
ユーノス・ロードスターの美しいデザイン、何年経っても色褪せることのない曲線美。いったい誰が生み出したんだろう?田中俊治氏、林浩一氏の名前は知られているけれど、最初にデザインしたのは誰なんだろう。
「ユーノス・ロードスター~日本製ライトウェイト・スポーツカー開発物語」によると、林浩一氏はこう書かれている。
<以下引用>
・LWSデザインスタディモデル 1台目(May'84~July'84)
モデル製作の担当デザイナーは本社から出向中の八木正雄があたり、トム俣野、マーク・ジョーダン両デザイナーのサポートを受け推進した。
<引用終わり>
八木正雄氏の事はネットで検索しても見つからなかったけれど、トム俣野とはどんな人物なのか?こちらはすぐに分かった。以下ざっと略歴を記す。
俣野 努(Tom Matano)
長崎出身。成蹊大学を中退後、車への興味が捨てきれず単身渡米。1974年、GMに入社。その後BMWに移籍、1年後に3シリーズを担当。その後カリフォルニアMAZDAに招かれる。米国社屋のデザインを手がけたのち、チーフデザイナーとしてLWSプロジェクト、つまりロードスターのデザインを手がける。
調べていくにつれ、彼がどういう存在だったのか分かってきた。RX-7も彼のデザインだったとは。
こんなページも発見。そして先日見つけた本。いのうえ こーいち氏著の
「名車を生む力~時代をつくった3人のエンジニア」。いのうえ氏がトヨタ2000GTとシビック、そしてユーノス・ロードスターの開発者にインタビューする形式で書かれている本だった。
インタビューの相手は立花啓毅さんだった。平井敏彦さんじゃないのか、と少々がっかりしながらも、とりあえず購入。そして先のページには目もくれず、立花さんの話を読み進んでいくうち、こんな記述を発見。
「ああ、ユーノス・ロードスターのオリジナルのデザインは俣野努さんですよ。もう書いてもいいんじゃないかな」
思わず本を取り落としそうになった。よく見ると、クレイモデル1号の元となったデザインスケッチには、彼のサインが記してある。日付は7-3-84。
少し前に、トム俣野氏が出てくる動画を見つけていたので掲載。
彼はアメリカでこう呼ばれているそうだ。"Miata's Dad, Tom Matano."時間があれば、もう少し彼について記してみたい。
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ロードスター・ヒストリー
Posted at 2009/06/15 22:15:05