スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻しました。
そこで、今シーズンから使い始めたスタッドレスの私なりの感想を書いてみます。
スタッドレスタイヤは、どうしてもドライ路面での性能を妥協しなければならない側面があると思います。しかし、このタイヤは、国産スタッドレスの中でも剛性感を感じることができるタイヤだと思います。簡単な表現ですと、コンフォート系の夏タイヤとほとんど変わらないと言えば伝わりますでしょうか。一昔前のスタッドレスタイヤのようなフワフワした感じはありません。某メーカのタイヤも同様な感じを受けますが、硬さを感じにくいアイスガード・トリプルのほうが好み方が多いのではないでしょうか。
スライドし始める感覚もとてもわかりやすく、いきなりグリップが抜けるということがありません。これは、乾いた雪、シャーベット状の雪、アイスバーンでも同様の感じを受けます。ヨコハマさんらしい味付けかと。車を積極的にコントロールされるタイプのドライバーなら良さをわかってくれるんじゃないでしょうか。
もちろん、乾いたアイスバーン、濡れたアイスバーン、乾いた雪、シャーベット状の雪でしっかりしたグリップを感じることができました。滑り始めも感じ取りやすい性格もあって、ドライバーの意図しない動きをしないところも安心感を与えてくれる要因だと思います。ロードノイズも静かです。
と良いことばかりかと思うのですが、一つ裏切られたことがあります。
裏切られたというのは言葉が違いますね。正確には、予想外だった。
それは、タイヤの耐磨耗性。
自分が日常走るのは、標高差1000mの山岳地の往復です。それも追い越し車線もほとんど無いワインディングが多い。今年は、どかっと雪が降るときもあったけど、例年に比べて雪が少なくほとんどが乾燥路でした。それにもかかわらず、ごくわずかの磨耗しか見られなかった。リアタイヤは、新品時のトレッド面に付いているヒゲのようなイボイボが残っていている。フロントタイヤでもイボイボがやっと無くなった程度で表面のウエーブ嬢の模様が微かに磨耗したぐらいです。スタッドレスタイヤの十分な性能を持ちながら、これだけの耐磨耗性があるとは意外でした。サイズアップしたにもかかわらず燃費もさほど落ちないし。優秀ではないでしょうか。満足度が高いです。
あとは、この性能が何年維持できるのかというところでしょうか。まぁ、この辺は、タイヤの劣化に合わせて運転を変えれば良い話なので、私にとっては問題ではないのですが、来シーズン以降も変化を確認していこうと思っています。
新しいスタッドレスタイヤを試すことができたのは、ヨコハマさんのおかげです。この場を借りてお礼申し上げますm(__)m
あえてヨコハマさんに要望することがないかと質問されたら、ライトスポーツ夏タイヤにも力を入れていただきたいなぁと。でも、タイヤ業界も統合が進むのでしょうから無理なこと言っちゃいけない。コアユーザーのためのタイヤを造るより、売れ筋を造らなければ生き残っていけない。車関連業界は、厳しぃ。
Posted at 2010/04/21 22:42:09 | |
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車関係 | 日記