5月26日(日)軽井沢ミーティング
日焼けしてヒリヒリする軽井沢を後に一路福島へ・・・2013年の「ゆで卵号」リフレッシュは今年もFactry OH!へ依頼しました。昨年のリフレッシュで納車された時点で、既に今年のメニューは大まかながら決まっていたので、それを実行します。
2013年のリフレッシュメニュー・・・メインと言えば「ヒーターユニット交換」です。
NAロードスターは最終登録でも15年は経ちます。
NA6CEではほぼクーラントが漏れていると言われるヒーターコア・・・NA8もそろそろでしょう。
で、何故に「コアではなくユニットASSY」なのか?・・・これには理由があります。
今回採用したのは「NB純正ヒーターユニット」です。
採用に至った理由・・・まずは価格です。
(2013年1月時点の税抜き価格)
・NA純正ヒーターコア(N001-61-A10) 21200円
・NA純正ヒーターユニット(N026-61-130A) 35700円
・NB純正ヒーターユニット(N053-61-130E)22100円
・NB純正ヒーターコア(NC10-61-A10A)15300円
なんと!NAのヒーターコアにプラス1000円程でNBのヒーターユニットASSYが買えるじゃないですか。
と、なれば採用しない手はありません。
そして「納期未定」・・・これはデンソー製なので、マツダよりデンソー発注となるようです。
NBのヒーターユニットを発注したのが1月21日・・・製品到着は3月1日ですので、この時点での納期は約1ヵ月半。
これがNAのヒーターコアだと更に納期を要するという話ですので、ココはNBニーターユニットASSYで決まりでしょう。
と、言う事で手持ちのNBヒーターユニット中古品(実は安かったので比較用にNB3モノの中古を某所から購入)とNAヒーターユニットを比較してみましょう。
外観からはパイプ・ヒーターコアの材質がNAの真鍮からNBではアルミ製に。
そしてNAではパイプとコアの間にラバーホースが入っていますが、NBではホースでは無く根元で金属バンド?で締め込みの接続に変更。NBのヒーターダクトには一部網が入っています。
唯一、NBでは指差しした部分に一枚三角ダクトが被さっている(ここでは外した状態)ので、それを外せばボルトオンでNAにNBのヒーターユニットが付きます。
また、交換にはダッシュパネルの脱着が必要ですが、エアコンはエバポユニットをちょいとズラすだけ・・・後は知恵の輪でエアコン配管は外す必要はありません(よってガス補充の必要も無し)。
どうでしょう?新品のNAヒーターコアを買うなら新品でヒーターユニットの移植はアリではないでしょうか?
当然、工賃は掛かります・・・安価にやるのであればショップさんによってはNAヒーターコアのみをダッシュパネルの脱着無しで交換作業する所も有ります。
ですが、スポンジのボロボロ等も気になる場合はこの手法はアリかと思います。
(ただし、NB用が100%漏れないという保証ではありません)
当然ながらヒーターホースは純正新品に・・・ホーズバンドはマルハさんの締め込み式にしてクーラントにはワコーズのクーラントブースターを入れてあります。
さて、せっかくダッシュパネルを外したのでココであらたなアイテムを仕込む事にしました。
ニーレックス ABCペダルガセット です。
新製品ですね・・・ちょうど良いタイミングでした。
溶接での装着ですのでこのような機会でないと装着出来ません。
特筆なのはブレーキングでの奥での剛性感とダイレクト感です。
アクセルとクラッチはほぼノーマルと変わりない感じですが、アクセルペダルブラケットの補強も兼ねているので例のブラケットが割れてアクセルがグラグラ・・・という事への予防策も有ります。
そして、更なるステアフィールの追求を・・・オリジナル・ボックスの新製品
ステアリングラックリジットブッシュ です。
当初はニーレックスのラックスタビライザーを考えていましたが、オリジナルボックス製の方が安価で目的も同じ・・・ステアリング系はオリジナルボックスで揃えてますので迷わずチョイスしました。
センター付近の明確な手応え、そこからジワっとステアした時の動き出しの情報量の多さとレスポンスの良さ(クイックという意味では有りません・・・あしからず)。
やはりマニアックなパーツですが、試乗したNA・NB乗りの方々には「ああ・・・コレね、狙ったところは」と言う評価を頂いています。
理解出来ない方には全く分からない部分では有るんですが・・・(汗
また、リセッティングしたのがリアのサスペンションブッシュです。
先日、
ナガヤスさんがブログアップしていたトーコントロール機能の抑制・・・実は、昨年のリフレッシュ時にアタマは有ったはずがスッカリ忘れてブッシュ組み込み済みでマルハさんにオーダーしてしまっていたのです。
同時に、ちょっと鳴きが出るマルハさんのトーコンキャンセラーをマツダスピード強化ブッシュに置き換ええました。(このマルハのトーコンキャンセラーは東北MTGでフリマに出します)
更に更に・・・今年でOHから5年なので、クラッチマスター・クラッチレリーズシリンダのOHとクラッチホースを交換しました。
作業を依頼したOH!さんには見た事も無い作業もあってご苦労を掛けました。
DIYしたETCやオーディオの配線も余分な部分をカットしてスッキリとしました。
なにせ、求める方向性が他のロードスターと全く違うのでアライメント等考える事はあったかと思います。
そして失敗談も・・・・
パーツレビューに挙がっている「
オリジナル・ボックス製リアスタビ・アルミブッシュ」と「
NB1純正クロスバー」を装着した時に、フロントスタビライザーを標準のΦ19からSスペシャル用Φ20に換えたのです。
実は、これがあまり良い方向ではありませんでした・・・軽井沢への高速での何かドタバタする感じや、前後のロール感のアンバランス、コーナーリング時の軽いギャップで軽くワナワナと揺さぶられる感じ・・・何か曲がりにくいようでシックリと来ません。
以前にNB1純正足?にNBターボ用スタビライザーを前後装着してサーキットを走った啄次郎氏が「スタビの反発みたいのを感じる・・・何が良いんだろう?」と言ってた事を思い出します。
と、言う事で納車後にフロントスタビライザーを標準のΦ19に戻しました。
結果から言えば、標準Φ19の方が自分の目的や現在の足回りとタイヤに合ってます。
スタビライザーは乗り心地は関係無いと言いますが、個人的には乗り心地は変わると思いますね。
このSスペシャルスタビライザーΦ20も東北MTGでフリマに出します・・・走行1000Kmのブッシュセットです。(NA6CEは装着不可です)
たかが1ミリ、されど1ミリですなあ。
と、いう事で2013年のリフレッシュ・・・来年のメインメニューは既に決定済みです。
今年は、あと2つ程仕様変更が有るかもしれません。