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イイね!
2017年07月20日

野心よ原始に戻れ

前回の更新からずいぶん日が経ってしまいました。


その間も作業はいろいろと続けて居ましたが、計画の進捗状況は芳しくありません。


また、実質的に改造作業ブログが停滞していた3か月の間に色々と思う出来事がいくつも起こりました。


そして、一つの決定をしました。


おそらく、この決定が、この改造計画で最後の大きな方針変更になるでしょう。


今回の紅茶号では



このような大幅がボディ拡幅、そしてそれに伴るオリジナルデザインのフロントフェイスは




凍結します。


ボディ造りは撤退します。

それを思い始めたのは・・・



ン十時間を注いで造っていたマスターモデル。 その仕上げに無謀なぶっつけ本番な処理をして、膨大な作業時間の末の造形を台無しにし



ふと振り返ると、昨冬からまったく制作進行がストップしている本体の姿を見た時。

こんな事していていいのか?

と思ったわけです。

冷静になって考えると、この未知の領域の取り組みを今後も続けた場合

100% 今年中のサーキットデビューは不可能

という事が、経験則から理解できてしまいました。

自分は決して、モノ造り能力が高くはありません。むしろ低いし適性も無い。
これは趣味道楽だから許されているだけであって、これを生業にしようものなら3ヶ月で首がまわらなくなるほど、モノ造りに向いてないと言えます。

その最もな原因は集中力が続かないことで、その理由も自分では気が付いていますが、それはここに書いても詮無い事なので割愛します。

まぁつまり

今は身の程をわきまえようと思ったわけです。


そもそも、この超ワイドボディを造る事が紅茶号改造計画ではなかった。

紅茶号改造計画の本丸は、ヴィヴィオT-topの水平対向の縦置きミッド化

この1点のみが、その目標だったはずです。

結果的にそうなてしまったフルパイプフレームだって、元々の計画には無かったのが、強度的な欲目をだして(というか不安)から、成り行きでフルパイプフレームになってしまった(後述しますが、ここで最大のミスを冒してもいました)

それが、何故にこんなワイドボディを造ろうとしてしまっているかというと

計画始動段階で、フロント16インチ リア17インチの大径タイヤを付けようと決めてしまって、そのホイールとタイヤまで新品で用意してしまった。



このせっかく用意した高級ホイールセットを使わないという決断がどうしても出来ず、それを収める為に結果的にボディの最低拡幅サイズが決まってしまっていました。(またフロントフレームの設計ミスもあって、余計に外にオフセットした)


ですが、いい加減この未練を断ち切る必要を感じていました。

今、この時間は無限ではない


そう思い知らされる出来事が、身近なところでいくつも起きていたのです。


この時間がいつ突然終わるかわからない。

だから、この計画を考え、その野心を原初胸に抱いた時に見据えたゴールまでは必ず辿りつく為に、望外な野心は捨て去るべきだ。

一般の社会人なら、なかなかできない膨大な時間の一点集中と、幸運な環境をもって、もとより無能力な文系素人の自分がここまでの形にもってこれた事だけでも運が良かったと思うべきで、これ以上の高望みは足元をすくわれかねない。

もう作業工程に、これ以上の不確定要素を取り込んじゃいけない。残りの半年は確実にゴールまでの工程を進められる確定要素のみでラストスパートにしなければいけない。




そして、大径タイヤと超ワイドボディは諦めました。

最終的につけるホイールはまだ決めてませんが、F16R17の軽四にあるまじき異径サイズになることはもうありません。






そして、ここにきて僕はようやく、今次改造計画の最大最悪の凡ミスに気が付いたのです。






なんでこんなミスをしてしまったのか。

それは、この最後にパイプフレーム化された部分を、どう作っていたかを思い出せば否が応でも解ってしまうのですが、それは当時であっても十分予測はついたはずで、それなのにこんなミスを遺してしまったのは、ある種の確信犯的な諦観と妥協があったといえるのでしょう。

もはや、これを直すにはフロントストラットマウントの造り直しとなりますが、この状態からのソレは計画進行に致命的な一撃となります。たぶん、それは物理的よりも精神的にでかい。

