毘毘でございます。
以前ブログで、うちの猫が末期がんであることをお伝えしましたが、先日、慢性腎臓病まで患っていることが判明しました。
獣医さんによれば腎臓病の原因は老化だそうで、猫という動物は元々腎臓の機能が弱く、歳を重ねるごとにみるみる機能不全に陥るのだとか。
腎臓病になると体内の老廃物の排出ができなくなるため、それを代行してやる必要があります。 やらなくば尿毒症となり、死に至るのです。 治療法は人間なら人工透析が思い浮かびますが、猫の場合、大量(といっても150ml/日・回)の水分を皮下注射(輸液)し、その水分で老廃物を排出するという方法を採ります。
これが輸液のセットで、左上から時計回りに「注射針」「リンゲル液」「輸液ライン」です。
この治療はもちろん獣医でやってもらえますが、うちは獣医の指導を受け、ワタクシ自らが自宅で行うことにしました。 猫にかかるストレス(移動・獣医へ行くことなど)と費用を考慮した結果です。
初回は獣医に足を運び、獣医師立会いのもとで行ってノープロブレムでした。 そして自宅で行った2回目以降――
■2回目
・注射針を誤って自分の指に刺す。 注射針のキャップが固く、力を入れた途端…。
・輸液中、終始猫が暴れる。 保定役の細君は汗だく。 輸液は成功。
・対策:電気あんかを使い、リンゲル液を事前に「猫肌」に温めることに。 これはネットで得た知識。 猫が暴れたのは、冷たいリンゲル液を輸液され、嫌だったからと思われる。
■3回目
・注射針を刺し損ねて輸液が漏れる。 急きょ針を換えて輸液続行→完了。
・猫は最後までリラックスしておとなしいままであった。 「猫肌」のリンゲル液が功を奏す。
功労者の電気あんか…。
4回目以降はほとんど問題なく輸液できています。 猫もいやがっていません。 クルマに乗せられ、知らない場所に連れて行かれるというストレスがなくなったせいか、食欲が増進して体重が増え、毛並みも良くなってきています。
「愛猫に注射針を刺す」という行為には、正直今でもかなりの抵抗感があり、気が重いです。 ただそうすることで、猫のストレスが減り、心の安寧が保たれるのであれば、このまま続けていこうと思います。 残り少ない日々をできるだけ安らかに過ごさせてやれれば、それでいい…。
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ねこ | ペット
Posted at
2012/06/24 15:50:31