ナベエ (ガレーヂ27番地）のブログ一覧

乗る時間が無いからNA売ってくれないか？

そう友人から言われ、各SNS等多方面に打診していたNA6・Vスペシャルが昨日成約となりました。
自分の元に戻った今年、売る準備としてオイル交換の他、車検も間近という事でブレーキ、クラッチフルード等を交換して車検時に問題となるような部分が無いか確認し、テスト走行で気に入らない部分は自腹で少々のアップデートをしてきました。

そんな・・・ほんの10日前の事・・・
NB乗りの友人が、「NA探してる人が居るんだけどどうかなあ？」とメールをくれまして、ホイホイ、そうですか・・直接連絡がOKなんですねと、軽い気持ちでやり取りし始めると、3時間程度でどんどん話が前に進んでいき・・・

見に行きますのでよろしく（！！

となったのでした。
さすがにこれは急な話で、友人のスケジュールが空いた昨日お会いする事になったのですが・・・ここからが更に凄かった

もし、ちょっと気になる部分があれば手直しもお願いしたい・・・部品選定は任せます。
購入に至らない場合でもその分はお支払いします。

これにも驚きました。
残るは5日、部品の発注と到着・・・選定と言ってもさて何を？
時間とお金、今年含め過去の整備記録をまとめて送信・・・これにまでに無くタイトでハードな日々でした。

そして昨日・・・迎えに行き、サラっと外観を見て試乗されます。
試乗時間は約1時間程度、そして軽く下回りと質問を少々・・・

買います！

乗って即決でした。
驚きます・・・聞けば、先日行ったロードスター修理専門店の売り車にはピンとも来ず、このVスペシャルを見に来るのも、久々に会うNB乗りの友人に会う目的が7割、車を見るのが3割・・・北陸にある友人の車が第一候補で、青森に来て一泊後に北陸に行く・・・「つもりだった」のです。

それが乗ってみて「良いんじゃないですか・・・30年前にNA乗った時の事を思い出しますよ、乗って帰ります」

このようなズバ抜けて行動力がある方は正直なかなか居ませんし、「この車で本当に良いのか？」と自分自身に何度も自問自答しました。
そりゃそうです、出所が解体屋でこれからも補修が必要な車です・・・このような方は絶対手は出さないだろうと思っていましたから・・・。
ただ、M2モデルを含め、NA・NB・NDと30年に渡って乗り継いて来たロードスターに関しては手練れという方で、「乗ってみないと分からんしなあ・・・」という基準というものをしっかり持っている。
そういう方が「コレでいい」というのであれば、自分も嬉しい限りです。

まさに疾風の如く・・・未だに実感が湧きません（笑

先程、ホテルチャックアウト後に

帰りまーす！
ありがとう！
大事に乗らせていただきます！

の、メッセージが入りました。
もう、感謝しかありません・・・思わず涙が出そうになりました。

人も車も縁ですね・・・定番の句、「だれもが幸せになるロードスター」と共に、「この車でしか運べないもの・・」を自分の句に付け加えたいと思います。

この車に関わった方々に感謝致します。
自分の手を離れ、更なるアップデートは某専門店になると思います。
どうなっていくのか？楽しみに遠くで見守る事にして、NA6最終計画はこれで終了となります。

皆様、ありがとうございました！

緑Ｖスペシャルが定期検査で来た・・・のもあるんですが、残念ながら

このＶスぺシャルを売りたいそうです

乗る時間が無いのもありますが、オーナーの事情により手放したいそうです。
ですので、このようなご時世で売れるかは分かりませんが、興味が有る方はご連絡下さい。
大まかな作業内容はこの「NA6再生計画」やＲＣＯＪ会報に載っています。

とりあえず、外装は磨き直します。

このNA6は最初っからエアコンが効かない・・・コンプレッサーは回るんですが、OH!さん曰く、A/Cスイッチが入ればガスがほぼ無くてもコンプレッサーは回るそうなので、ここはガスを入れて動作確認をしなくては・・・と思っていました。

ちょうど地元の主治医がR12のエアコンガスを持っていましたので、本日ガスチャージとステアリングの異音確認を行いました。
まず、リフトに上げてステアリング系のガタを一式確認して音の出所を探ると、やはり・・・「ラックの中じゃないかなあ・・・」との事で、ラック本体と確定しました。
分ってしまえばあとはどのタイミングでリビルト品に換えるか・・・それは今後考えれば良いので、やはり検証作業は必要ですね。

さて・・・本題のエアコン。
ここで主治医の持つゲージの高圧側のチャックの大きさが違って接続出来ない・・・というハプニングが起き、仕方ないので低圧側で長く真空引きをして充填する事に。
ガスはほぼ空の状態でした。
サテライトグラスと冷え方と低圧ゲージを頼りに２缶を充填・・・もう1缶入り切るかどうか？なのですが、高圧側を見れないので2缶でOKとしました。
コンプレッサーからの異音も無く、そこそこ冷えた風が出るので動作的には良しとしました。
あとはガス抜けがどの位の期間で起こって行くか・・・来年はどうなのか？これも今後の検証課題。

