私の読後感想文②

第二弾は山口かつみ著「オーバーレブ！」です。
ちょっとエッチな走り屋漫画と弟に教えられて読んでみました。
正直そんなにエッチでもなかったです。
主人公は涼子ちゃんという女の子。高校3年の時、それまで情熱を注いできた陸上競技をアキレス腱の故障により断念。目標を失った時、峠で見た走り屋の姿に感化され走り屋を目指すと言う物語です。
連載も終了し、最終巻も発売されましたが、最後には走り屋どころかとんでもなく成長しています。
天性の素質と体育系の根性・周りの仲間・バトルの相手からどんどん学習しどんどん速くなっていく涼子ちゃんの活躍が楽しみな作品です。
読んでいくとドラテク関係やマシン作りに関しても興味深いことがあったり勉強できる面もあります。

こちらの主役マシンはトヨタMR-2しかもSW20ではなくてその前のAW11（スーパーチャージャー有り)。涼子ちゃんはこれに「ミスター｣と愛称をつけ、大事に乗っていきます。仲間達のクルマもS-14(佐和子)EG6(アイカ)S-13（だんまる）と皆さんなじみのクルマばかり。（例外・帰国子女の沙里はプジョーでした)
はじめのほうはマシン作りやドラテク話で結構楽しめ、中盤はチームを作ってイニDみたいなバトルの話やミニサーキットでのタイムアタック・雑誌社とチューニングショップが牛耳るドリコンでの活躍の話など面白いエピソードが多いです。最後のほうは唐突にまとめちゃってるような感じですが、伏線は沙里が登場するあたりから張ってあり自然と受け入れられるでしょう。最終話は後日談的に加えられています。
イニDが玄人向け隠れギャグ漫画（←これは私の主観です。前のブログを読んでみてください。）ならばオーバーレブは初心者も安心の走り屋入門書と言う感じでしょう。

皆さんぜひ読んでみてください。特にEG6に乗っている方！イニDで悪役に回されて悔しい思いをしてる人、オーバーレブでは大活躍です！
（同じ赤いEG6でこんなにも扱いが違うんですね)


私的には今思うと庄司慎吾のテクニックは拓海より凄いと思います。