前回の更新からずいぶん日が経ってしまいました。
その間も作業はいろいろと続けて居ましたが、計画の進捗状況は芳しくありません。
また、実質的に改造作業ブログが停滞していた3か月の間に色々と思う出来事がいくつも起こりました。
そして、一つの決定をしました。
おそらく、この決定が、この改造計画で最後の大きな方針変更になるでしょう。
今回の紅茶号では
このような大幅がボディ拡幅、そしてそれに伴るオリジナルデザインのフロントフェイスは
凍結します。
ボディ造りは撤退します。
それを思い始めたのは・・・
ン十時間を注いで造っていたマスターモデル。 その仕上げに無謀なぶっつけ本番な処理をして、膨大な作業時間の末の造形を台無しにし
ふと振り返ると、昨冬からまったく制作進行がストップしている本体の姿を見た時。
こんな事していていいのか?
と思ったわけです。
冷静になって考えると、この未知の領域の取り組みを今後も続けた場合
100% 今年中のサーキットデビューは不可能
という事が、経験則から理解できてしまいました。
自分は決して、モノ造り能力が高くはありません。むしろ低いし適性も無い。
これは趣味道楽だから許されているだけであって、これを生業にしようものなら3ヶ月で首がまわらなくなるほど、モノ造りに向いてないと言えます。
その最もな原因は集中力が続かないことで、その理由も自分では気が付いていますが、それはここに書いても詮無い事なので割愛します。
まぁつまり
今は身の程をわきまえようと思ったわけです。
そもそも、この超ワイドボディを造る事が紅茶号改造計画ではなかった。
紅茶号改造計画の本丸は、ヴィヴィオT-topの水平対向の縦置きミッド化
この1点のみが、その目標だったはずです。
結果的にそうなてしまったフルパイプフレームだって、元々の計画には無かったのが、強度的な欲目をだして(というか不安)から、成り行きでフルパイプフレームになってしまった(後述しますが、ここで最大のミスを冒してもいました)
それが、何故にこんなワイドボディを造ろうとしてしまっているかというと
計画始動段階で、フロント16インチ リア17インチの大径タイヤを付けようと決めてしまって、そのホイールとタイヤまで新品で用意してしまった。
このせっかく用意した高級ホイールセットを使わないという決断がどうしても出来ず、それを収める為に結果的にボディの最低拡幅サイズが決まってしまっていました。(またフロントフレームの設計ミスもあって、余計に外にオフセットした)
ですが、いい加減この未練を断ち切る必要を感じていました。
今、この時間は無限ではない
そう思い知らされる出来事が、身近なところでいくつも起きていたのです。
この時間がいつ突然終わるかわからない。
だから、この計画を考え、その野心を原初胸に抱いた時に見据えたゴールまでは必ず辿りつく為に、望外な野心は捨て去るべきだ。
一般の社会人なら、なかなかできない膨大な時間の一点集中と、幸運な環境をもって、もとより無能力な文系素人の自分がここまでの形にもってこれた事だけでも運が良かったと思うべきで、これ以上の高望みは足元をすくわれかねない。
もう作業工程に、これ以上の不確定要素を取り込んじゃいけない。残りの半年は確実にゴールまでの工程を進められる確定要素のみでラストスパートにしなければいけない。
そして、大径タイヤと超ワイドボディは諦めました。
最終的につけるホイールはまだ決めてませんが、F16R17の軽四にあるまじき異径サイズになることはもうありません。
そして、ここにきて僕はようやく、今次改造計画の
最大最悪の凡ミスに気が付いたのです。
なんでこんなミスをしてしまったのか。
それは、この最後にパイプフレーム化された部分を、どう作っていたかを思い出せば否が応でも解ってしまうのですが、それは当時であっても十分予測はついたはずで、それなのにこんなミスを遺してしまったのは、ある種の確信犯的な諦観と妥協があったといえるのでしょう。
もはや、これを直すにはフロントストラットマウントの造り直しとなりますが、この状態からのソレは計画進行に致命的な一撃となります。たぶん、それは物理的よりも精神的にでかい。
どうするか決められぬまま、この日は失意の中で帰宅しました。
そして考えること一週間。
今次改造計画の最終的な方針が決定しました。
紅茶号改造計画は、
試作実験機である前期型1台 完成機の後期型1台
の計2台を制作するものとする。
前期型の目的は、素人が個人で水平対向ミッドのヴィヴィオを造ってサーキット走行までの経験を蓄積する事。
ここまでが改造計画 第一期。
そして第二期として、その前期型を制作するうえで蓄積した経験・構築した環境をもって、完成形の水平対向ミッドヴィヴィオを、自分が死ぬまでに造る。
きっと造る。
多分造る。
造るんじゃないかな。
まぁちょっとは覚悟はしてます。
前期型の致命的なフレームミスは、無理やりの帳尻合わせでいくことにしました。
やれなかったと、やり残したこと、今の自分では出来なかったこと
すべては、次の後期型で・・・
そんなわけで
今、ココ
マスターモデル造りで学習した
「未知の領域を、いきなり本番でやらないこと」
を教訓に、紅茶号の残骸使って、ある実験をしています。
この実験の詳細は次回のブログで。
しかし、なにが悲しいって
あれだけ苦心してた大径ホイール&ワイドボディより
こっちの汎用オバフェン仕様の方が周りの評判が良い事だよ!(´・ω・`)
ちなみに、まだちょっとタイヤがはみ出てるけど、それは15mmのワイトレ入ってるからで、それ外せばもっと引っ込む。
(今までの大径ホイール付けるために必須だったワイトレつけるのに、ハブボルト切っちゃってるので、それ直すまでワイトレ外せないの)
最後に一言
一連のワイドボディ造りで手助けして頂いてた皆様、せっかくのご厚意を形にできずすみません。自分にはまだそのレベルに到達できる力がありませんでした。m(_ _)m
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Posted at
2017/07/20 02:12:51