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前回で、あまりにも、さらっと触れた番組の内容だったので、もっと掘り下げて語っちゃいます。
１８歳でチェコから家族を捨てアメリカに亡命したナブラチロバは、その後レズだと自ら公表し、またそのあまりの強さにバッシングを浴びた時に、エバートがその当時、唯一、擁護する発言をしていました。エバートはその当時２年間、彼女に１４連敗していましたが。
マスコミは彼女らを善と悪と報道していました。
この番組でエバートは自分の育った家庭では、思ったことを口や態度に出してはいけないとしつけられていたせいで、自分でストレスを溜め込んでいたそうです。マスコミはエバートのその言動を称賛していたが、彼女はナブラチロバの好きなことを堂々と言える勇気に対して憧れ、称賛して、自分もそうしたいといつも思っていたそうな。
対して、ナブラチロバはエバートが擁護する発言を聞いて、差別をしないで接してくれる友人として、すばらしい人だと、感謝していたそうな。
２人は同時代に、グランドスラムを達成、メジャーを同じ１７回ずつ勝っていますが、その内、ナブラチロバはウィンブルドン９回の歴代最多、エバートは全仏７回の歴代最多、もしこの２人が同じ時代にぶつかっていなければ、歴代最多のメジャー優勝をどちらかが取っていたに違いないでしょう。
同時期にテニスをやっていた僕にとっては、感慨深い番組でした。
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