第8話に続き、9話目もやっつけネタでございます。
自動車免許を取得して所有したマイカー第1号は、自分で苦労して購入した訳でもでなく、親に買ってもらったクルマで、世間体からは単なる「ドラ息子」です。
大学に入っても実家に居候していたため、親としては、「ドラ息子」の通学のために、約8万キロ走行した、第8話の「カローラ・デラックス」をドラ息子に譲り、新車を購入しようとしていましたが、軽(4ナンバー)を新車で買い与えた方が、保険代、自動車税などの経費が安くなるとの判断から、新車を買い与えてもらいました。全くもって、「感謝、感謝」でございます!
諸経費含めて、予算的に2桁以内で買える軽ってことで、「ミラターボ」は少し高くてダメ。たどり着いたのが、コレ、今ではスクーターに変身してしまった「ホンダ・トゥディ」(JW1型) 決め手はエンジンや足回りの性能云々ではなく、あくまでも「見た目」。これが重要です!
(きれいな写真・画像捜査中。ないかなあ。)
当時のシティーとシビックを足して2で割ったようなスタイリングが当時の小生のツボにハマり、性能なぞどうでもよく、ついつい「どうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m」と、試乗もせずに親に頼み込んで購入に至りました。
兎にも角にも、見た目はナイスなものの、エンジンは2気筒、4速MTで「超」アンダーパワー。同学部の友人の軽スペシャリティーカー「愛のリーザターボ号」の半分くらいの馬力でした。。。
(我がライバル、「愛のリーザ」号)
高速道路では85キロで鳴り続ける「ピンポーン、ピンポーン」という制限速度超過アラーム音とともに、けたたましいエンジン音とロードノイズが室内にこだまし、音楽鑑賞どころか、会話すらとても成立するものではありませんでした(>_<)
その当時、北海道では「冬タイヤ」は「スタッドレス」タイヤではなく、「スパイク」タイヤ、また、車内には防音材が床面に申し訳程度に張られているだけでしたので、冬季のアスファルト路面走行時は、スパイクが路面と接触する音がほぼダイレクトに車内に透過し、「ゴーッ」という激しい騒音で、まるで戦車を操縦している有様でした。(小職、陸上自衛官でないため、戦車を操縦したことはございませんがσ(^_^;)
(写真は、スパイクタイヤを履いた愛車。冬道での汚れ様は、いつもこんなもんでした。因みに、バンパーの小さなエアインテーク内全面にハロゲン・フォグランプとドライビングランプを装備し、猛吹雪の中でも視界だけは良好でした。)
耐「戦車」対策として、後部のフェンダーの内張りなど、剥せるものは剥がして、建具屋で購入したグラスウールを充填したものの、効き目ナシ、挙句の果てはどこからか浸入してきた水分でグラスウールが水を含んでボディー内側から腐食(他のクルマは外側からでしょうが)、というトホホな結果に終わりました(涙)
マイカー所有から1年後、マイナーチェンジで3気筒+インジェクション付で5MT、40馬力超!プラス憧れの「5MT」! 試乗したところ、性能・乗り心地ともに全く別物のクルマに進化していました。
その後、JW型トゥディは550⇒660cc、4WDと発展していきますが、マイナーチェンジとともにブス顔(現、オーナー様ごめんなさい(>_<))になり、当時、小金があれば、660ccの4WDでJW1型の顔のカスタム・トゥディを作ったるぞ!と意気込んでいました。
が、しかし、とあるカー雑誌で見た「軽」のコンセプトカーを見て、あっけなくその想いは一気に吹き飛んでしまいましたσ(^_^;
今ではめっきり見かけなくなった初代トゥディ。小金と機会があれば、我が幻のカスタム・トゥディを作りたいと節に思います。(もう、無理かなあ。)
Posted at 2011/12/08 00:01:12 | |
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