2012年03月24日
ボンゴ絶版かぁ。
まああれは今のままでは確か数年後に迫っている制動装置規制の強化(事実上のESC義務化)に対応できないっていう法規的な問題があって、いずれにせよその時点で「やめるか」「モデルチェンジ(改良)するか」の二択を迫られている車なので、それがなければ作るのを止める理由は無いはず。
でも10ン年前に前突性能強化の「モデルチェンジ」を敢行した当時と比べると、何だかんだで余裕ないのかなぁ。マツダ。
まあ当時はフォードの金使い放題だったらしいけどねw
しかしのところ、フリート系の車はやめるべきじゃないんだよなぁ。
「定期的に」「まとまった数を」「確実に」買ってくれる顧客なんて、早々に居るもんじゃない。
デミオが厳しい時のマツダを救ったのと同様に、ボンゴもそういう1台であるはずだからだ。
ニッサンが何だかんだでフリート系の車も残してるのはこの辺りの「土台」を確保する面も大きい。
(実際ゴーンタンも就任当初にその旨の発言してるはず)
だけれども、事実上上位2社しかこのテの車を手がけてないのは、日本特有のナンバーのしがらみあるだろうな。
数センチの差とかで1ナンになるだけで維持費が爆増したりするっていう。
乗用車ではナンバーの違いによる差なんて最早無いに等しいですが、貨物車では未だ死活問題なわけです。
でも、そうすると4ナンバー基本の車なんかはイマドキの法規に照らすと、八方塞がりなんですよ。
決められた枠内のサイズで、最大限に車内は広く、かつ安全で・・・って求められるんだから。
乗用車なら「狭い」ってクレームを無視すればいいだけですが、貨物車の場合そもそも規格サイズの箱とかパレットとかが存在する他、そういう「特定のサイズの荷物が載らない」ってだけでその瞬間に取引が終了してしまうこともあるわけで、大変に重要な事です。
そーなると、色々緩い時代に作られた車を手直しした方が、喜ばれるわけです。
それを新しく作るとなると、トヨタニッサンみたいに開発環境を整えられるメーカーならまだしも、マツダ・スバル辺りの、経営体力の弱いところは対応できんわけです。
個人的には、せっかく中免みたいな事実上貨物車狙い撃ちの免許制度に改正したんだから、貨物ナンバーの括りもこの免許制度に合わせて全面改正するべきだと思うんですよね。
元々バカでかい車しか作ってないアメ車は別として、欧州の貨物車なんかはこの辺りの矛盾にぶち当たって、結局敢えてボディサイズを拡大する方向を選んだわけです。
日本もその矛盾と限界の極致に来てしまったわけでありますから、ボディを大型化させた方が色々と便利だと思うんですよ。
ニッサンなんかは欧州で売ってる中・大型貨物を導入することもできるし、或いはマツダなんかでもワールドワイドなトランスポーターを作って世界に売り出せるかもしれない。
儲かれば4ナンローカライズ仕様みたいな車だって作る余裕もできる。
そんな風にできると思うんですね。
Posted at 2012/03/24 19:36:15 | |
トラックバック(0) |
車全般 | クルマ
2012年03月24日
6月で生産終了かぁ・・・。
というワケで近隣では唯一試乗車を置いている富山のお店まで出張なの。
***
実際のところ、RX-8は自分が乗った車の中では珍しいくらいのピュアスポーツカーであるけれども、正直なところ、いつも乗っている車が突然変異レベルのローポジスタイルで乗るタイプの車が多いので、割りとこのレベルの車でもドラポジの低さは感じないことが多かったりとか。
しかし流石に重心の低さというものはこのテの車ならではのものであり、足回りなんかは確かに硬い。だから路面のアンジュレーションなんかは片っ端から拾う。
でも重心が低いお陰でアクセラとかみたいに不快なくらい揺さぶられたりとかはあまりないので、この辺りは車の性格を如実に表しているといえる。
また面白かったのは、速度が上がるほどフラットライドな感じが増していくことで、意外にも高速ツアラー、グランツーリスモとしての素性も確かにこの車、なかなか良さそうである。
でも、タイプGはベースグレードってことで一番柔らかい足回りってことになっているそうだけど、スピリットRのMTはビルシュタインになるのなら、無茶に締め上げるようなセッティングを施していなければ、こっちの方が乗り心地も良さそうではあるw
***
さて遂に無くなるロータリーエンジン、果たしてそのフィーリングは如何なもんかいな、と思えば、確かにスムーズネス。そして意外にも低速から元気がいい。
まあ、この辺りは6速ATに助けられてる面もありそうだけれども、アクセルに対して忠実に車が動く感じで、トルクが細いとかそういうようなネガな部分は無かった。
そしてロータリーエンジンといえばその独特のサウンド。
モーターのような「ウィーン」という感じのあの音、アレは本当にあんな音するんだねw
やはりエンジン音というものは心地よいもので、ニッサンみたいに排気音ばっかり強い車と比べれば、音に個性が出るし、アクセルを踏まなければ静かなままなので疲れなくていい。
***
一番驚いたのはコーナリング。
交差点一つ曲がるだけで、あそこまで固まり感の強い曲がり方、というか、鼻先が軽いと感じさせる曲がりをする車ってそうはない。
Q45もアクティブサス車は不気味なくらいクルクル曲がるけれども、それとはまた違う、重量物が如何にも内側に寄っている、ソリッドな曲がり。
これはすげーや。
国産でこんな曲がり方する車、他にないっしょ。
これだけでもこの車の存在価値はあるねー。
***
ブレーキはリニアリティを重視しすぎてるのか、正直踏み始めの制動力の立ち上がりがかなり甘い。
踏めば効くんだろうけど、一瞬戸惑うレベル。
走りに関するネガはこれくらい?
***
インテリア。
節々にロータリーをモチーフにした造形がある・・・のだけど、オーディオレス仕様車は頂けんなー。
オプションのオーディオ(ナビではない)を付けると、DINシカトのロータリーを象ったデザインのフェーシアが与えられるのに、ナビを付けたいとなると強制的に殺風景なパネルが付くオーディオレス(ライン装着品が無い)を選ぶことになる。
純正ナビは色々言われるのも確かだけど、せめてこの車にはメーカーOPのナビも作るべきじゃなかったか。
じゃなければ、せっかくのあのカッコイイモチーフが台無しではないか。
最も、最近のマツダはライン装着品のナビを作ってませんけど。
(アクセラとかCX-5とかにも設定無し)
***
とはいえ、やっぱり8ってどこか「コレジャナイ感」があるんだよなぁ。
FDみたいな車であって欲しかったか?っていえば、必ずしもそうじゃないけど。
まあ、アレだな。
しかめっ面して「この車じゃなくちゃダメな理由」を捻り出すよりも、「かっけぇ!(すげぇ!)買った!」で買える車が欲しい的な?
Posted at 2012/03/24 18:46:19 | |
トラックバック(0) |
インプレッション | クルマ