでも、ななかまどや国体女子(西山・沢)を数本滑って最後にチャレンジAで〆ました。
駐車場へ戻ると同時にゴンドラ運行終了のアナウンス。
何年かぶりにまるまる一日スキーをする事が出来ました。
オマケ
最近はバジェミ出動でのスキーです。
今日は一日吹雪いていたので氷柱がご覧のようになってました。
帰宅しても画像の状態のままでした。
今日の試乗会はとても有意義で良かったけど、もっと多くのメーカーの板を乗りたかった。
また別な試乗会に参加してみようかなぁ。