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さて、以前「X1 コストダウンの爪痕 その２」で紹介した、というよりX1乗りなら誰でも周知のことだが、X1には元々、グレード（６気筒も含め）問わず、ボンネット・インシュレーターが無い。
インシュレーター（insulator）は、「遮断」とか「絶縁」とかの意味で、海外ではsound insulatorと呼んで、bonnet insulatorとは呼ばないようだ。
つまり、正しくは「ボンネットの裏にくっつける遮音材」とでもいうべきなのか。。。。。。。
で、主たるは遮音目的なのだが、それ以上にインシュレーターが無いことにより困るのは、冬場の雨の日などは、ボンネットから湯気が立ち込めて、これが非常に精神衛生上よくない。
塗装にダメージを与えるんじゃないかとか、コーティング材によくないんじゃないかとか、湯気を見るとついついイライラしてしまう。
まぁ、エンジンの熱よりは真夏の炎天下の紫外線を含んだ直射日光の方が、はるかにダメージを与えるのはわかるが、更に輪をかけてエンジンからの熱が内側からとなると、少なくとも影響が無いはずがない。

で、パーツレビューでも購入を報告した「YAZAWA かいおんくん」だが、いまだに装着していない。
なぜなら、ボンネットの裏側の写真を見て分かると思うが、ちゃんとインシュレーターが装着できる穴が確認できる。これは、今後X1に何らかの追加モデルが発売された際の為に違いないと妄想を抱いて、あきらめが付いていないのだ。
「その時はその時で、剥がして、インシュレーターを装着すればいいじゃん」と思うかもしれないが、ことはそう簡単ではない、グラスウールを両面テープで貼り付けるという荒技？のため、剥がした後は、容易にボンネットの裏側が悲惨なことになるのが想像できる。

で、諦めもつかないまま、時が流れ、日本では、X1のマイナーチェンジの話題がちらほら、USAではすでに正式発表されている状態である。もしや、マイチェン後には、インシュレーターが必要なモデルがラインナップされるかもしれないと思い、ネットで情報収集をしていた。

で、とあるBMWのX1の海外フォーラムがあったので、ダメ元で

「誰か、X1のインシュレーター知らないか？」

と投稿してみたら

「過去の、俺様の投稿を見ろ！」

と返事があった。無論、慣れない英語で聞いたわけだが。。。。。

でみてみると、なんと写真付きであるじゃねぇ〜か！

http://e84.xbimmers.com/forums/showthread.php?t=712777

で、さっそく写真にあるパーツ・ナンバーを、RealOEMのサイトで確認

http://www.realoem.com/bmw/showparts.do?model=VL31&mospid=52063&btnr=51_7507&hg=51&fg=75&hl=5

あれ？　エンジンのアンダーカバーって出てるけど。。。
確かにフォーラムでは、写真は載ってないけどパーツは存在するようなことが書いてあるが真相は。。。
とあるディーラに一応確認してみても、それはインシュレーターではなくアンダーカバーですよって返事で、ついでにX1にはインシュレーターのパーツは存在しないとの冷たいお返事。

う〜ん。部品のシールは中国語だけど、中国で生産してまだ部品供給されていない横流し品なのか。。。
今後、日本にもおそらく投入されるであろう、X1のディーゼル・モデルの部品なのかもしれない。。。