えー、以前に調達していた昔のカロッツェリアのカセットデッキ「KPX-990」を修理していまして、配線とキャプスタンベルトとヘッド周りのベルトは修理しましたが、次はスイッチ部を修理しましたので、記録しておきます。
この機種は直しても次から次えと不具合が見つかりまして、とてもまともに動く代物ではございません...。
配線修理情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3581711/note.aspx
フロントパネルオープン修理修理情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3593338/note.aspx
ヘッド周りの改修はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3599653/note.aspx
キャプスタンベルト交換情報はこちら↓↓↓↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1376897/car/1010949/3595322/note.aspx
これを見て真似される場合は自己責任にてお願いいたします。
m(_ _)m
このデッキは時間を掛けてベルト類も修理してやっと完了かと思いましたら、赤印のところのボタン反応がぎこちなく、反応する時としない時があります...。
修理初日からボタン反応については「可笑しい動作具合だなー!?」と思いながらベルト類を修理していましたが、ほぽ修理完了しますと、ボタン押しても無反応が気になりだしまして、夜も眠れません...。
とっ、いうことで、夜は眠れるように気になる所を診てみた次第です。
それでは診察に入りますが、こういう場合はたいがい(だいたい)接触不良が考えられますので、カバー類を取り外して、接触不良個所がないか確認していきます...。
パネル内側のカバーも取り外して、フィルム配線に異常個所はないか入念に診て行きます...。
フィルム配線の途中に断線があるかも知れないと思いましたが、フィルム配線は上等のようで検討違いでした。
続きまして、ハンダ割れを確認いたします。
よく、別の方のブログなどを拝見しますと、ハンダにクラックが入って接触不良が起こる記事を見たことがありますので、ルーペを使用して入念に確認しましたが、何処もクラックは入っていませんでした...。
これは、当方の検討内ではないようで、修理不能かもしれませんねー...。(笑...)
パネルを剥がしてスイッチ部も診ておきますが、特に変な所はございません...。
原因は判明しませんが、折角ここまでバラしましたので、序に清掃とスイッチ部に接点復活材を注入しておきました...。
結局、1日では原因がつかめず、この日はここで終了です。
再度、日を変えて修理にチャレンジです。しつこい男(おっさん)ですねー...。
(笑...)
ボタン反応についてよくよく思い出してみますと、パネル左側のボリュームや十字のボタンは反応しています。これはパネルを開けていても閉じていても操作はできます。
画像2の赤印のボタンは反応が鈍いということは、共通線であるアース線に問題があると睨みました。
しかし、基盤配線・フィルム配線・ハンダ割れがないということは、どこかの共通するスイッチ部が怪しいのではないかと思い、パネルを閉じた時に反応するスイッチを調べてみます。
写真のここなのですが、フロントパネルが開くとカセット入口両側の電球が点灯する仕組みとなっています。
その電球を点灯させるためだけでなく、ボタン制御も兼ねているのではないかと思い、パネルオープン時に手で押し込んで反応の鈍いボタンを押しますと反応がありました。
どうもやはり、このスイッチがキーのようです。
だいぶ時間が掛かったが、やっと原因究明かな!?。
それでは原因が判明したところで、改修作業に入ります。
スイッチをよく確認してみますと、パネルを閉じた状態では半切り状態となっているようで、パネルの位置によりスイッチが切れたり入ったりと中途半端な位置になっているようです。
スイッチ事態は固定式のため位置変更ができませんので、パネル側を小細工してスイッチがちゃんと反応するようにいたします。
約厚さ1mmの黒色プラ破片(今回はアクリル板使用)を用意して、写真のように米粒の半分程度の大きさにカットいたします。
くしゃみしたら飛んでいきそうです。
(笑...)
そして、パネル右側のここの溝へ超強力両面テープで固定いたします。
ここの溝に画像6のスイッチレバーが来るように設計されておりますので、スイッチを移動させる事なくレバー位置のオフセットができますかな!?。
これで、スイッチレバーが約1mm程度奥に押し込まれまして、中途半端な状態が解消されるということになります...。
素晴らしい...。
写真はないですが実際操作してみますと、無反応がなくなり全て1発でサクサク動くようになりました。
この機種の修理話題でだいぶ引っ張っており、動作画像を未だに1枚も掲載しておりませんが、何と音質がイマイチでして納得できる状態ではございません。(音質と画像は全く関係ないですが...)
まぁ、次回以降ということで...。
Posted at 2016/02/28 07:18:13 | |
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