まゆねこのブログ一覧

２年前の今日
6月21日はムニが家族になった日。

◆１年前の2016年 6月18日 23時00くらい 雨。

どこで産まれたのか、どこから来たのか知らない。
真っ白な仔猫が雨の中で独りで鳴いていた。
寒くてお腹が減って親からはぐれてしまったのか一生懸命鳴いていた。

だいたいの仔猫はその場でジッと親を待ってしまうが、その仔猫は親を探し求めて動き出した。
最初見た時は車の下に。
まだ青い眼の仔猫には２～３歩動くだけでも大冒険だろうにその仔猫は見に行く度に居る場所変わっていた。

親が近くにいるのなら少しの間でも触れることは許されない。
人の匂いがつくと親猫は仔猫を放棄してしまう。
今は亡き、産まれた直後のまゆを助けた時にまゆの親猫が放棄してしまってたから。

仔猫の鳴き声が聞こえなくなるくらいどんどん雨は強くなり見に行くと家の側溝に落ちていた。
まだ草木が溜まってる場所なので這い上がることも出来る。
もぅ少し様子を見ることにした。


◆１年前の2016年 6月19日 2時00くらい 大雨。

時間が経つにつれ雨は勢いを増し側溝に溜まった草木が流れ始める。
大雨になると雨水は側溝から溢れることは知っていたので仔猫を保護することにした。
手を差し伸べると仔猫ながらにも「ハーッ(シャーッ！)」っと威嚇してき側溝のフタがある奥へ行ってしまった。
仔猫にとっては大冒険中に大きなモンスターに出会したようなもんなんだろう。

懐中電灯で側溝の中を照らし見てみると仔猫は前足を側溝の壁に当てつかまり立ちのようにし流れる雨水をしのいでいた。
側溝のフタを開けては逃げて、また違うフタを開けては逃げての繰返し。

そして2時29分無事保護。
写真はその時のもの。。。

真っ白な仔猫は頭のてっぺんに少し黒毛があり後ろ足はケガをしていてがカサブタになっていた。
濡れた体をタオルで拭いてあげ抱きかかえてみるとミルクの匂いがした。
その時、頭の中にポンっとこの仔猫の名前が浮かんだ。

とても愛されていた友達の真っ白な猫と同じ名前「ミル」


◆2017年 6月19日 ミルが家族になり１年目。

ミルがこの家からいなくなり１週間。
すごく長い時間が過ぎた感じがする。
福にゴハンをあげる準備をしているとミルがひょっこりお皿の前で座って待っていそうな気がしてならない。


ミルの鈴をカバンに入れいつも一緒に出掛けてる。
仕事から帰ってきカバンの中にあるミルの鈴が鳴ると福が目を丸くしキョロキョロとミルを探す。
そんな福はミルがいなくなって以来ミルのようにリビングのドア前で出迎えてくるようになった。

◆2017年 5月29日 月曜日。 やっぱり下のリビングがいい？

am5:00 自分の部屋のドアを開けたら下に降りてしまった。
けっこうな、かけ足で。


◆2017年 5月30日 火曜日。

今朝からミルは体調がよくない。
ピンクだった鼻の頭は白く肉球までも。

擦ることしか出来ない。
擦るとミルは尻尾をパタパタさせ応えてくる。


◆2017年 5月31日 水曜日。

仕事から帰り鈴の音がしないと不安になる。
「もしかしたら。。。」って。
今日のミルはアゴの腫れも引いて体調も良いみたいで自分の姿を見るとノドをゴロゴロ鳴らして寝転んでお出迎え。


◆2017年 6月1日 木曜日。

とても軽くなっていた。

調度良かったサイズの首輪は指が入るほどブカブカになっていた。


◆2017年 6月2日 金曜日。

昨日から体調が悪いミル。
体を撫でると尻尾をパタパタいつものように振る。
でも、熱があるようで体が熱く眠ることも出来ないようだ。
熱いからなのかヒンヤリした床に寝転んではいるが何度も何度も態勢を変えている。
ウェットタオルでグルーミングの様に体を拭いてあげるとまた尻尾をパタパタさせる。
気持ちいいのかな。
肉球もウェットタオルで拭いてあげるとミルが握り返してきた。

am9:00 入院。
肺に水が溜まり呼吸・食欲・疲労などなど調子が悪くなっていた。


◆ 2017年 6月2日 金曜日 am11時35分頃 病院から電話。

病院に着いた時には意識なく。

どれだけ時間が経ったかはわからない。

ミル いなくなった。

永眠。


◆ 2017年 6月3日 土曜日。

最期、苦しかったねミル。
気付いてあげれんでごめんなさい。
大好きなゴハンお腹減らないようにたくさん用意したから持ってって。