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2017/10/21
「実は深い ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ 補聴器の世界」

先日、父を補聴器屋さんにつれていきました。
なんでも最新機種を一定期間貸し出してくれるとのこと。
で、興味もあって行ったわけですが・・・いやあ、実に興味深く驚きの世界でした。

宣伝になっちゃいますが、いいお店だったのでしときましょう。


「小倉補聴器 小倉店」ヽ(ﾟ∀ﾟ )ﾉ

お店の駐車スペースが１台用意されてますがお店の人が使用（！）してるので、道の反対側の１００円パーキングか、お店の前の歩道がかなり広いので、そこに乗り付けちゃいましょう。ちなみに上記パーキングを利用した場合はお店の人に言えば払ってくれるそうな。
正直小さい店舗ではありますが、装備やスタッフが優秀で、耳の聴覚の検査も聴力だけでなく５０音すべて聞き取れているか調べて確認してから話を進めてくれます。
また本格的に音が聞き取れない方のために手話も完璧。
私の場合たまたまついてきただけですが、家族の人にも普段の聞き取り状態を調査するなど真剣に対応していただけます。

で。

私の中では補聴器というは

　【集音した音を大きくして耳におくる機械】

という認識でした。まあ、ちいさな拡声器？みたいなイメージ。

ところがどっこい、物凄くハイテクなガジェットでした。
私が「付き添い」と認識したらしく、やたら私に会話してくるのでいろいろわかりました。

補聴器とは音データを集音し、用途・対象人物に応じて加工をおこない、状況や好みにあわせて音を出力する。
それをあのコンパクトサイズで実現する超ハイテクな機械です。

たとえば音の加工だけでも以下のようなケースがあります。

１．集音した音を聞き取りにくくなってる周波数域だけ大きくして出力
２．集音される方向を設定できる
３．集音される距離を設定できる
４．雑音などの音を下げ、音声を聞き取りやすくする
５．あまりに大音量だった場合その音をほどよく下げる
６．上記設定を左右の耳それぞれ設定できる
７．集音データの加工プログラムが複数用意されており設定で変更できる

エトセトラエトセトラ・・・たくさんあります。

また、これらの加工をおこなうプログラムがまたメーカー毎に違ってたりするので、音の好みで選ぶ人も多いそうです。
左右違う設定が必要なのは当然ですね。
もちろん時が経つにつれ聴力が変わるので定期的なメンテ調整が必要。
メンテはお安いとのこと(価格に含む的な)。
ちなみにミドルクラスの補聴器は上記設定をPCからおこなってました。
WiFiかなぁ、Bluetoothかなぁ。
あのソフトもくれるのかなぁ(・ω・)駄目かなぁ・・・

そうそう、肝心の値段ですが最初聞いた時はビックリしました。
ミドルクラスでなんと２５万(片方で)。
耳の穴の形状にあわせてオーダーすると更にプラス。
耳に引っ掛けるタイプでなく、耳に差し込んでしまうタイプだと更にプラス。
まあ、集音して音を加工して出力する機械と考えると高くなるのも頷けなくはないですが・・・
ちなみに片方だけで使用するのはオススメしないとのこと。
補聴器の音を外の意味のある音や音声と認識するのは耳ではなく脳なので、両方使ってないとあとから両方にしても脳が対応できないそうな。
また、それ以前に両方じゃないと【音源の方向】の認識率が極端に下がるとのこと。
これは納得です。
声をかけられてもどちらからかわからないのでは意味がない。

まあ、それはともかく高いので値段交渉開始ｗ
最初の提示額は１０％引き。
なるほど・・・私のラッキーナンバーは３なので３０％引きでどうでしょう？とお約束の駆け引きをしながら最終的に１５％引き＋あと気持ちだけ頑張って下げますで商談成立。
いや、まだ買うと決まってませんけどね！
試用してみて気に入って買うとなった時の地盤固めをば(・ω・)ゞ

興味があったのでハイクラスの機能なども聞いてみました。
ちなみにお値段はノーマル状態で５０万(片方！？)、両方つけてオーダーメイドすると、ちょっとした軽自動車が買えます。
それだけに機能は高性能で対応周波数の領域も広く、加工技術も潤沢に用意されてます。
しかもBluetooth対応で、スマホアプリで各種設定の変更がおこなえます。
もちろん、電話を使う時には補聴器の方から声が聞こえます。
さらにスマホの音楽を聞くことも可能。
さすがハイクラス、補聴器を超えた機能まで持ってますね。

★
ちなみに、最初に聞いて驚いたのは【補聴器は非課税】なこと。
（もちろん最初は消費税分を値引こうと思ってましたｗ）
一応、、国が補助してるんですね。
国からの補助、値段的にもうちょっと頑張って欲しい！
うちは父＆母共に耳が遠くなっていってるので私も将来は・・・(´・ω・)

と、いうわけで
実に有意義で勉強になる時間でした♪