どうするか決められぬまま、この日は失意の中で帰宅しました。


そして考えること一週間。


今次改造計画の最終的な方針が決定しました。


紅茶号改造計画は、

試作実験機である前期型1台 完成機の後期型1台 

の計2台を制作するものとする。

前期型の目的は、素人が個人で水平対向ミッドのヴィヴィオを造ってサーキット走行までの経験を蓄積する事。

ここまでが改造計画 第一期。
 
そして第二期として、その前期型を制作するうえで蓄積した経験・構築した環境をもって、完成形の水平対向ミッドヴィヴィオを、自分が死ぬまでに造る。

きっと造る。

多分造る。

造るんじゃないかな。

まぁちょっとは覚悟はしてます。


前期型の致命的なフレームミスは、無理やりの帳尻合わせでいくことにしました。

やれなかったと、やり残したこと、今の自分では出来なかったこと

すべては、次の後期型で・・・




そんなわけで




今、ココ


マスターモデル造りで学習した

「未知の領域を、いきなり本番でやらないこと」

を教訓に、紅茶号の残骸使って、ある実験をしています。

この実験の詳細は次回のブログで。




しかし、なにが悲しいって






あれだけ苦心してた大径ホイール&ワイドボディより

こっちの汎用オバフェン仕様の方が周りの評判が良い事だよ!(´・ω・`)


ちなみに、まだちょっとタイヤがはみ出てるけど、それは15mmのワイトレ入ってるからで、それ外せばもっと引っ込む。
(今までの大径ホイール付けるために必須だったワイトレつけるのに、ハブボルト切っちゃってるので、それ直すまでワイトレ外せないの)



最後に一言

一連のワイドボディ造りで手助けして頂いてた皆様、せっかくのご厚意を形にできずすみません。自分にはまだそのレベルに到達できる力がありませんでした。m(_ _)m
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Posted at 2017/07/20 02:12:51

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この記事へのコメント

2017年7月20日 6:34
おはようございます、

ワイドフェンダーよりもオバーフェンダーの方が私もバランス的に良いと感じますね。 時間を掛けせっかくここまで漕ぎついたのに、さど内心残念かと察しますが...。
これだけの物を行き当たりばったりで製作する事は非常に大変です。 当然色々な不具合も後から出てきても不思議ではありません。
ただ一度形成しますと、人間は途中で作り変えをする事には後悔と判断力が邪魔をしますので、ついついその場しのぎになりがちで後から後悔をする事がおおいに有ります。
今回の大型Gタイプさんの判断は私も賛成します。
バイクと違い後から簡単に手直しは出来ないし、一度形成してから何処をどうすれば良いのか試作サンプルが有れば、次の完成車の製作がかなり楽になるかと思います。
まだまだ時間とお金が掛かると思いますが是非頑張って下さい。
コメントへの返答
2017年7月20日 20:57
実は、今回のゴールを急ぐ決断に至った一助に、mnetさんの出来事も少なからず影響してます。(^^;

この10年 「自分だけでやっている」 という個人主義でやってきたように思っていましたが、よくよく考えて振りかえってみてみると、家族とか周りの環境とかに「やらせてもらっている」といえるのではないかと。

この自由にやらせてもらっている時間が、どれほど貴重なものであるかということを改めて痛感したため、もし何か予期せぬアクシデントで、近い将来このガレージライフに終止符を打つ事になったとしても、後悔だけはしないようにしようと思いました。

そして、もし、次の10年もガレージライフを続けることが出来る幸運に恵まれたら、その時はもっと完成度の高いヴィヴィオを制作します。


次は、行き当たりばったりのパイプフレームではなく、ちゃんとCADでも覚えて簡単な設計図ひいて造る事にしますよ。(笑)