あとは・・・アイドルアップ回転が低いかなあと。
元々この車はアイドリングで一瞬1000回転位にエンジン回転数が上がるという状態が起こったりしています。
それと、ベースアイドルを調整すると短絡を外したアイドリングが若干低い・・・ベースアイドルと本アイドル？の回転数の差が少し大きい気がします。
また、今日のエアコン稼働で分かったのはアイドル回転が500回転位に落ち込む場合もあり・・・恐らくISCが不安定なのでしょう。
色々試してアイドリング回転は若干高めにセットしました。

今回は公道復帰時の修理で車検に関係無いと思われる部分やその後の走行で気になった部分を検証、修正となりました。
ここで納車になります。
あとは、10月の終盤辺りにオイル交換して今年は終了でしょうか。

2019年の作業にお付き合い下さりありがとうございました。

前回のブログでステアリングラックの異音とガタ・・・のコメントを頂き、「おー、その手があるじゃないか」と思いだしたのが、自分のゆで卵号に装着されているオリジナルボックスのステアフィールチューニングキット。

このキットではステアリングラックの重さ調整もするのですが、ここでラックにガタが出ないような調整もするのでピンときたのでした。
しかも、ロックナットを緩める専用工具もキットと共に購入してあった（忘れてます）ので、作業してみる事に。

ちょっとアジャストしてみます。


他車種では少しの締め込みで変化があるようなので、マーキングしたペンの太さ（2ｍｍ位？）分づつ締め込んでタイヤを操舵させて重さとガタを確認いきますが、あまりにも変化が少ないので、思い切ってアジャストボルトが当たる所まで締め込んで行きます（90度までいきません）・・・そうするとタイヤを手で操舵させるにはかなり重くなります。
そこまでやって・・・重くなれども音は「カキン、カキン」変わらず出ます。
あ～アカンか・・・こりゃ中身だろうね。

という事で、「いずれステアリングラックは交換」という結論に至ってアジャストボルトを元の位置に戻します。
ただ、ここで根拠は無いんですが経年経過で少し詰めても良いかなと考えて、元位置から5ｍｍ程度締め込んでロックしました。

そして、以前調整しましたが僅かに気になっていたスロットルポジションセンサーを点検してみます。
スロットル開度0.2ｍｍで導通有り、0.4ｍｍで導通無しが基準で、アライブ石井さんではじゃんぼスロットル装着車で0.2ｍｍ程度で導通無し（OFF)ですね。
このVスペシャルもその位の調整にしてます。
アイドリングの乱れもないので単なる確認ですが、開度0で導通あり、0.2ｍｍで導通無しなので良いでしょう。
元がATなのでクラッチスイッチも無くアイドリング制御はO2センサーや水温センサー、エアフロを除くとこのスロットルポジションセンサーのアイドル接点だけ・・か？
まあ、アイドリングで車庫入れが出来るので良いとしましょう。

さて・・・あとは・・アレかあ・・夏だし。

屋外保管ではボディカバーの使用は有効に思います。
直接風雨や日光にさらされるよりも保護されるでしょうし、幌からの雨漏りやレインレール～ドレンの詰まりの予防にもなります。

ただ、どうしても「擦れる」という事からは逃れられませんので擦り傷は付きますね。
このVスペシャルにはカバーライト社のボディカバーを使用しています。
冬季～6月中盤まで・・・－10℃から+28℃位までの温度変化等でも蒸れは無く、流石に安物のペラペラなヤツとは違うなと感じます。
でも、擦り傷は付く訳です。

今回は外装を軽く修正します。


受け取ってみて、この擦り傷や曇りをどうするか？考えました。
毎回受け取る度にポリッシャーで磨くのはちょっと厳しい・・・再塗装した以外の部分の塗膜がどこまで有るか？
そこで、少しの研磨剤（が僅かに入っていますよね？）とレジンの傷埋め効果と艶を一本で手軽に・・・オートグリム・スーパーレジンポリッシュの出番です。
個人的にオートグリム信者ではないのですが、お試しで使った製品に関しての印象は良く、このスーパーレジンポリッシュに関して言えばダーク系の色で深めの艶を出したい時には良い製品。
ポリラックもありますが、こちらの方が若干良い（似てますが）気がします。
この上からブリイアントシャインディテーラーをコートしておけば、雨天時の汚損も低くなるでしょう。
全体をポリッシャーで磨くのは3年位の感覚で良いかなと。

一番気になったのがドアミラーです。
どうも保管時にボディカバーの擦れ傷が大きいのか？表面が荒れてます・・・いや、コレは擦れじゃなくて以前の凹凸ですね。
缶スプレー塗装後に整備で預けていました・・・安物のボディカバーだったので擦れ防止に軍手をドアミラーに被せてた時の繊維凹凸・・・塗装が弱いので、後に軽く削って修正塗装しましたが、やはり塗装の硬化の速度が遅いのか？凹凸が浮き上がって来たのですね。
そこで、目立たなくなる程度に削ってポリッシャーで磨く事にしました。
800～1500番のペーパーで削っていってコンパウンド2種類とバフ2種類で磨きます。
あまり追い込んで下地が出て来るのも怖いので、まあ少し表面は荒いですがソコソコ見栄えが良くなるトコロでやめておきます。

全体もまあまあ綺麗になったので、外装はこの位にしておきましょうか。