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とみ~☆かいらのブログ一覧

2015年07月18日 イイね!

トヨタ・アクア S

トヨタ・アクア S諸事情あってレンタカーのアクアを300kmほど乗り倒してきた(9割高速)。

しかし、まさかド新車の個体が来ると思わなかったよ。
引き渡し時のオドメーターが28km(笑

***
これ結構すごいよ。

もう初期型の頃のアクアに乗ったのは3年くらい前の話になるからおぼろげにしか覚えてないけれども、その頃の印象は「ごくフツーのコンパクトカー」だったけれども、マイチェンで大進化したらしく、普通に乗り味の面でお値段以上の価値を感じるのです。

***
9割高速という事情を勘案すると、原理的に高速走行の苦手なTHS、しかも基本的にアンダーパワーな1NZ仕様となると、やっぱり80km以上からの加速が苦しいのはドライブトレーンを共用するカローラと変わらず、まあ車重が軽い分だけアクアの方が車格相応な走行感になるという程度。

上り勾配になるとパワーメーターは赤(PWR)領域に突入せずとも、エンジンが轟々と唸る程度までアクセルを踏み込まないと車速が維持できないとか、そういう場面も多い。
(まああのパワーメーター自体が白と言ったら黒も白レベルにどんぶり勘定っぽいので、参考程度にw)

システム出力は100馬力となっているけれども、実際のところはTHSの特性や構造から見て1.3リッター相当程度、それもホンダのロゴとかのようなタウンスピード特化型のそれと見るべきである。
(実際、トヨタのハイブリッドは明確にそういう方向を志向しているし)

しかし、シャーシのチューニングがずいぶんと進化していて、大元のボディとかの剛性は並といったところだけれども、それを上手く躾けてソフトでありながらもしっかりとダンピングを効かせてしっとりと走る、そんな車になっていた。

少なくとも路面の補修・アンジュレーションなどを踏んでもボディをしっかりと支えて追従しているようでもあるし、大げさにぶわぶわ揺れたりすることもない。
(数回ほど、後ろがふわついた挙動を示したこともあった気がするが・・・)

元々、トヨタのハイブリッドシステムはバッテリーなどの重量物を低く搭載することから、重心が低く重量バランスも良いという素性の良い車が多く、ソフトな足回りでもそれが特性としてプラスに働いたりと並みの車よりも有利な場面が多いのだが、アクアもその点をしっかりと見据えて熟成されたようだ。

足回りの動きというようなところに細かく注視すると、そこはさすがにコストの限界を悟るレベルではあるのだが、少なくともBセグメント前後のカテゴリーの車としては、高品質化している昨今のこのクラスの車と比較しても、十二分に質の高い乗り味であると感じる。

惜しむらくは、標準装着の15インチタイヤがエコタイヤで剛性とかが不足しているのか、たまにタイヤ由来と思しきフニャっとした不安定感が出ることがあったことか。

オプションの16インチがどういうタイヤが付いてくるかは知らないけれども、乗り味をより重視するならそっちを選ぶか、或いはもっと真っ当なサマータイヤに履き替えるかした方がいいに違いない。

ただ、16インチを履きたくてもツーリングパッケージまで選ぶのは、サスまで変わってしまうようなので、ここはその点についての評価は保留とする。

そしてこの車、燃費性能のために非常に空力性能にはこだわって作られているわけだが、それが高速走行時にもプラスに働いていて、確かに加速に必要なパワーは不足気味な感じもするけれども、反面一定の車速を維持するのに必要なパワーも最小限度で済んでいるという感じで、パワートレーンのアンダーパワー感からは想像もできないほど高速巡航が得意項目となっており、練り込まれたシャーシチューニングと合わせて高速道路をひたひた淡々と走り続けるのに大変良い塩梅になっているのだ。

そういう意味で、この車の真価を引き出すには車速の波を抑えるテクニックがあった方がよいということで、結構上級車向けの車であるような気もする。

***
IMG_1864.JPG
ドラポジも元々空力重視のために車高が低く、それに伴ってシートポジションも最近の車としては低めになっているようだが、シャーシが専用の車であるせいかそのドラポジ設計には無理がなく、少なくともカローラよりは余程良いポジションが取れる。

ステアリングの位置もテレスコやチルトが有効に機能する位置にキチンと来ており、いわゆるテナガザルスタイルではない。

ただ、シートのクッションがかなり柔らかめのウレタンのみで構成されているような感じで、適正に荷重を支え続けられるのは1時間程度が限度といった感じか。

シートやドラポジそのものの基本設計は悪くないだけに、この辺りはこの車は本質的にはシティコミューター的な性格で作られている、と感じる部分でもある。

しかし、この車やプリウスのウレタンハンドルの質感の低さは凄いと思うw

***
IMG_1874.JPG
結局、300km程度流れに合わせて走って、燃費はメーター読み21.4km。

レンタカーなのでどうせ引き渡し時に本当に満タンだったのかは怪しいところだから、満タン法にしても精度は悪い数字になる可能性が高い。

それならば、燃費計の数字の方が余程公正で公平な数字なのだ。
Posted at 2015/07/18 22:24:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | インプレッション | クルマ

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