CAD初心者でも、簡単にパイプフレームのシミュレーションが出来る、シンプルで簡単な3DCADがどこかにありませんかねぇ
2017年7月20日 8:56
ご無沙汰しております。
トラブル発生すると何より心のダメージ大きいですね。心中察します。
よく解りませんがドライブシャフトの長さ違う物で流用出来る物は無いですか?
純正で左右違う長さの使ってると思います。
ワイトレ外すと内側が干渉する様にも見えますが問題無いですか?
コメントへの返答
2017年7月20日 20:55
一般的なFF車のドラシャの長さが左右で違うのは、デフの位置が中心に無いからですが、ドラシャの長さが左右で違っても、アームの長さが左右で違う車はあり得ませんよね。

今回抱えてた問題は、そういう問題で、ドラシャは関係ないです。フロントですしね。

そして、今回左右で違った場所はストラットマウントの座標です。(アーム等のシャシーの底辺は作業台で寸法図って造っているので、そんなズレは起きてませんが、フロントストラットマウントだけは、かなりアバウトに造ってしまっていました)

また、それが影響してフロントボディの位置もずれてしまい、結果的にフロント左右のタイヤのはみだし量がcm単位で違います(苦笑)

見た目だけの帳尻合わせなら、片側だけスペーサー入れれば合わせられますが、そんな事はしたくありませんからね。

まぁ、ちょっと今回の問題を文章で説明するのは難しいので、上手く伝わらないのも無理有りません・・・


ちなみに、タイヤを軽四サイズに戻すので、ワイトレ外しても全然問題ありませんよ。
2017年7月21日 12:55
外装は大変ですね…
今度予定が合えばガレージに見学に行ってみたいです。
コメントへの返答
2017年7月21日 20:59
そいや、あのMRSは外装つけるんです?

ちなみに、今回の決断に至った最大限の後押しは、あの走行動画ですよ。
あれを見てたら、これまで10年も造ってて、今年も走れないなんて、もう我慢できなくなったんです(笑)

この車、サーキットで走らせるには、まだまだやらないといけない部分がいっぱいあるんですよ。ブレーキとか。

ボディ造りをしてある間に、この部分を他の誰かがやってくれるならいいのですが、これは一人でやってるわけなので、ボディ造りに注力すると、祖の間他の部分は全部止まってしまいます。

そういう事をゴールから逆算して考えると、今ここで中断しないと、とても今年中に走れないなと判断しました。

多分”学”になるようなものは何もありませんけど、お気軽にどうぞ。
お互い休日は重ならないでしょうけど、夏の水曜深夜ならだいたいいますよ。(笑)
2017年7月21日 16:46
リアだけでも、サンクターボのように!
はならんか。
おばふぇんでも格好いいです!
コメントへの返答
2017年7月21日 21:05
そうしたいのはやまやまですが、上記理由により、とにかくサーキットデビューするための最短ルートを行きます。
なので、サンクターボみたいなグラマラスなボディには、他分なりません。(笑)


汎用オバフェン仕様は、いってみればそれはメーカーの超一流のデザイナーと製造技師が造りだした、完成されたヴィヴィオのデザインそのままなわけなので、そりゃかっこよくて当然なんですよね。(´・ω・`)

ビルダーとしては大敗北ですが、まぁ自分はそもそもそんな土俵に立てるようなレベルですら無かったと思っています。
2017年7月24日 11:38
紅茶号が2台になる…だと…。。。

それだけでも胸アツですよ…。
いつ出来るか?は大事ですが、何をやりたいか?をはっきりさせて、そこへ向かって動く熱量を持つって大事だな。と最近、良く感じてます。

後付オーバーフェンダー…。。。
いいもんですね、えぇw
ビストロ顔にも似合ってて、にやっとしてしまいましたw
コメントへの返答
2017年7月24日 16:04
多分2台目は紅く無いなぁ…(笑)


まぁとにかく、紅茶号改造計画はガレージ環境の進化の歴史でもあり、ベンダーやら工作機械やらは一号機には全然活用されてないので…

設備力フル活用の二号機は、ちゃんと速いのを作りたいなと思います。

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人生とは前向きに生きていくしかないが、後ろ向きにしか理解できないものである。 そんな人生送ってます。 名前が微妙にころころ変わりますが、基本的な名前は”...
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