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ソーラ・レイのブログ一覧

2014年09月28日 イイね!

『ジャージー・ボーイズ 』

マカロニウエスタンで主役として活躍していた彼をTV放映で観て
44マグナムS&Wをぶっ放すダーティ・ハリーに興奮し
いまは、監督となり数々の作品を世に送り出し、その作品に毎回感嘆している。
クリント・イーストウッドの主演作と監督作を、タイムリーに体験できた世代に生きている事が幸せだと思います。

特に監督としての才能は、非凡というか天才に近いんじゃないだろうか。
とにかく演出手法の引き出しの多さには驚愕します。
映画監督クリント・イーストウッドというブレーン集団がいるんじゃネ。
そー思ってしまうほど、作品ごとに手法を変えてみせる演出方法の多彩さには驚くばかりです。
それも、全ての演出方法がその作品のテーマを的確にとらえる為に最善の手法として駆使しているからスゴイです。

今回の作品『ジャージー・ボーイズ 』は同名ミュージカルを原作とした音楽映画。
1960年代に人気を誇った実在のグループ、『フォーシーズンズ』の栄光と転落、友情と不和の実録もの音楽映画。
大抵、音楽もののストーリーは、栄光と転落、友情と不和がお決まりの展開だし、実録ものだったらなおさら結末顛末を変更する事は出来ないのでストーリー展開に奇抜さは求められません。
普通なら全てを犠牲にして音楽作りに情熱を傾ける人間を描こうとし、結果、重苦しい映画となるのが常だと思います。
人間を描こうとする事が、名作映画の必須条件みたいなものですから。
だから毎回音楽映画は失敗が多いんですね(特に日本映画でのこのジャンルは)
人間を描こうとする結果、内輪暴露ものになってしまう。

今作のクリント・イーストウッド監督の演出方法は、人間を描こうとする以前に、音楽を愛している演出なのが伝わってきました。
人が集まるのだから友情と不和は当たり前、ショービジネスの世界だから栄光と転落も当然。
それよりも、いかに彼らが時代を超える数々の名曲を生み出していったか。
ここに視点を定め、音楽を愛している立場で作品を作りあげていました。

とはいえ、ニュージャージー州のイタリア系移民のコミューンで生まれ育った彼ら、すねに傷をいくつも付けていく様は、リアルに描いたらチョット一般常識では重すぎるエピソードです。
そんな経歴をクリント・イーストウッド監督は、奇抜な独白ナレーション演出でコミカルにガス抜きして物語の軽快さを維持させてました。
(あれは原作ミュージカルからアイデアを得た演出なのだろうか)

やがて訪れる不和と転落も、イタリア系移民のコミューン(要はマフィア)で育った彼らだからこそ友を裏切る事はせず、鑑賞後に心地よい余韻に浸れる終わり方です。
モデルとなった『フォーシーズンズ』が世に送り出した不朽の名曲の数々があるからこその物語である事も大きな要因です。
世代は違えども彼らの名曲は誰もがいまでも耳にしているし、これから生まれくる世代も間違いなく耳にするであろう不滅の名曲です。

「音楽映画はこう作るんだ」ってクリント・イーストウッド監督が教えてくれた、心地よい余韻が残る一級品でした。

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Posted at 2014/09/29 00:05:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年09月27日 イイね!

山歩き 再起動

山歩き 再起動下山して帰宅して初めて知りました。
御嶽山の噴火。
頂上ほか山域に大勢の登山者が取り残されている。
心配です。
全員無事に下山できることを願います。



今日、1ヶ月半ぶりに山歩きしてきました。
8月の夏季休暇中に富士山に初めて登りその後登山靴のソール張替に出し、張替に1ヶ月近くかかった事もありますが、自分のカラダが不調だった事も大きな理由でした。
年甲斐もなく富士山御殿場ルートの大砂走りを全力疾走したら、骨盤が歪んでしまいました。
そのごズーっと腰痛が続き自分でも両足の長さが違っているのが判るような状態でした。
接骨医に通ったりしましたが、身体を休めるのが一番の治療方法だったようで、なんにも運動せずにだらだら生活してたらカラダが元に戻りました。

なまった脚での山歩き再開なので、今日は子持山山頂まで単純往復でした。
気持ちは「物足りなさ」を感じましたが、脚は丁度良い運動量でした。
紅葉登山に間に合うように少しずつ足慣らしを進めていこうと思います。





Posted at 2014/09/27 17:13:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山歩き | スポーツ
2014年09月23日 イイね!

『るろうに剣心 伝説の最期編』

シリーズ最後で映画バランスを崩しました。
でも、今作のメインタイトルの出し方でこの監督の想いが判りました。

「前後編ではなく、本気で、通しで一本にしたかったんだ」

合わせて4時間30分オーバーの大長編。
絶対に無理。
商業ベース度外視の大作を作りたかったと、自分は感じました。

もともと一本の脚本を時間優先で中間部分で前後に分断。
そのあとからストーリーエピソードを前後へ配分し、前後編それぞれが商業ベースの尺にまとまるように納めた。でも、ちょうど巧く2時間ごとに物語がまとまる訳ないから、
前篇はどうしようもない間延び感。
後篇は所々にオチがつかないダイジェスト感。
クルマだったらリアヘビーの重量バランスを崩した車です。

後篇には削除したシーンがかなりあると思いますが、まるでTVドラマのCMあけのようなメインタイトルからの導入部だから、DVDで鑑賞する時には、前篇のエンディングクレジットを端折って後篇を鑑賞すれば、多少は監督がしたかったモノを感じられるのかな。

原作を知らないのだけど物語の内容的には
志々雄真実 強すぎ。
決して主人公の勝利ではなく、敵役の自壊による決着。
この作品は当然海外マーケットも視野に入れていると思うけど、この手の決着は海外では受け入れ難いんだよね。
かつて、名作『カリオストロの城』がまったく受け入れられなかったように。

日本人の琴線には触れるストーリーだけど、その為の重要なシークエンスを前後編にしたために相当数端折った感がありありの作品でした。
原作既読か、かなり脳内補完をしないと楽しみが激減する作品だと思います。
Posted at 2014/09/23 16:28:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年09月20日 イイね!

