2016年08月12日
勘違いしていませんか?
最近のロードスター業界で話題になっているNAレストアプラン。
レストアプランその物では無くユーザーの反応でちょっとびっくりする様な話を幾つか耳にしたのでこんなブログを書いてみる事にしました。
何だこいつ?とか思われる様な内容なのでNAレストアプランで盛り上がっていたい人は読まないで下さい。
ユーノスロードスター
一度は廃れてしまい世界から姿を消したライトウエイトスポーツカー、それをもう一度作りたいとマツダが世に送り出した第二世代とも言えるライトウエイトスポーツカーの金字塔。
発売から30年近く経った今でも色褪せない魅力を放つその車は今尚販売メーカーで有るマツダに愛されていますね。
そして今またスポーツカーが廃れ始めている現在に至ってもレストアプランなどと言うおよそ日本の自動車メーカーが手を出さない事までやろうとさせる程特別視されている素晴らしい車な訳です。
ですのでそんな車を所有しているユーザーが盛り上がってしまうのは仕方の無い事だと思いますが・・・少し勘違いしていませんか?
と、言いたい。
今回のレストアプラン、そもそも今NAを所有するユーザーにとってそんなに変化が有る事なのでしょうか?
確かに生産終了してしまった部品はそこそこ有ります。
維持し難い状況になっているのは間違い有りません。
でも・・・今までだって故障したところは直せましたよね?
純正部品が無くたって代替え品はいくらでも有った筈です。
限定車のオリジナル部品だって同じです、ECU程複雑な物だと無理かもしれませんがメーターやリレーなどの簡単な電子部品なら本気で直したいなら修理や自作、あるいはワンオフ製作も出来た筈です。
ぶっちゃけECUが壊れたってフルコン使えば車は動かせます。
機械部品もそうです、そもそもNBの部品のほとんどをそのまま使う事が出来る時点で不便は無かった筈です。
そんな現状で今マツダがレストアプラン及び純正部品の再供給を行いますと発表したところで何かが変わるんですか?
本当にNAを維持して行くのが難しいなと思っている理由は部品が無いからですか?
部品が供給されればいつまでも乗り続けるんですか?
ただの言い訳じゃ無いんですか?
今回のNAレストアプラン、勿論「無料」と言う訳でも「格安」と言う訳でも有りません。
以前まで個人が業者を見つけて安く無い金額を払い行っていた事をマツダが代理で行ってくれると言うだけです。
生産終了した部品だって再生産となれば以前よりも格段に販売価格が上がる事は間違い有りません。
以前と同じ金額だったり、ましてや安くなる事なんて100%有りません。
正直な話、今回のNAレストアプランの対象者はどんな手段をもちいてもNAを乗り続けたいと言う人のみが対象となると思っています。
NA以外の車はどうでもいい、お金ならいくらでも払うから何とか直して欲しい、そう考えている人が行うプランでしょう。
少なくともレストア金額を提示された時に「その金額だと他の車が新車で買えるな・・・」とか迷う人はお呼びでは有りません。
マツダがレストアプランを発表したからと言って今後NAが壊れ難くなる訳では有りません、今まで通り古くなった部品から順次壊れていきます。
NAレストアプランですが今まで大掛かりな修理や高額な部品の交換も行ない壊れたら順次直して来た実績の有る人にとっては嬉しい内容の話ですが、故障箇所の修理が高額だから今後維持していけないと言う人にはまったく関係の無い話な訳です。
今騒いでいる人達はレストアプランの受付が始まったら本当に申し込むんですかね?
NA幌が部品代20万とか30万とかで再販されたら買うんでしょうか?
今までにNAを直し切れなくてNBに乗り換えたのに
「レストアプランが始まったらNAに乗り換えるかな〜♪」
とか言ってる人も居るんで・・・アホですね。
久々の愚痴です、まあ不機嫌にもなります。
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情けない愚痴 | 日記
Posted at
2016/08/13 00:13:47
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