伊佐須美神社

【概要】
会津盆地南縁の宮川沿いに鎮座し、
古くから陸奥国二宮・会津総鎮守として崇敬されている。
「会津」という地名は、
第10代崇神天皇の時に派遣された四道将軍のうちの2人、
北陸道を進んだ大毘古命と東海道を進んだ建沼河別命とが
会津で行き会ったことに由来する（日本書紀）といわれ、
2人が会津の開拓神を祀ったのが当社の創祀とされる。
会津地方では、古墳時代前期にはすでにヤマト王権特有の
大型前方後円墳が築造されており、
王権勢力の東北地方への伸長の実情を考える上で
重要な要素を担う神社である。

【祭神】
祭神は次の4柱。「伊佐須美大神」「伊佐須美大明神」と総称される。
伊弉諾尊 （いざなぎのみこと）
伊弉冉尊 （いざなみのみこと）
大毘古命 （おおひこのみこと、大彦命）
　- 第8代孝元天皇の皇子。四道将軍の1人で、北陸道を進んだとされる。
建沼河別命 （たけぬなかわわけのみこと、武渟川別）
　 - 大毘古命の子。四道将軍の1人で、東海道を進んだとされる。

【言われ】
「いさすみ（伊佐須美）」という神名については、
「いさなみ（伊弉冉）」の転音とする説や、
大毘古命・建沼河別命2人が「いざ進み」と励まし合ったとする
説があるが明らかではない


住所: 福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377
電話 : 0242-54-5050