『幕末太陽傳』 デジタル修復版

第二回 新・午前十時の映画祭」で鑑賞しました。

デジタル修復ってホントにスゴイ!!!
この映画も過去に一度だけ20代の頃にスクリーンでみましたが、その時はフィルムの状態が劣悪で画像は暗いし傷だらけ、音もこもってるような上映でした。
そんな環境での鑑賞だったのでカルト的に名声のあったこの作品の醍醐味を十分には味わえませんでした(自分が若すぎて郭モノの粋が判らなかったのも一因です)
今回のデジタル修復版は、まるで新作の様なクオリティ。
音声もハッキリして公開当時のままを再現してくれてました。

『幕末太陽傳』
日本映画の至宝の中でも、至宝中の至宝の一本。
そして、
作品にも監督にも、数々の逸話やエピソードが今なお語られる、日本映画・伝説の一本です。

江戸末期の品川宿。
実在した遊郭『相模屋』を舞台に、落語からアイデアを得たコメディ時代劇。
再現された相模屋の大規模セットの中を、目立たないけどダイナミックにカメラが動き回り、小気味よいテンポで物語が進む、肩肘張らずに観られる軽喜劇。
しかし、
この粋で小気味よいグランドホテル形式の対話劇を支えるバックボーンには、監督・川島雄三の客観的でシニカルなのに反骨的な、独特な醒めた世界が広がってます。

この映画の主人公を演じたのはフランキー堺。
そして、脇役が石原裕次郎。
当時、日活が社運をかけて売出し中の石原裕次郎を脇役に据え、人気があるもののコメディアンであるフランキー堺を主役に据える反骨精神。
フランキー堺演じる『居残り・佐平次』が饒舌・軽快に立ち回る合間に見せる、翳りある表情。
遊郭・相模屋の若旦那の駆け落ちを手助けする際に「人を信じちゃいけねぇよ」と助言。その言葉のウラにはきっと『人を頼っちゃいけねぇ。自分で切り拓きな』という言葉が隠れているであろう、川島雄三監督の人生哲学。
そして、ラストシーンの最後の台詞『地獄も極楽もあるもんけえ。俺はまだまだ生きるんでェ』に込めた監督自身の独白。

若くしてALS(筋委縮性側索硬化症)に冒された身体で51本の映画を撮り、45歳でこの世を去った伝説の映画監督・川島雄三の、まさに分身なのが、主人公・佐平次でありこの『幕末太陽傳』という作品そのものだと、自分は想ってます。

そして、この作品を伝説たらしめている最大のエピソード 『幻のラストシーン』
この作品を未見の人がこの逸話を知ってしまうのは勿体なさ過ぎるのでココでは述べませんが、
このエピソードを知った上でこの作品を観れば、万人が幻のラストこそホントのラストだと思うはずです。
そー云う意味ではこの作品は『永遠の未完』なのかもしれません。
未完だからこそ時を越えて川島雄三監督の想いとともに疾走し続けているのかも。

今回の映画イベントでこの作品の上映を知った際に、エヴァンゲリオンの庵野監督がこの作品の熱烈信者だと知ってビックリしました。「幕末太陽傳を撮りたかった」という発言もしているようです。
エヴァの作風に対するモヤモヤが消えていくようです。


この『幕末太陽傳』を観ずに人生を送るのは勿体なさ過ぎると言い切ってもイイほどの大傑作です。
未見の人はまず観て。
そして『幻のラスト』などの伝説・逸話・エピソードを知ってもう一度観て欲しい。
観た人各自の脳内で『幻のラストシーン』を補完した時に、この『終わらない物語』が初めて完結すると思います。

川島雄三監督の好んだ言葉が心に響きます。
『さよならだけが人生だ』


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Posted at 2014/09/20 19:35:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画鑑賞 | 音楽/映画/テレビ
2014年09月13日 イイね!

修理完了

修理完了車ではなくマウンテンシューズの話です。

購入してから5年チョット履き続けている山靴ですが、今年になってソールの摩耗がかなり目立つようになりました。
クルマのタイヤなら車検に通らないレベル。
全体的に摩耗してましたが、特につま先側の減りが酷い状態でした。
今年の夏山シーズンが終わってからソール張替をしようかと検討してましたが、先日の富士山登山で大砂走りを堪能したら右つま先部分に剥がれが現れてしまいました。
予定を早めて急遽ソール張替となり、おおよそ3週間。本日出来上がってきました。
当然と云えば当然ですが、ソールだけ真っ新の新品♪
この9月の3連休には仕上がりが間に合いませんでしたが、近所の秋山を堪能しょう。

Posted at 2014/09/13 17:15:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「週末はクルマ2台のオイル交換&フィルター交換。2台とも元気になりました。」
何シテル?   11/01 14:21
基本的に『インドア』で出不精です。 でもじっとしていられない性質なのでアウトドアします。 長時間の寝貯めが出来るので、 活動期と充電期がはっきりしています...

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