前回のブログアップ後遅まきながらにもなるパソコンの OS アップデート をしたところなぜか 日本語入力が出来なくなってしまい ・・・
あれこれ1か月ほど悪戦苦闘 あるいは試行錯誤をしつつ完全とは言えないレベルながら一応 ブログが書けるまでには戻せたようですがまさに光陰矢の如し あっという間に2ヶ月が経ってしまいました 。 更に すっかり ( フ ) デブショウ になってしまったようです 。
・・・ こりゃ 引退も間近ですね ?
19日までの会期で行われている ジュネーフ モーター゙ショー において生産型が公開された
新型 アルピーヌ A110
おそらくは生産型にかなり近いとは思われるもまだプロトモデルである車両による日本を含む各地での これまでのプレミアでは明確にされてこなかった部分のスペック も発表され 、 自分も興味をひかれたところがありました 。
その中にはずっと気になっていた車両重量も含まれていて 、 事前のメディア記事には 「 ルノー としては軽量化に拘り当初は 1000 kg 以下をめざすも コスト の面から断念された 」 と書かれていたものもあって 「 生産型はどれくらいの重量になるのか 」というの が一番知りたいポイント でした 。
会場にはこうした アルミ のボディー とシャシー 部 のみでの展示がされていたり 事前にも 軽量をうたう シート がメディア によってレポート されていたりして 、 メーカー側からも ライトウェイト が強調されていました 。
当初目にした記事では
" 車両重量 は 1080 kg " となっていましたが
1103 kg と書かれている記事も有り 「 どちらが正しいんだ ? これはもしかして ・・・ 」 と思っていると
Autoblog によれば やはり 乾燥重量で 1080 kg ( 車両重量は 1103 kg ) オプション は含まず 重量配分は 前 44 : 後 56
となっています 。
( ただ この場合 ちょっと疑問に思ったのが 2 つの重量差は 23 kg ですが ガソリン 1 L の重さはおよそ 0.7 ~ 0.75 kg になり 仮に Elise と同じ 40 L タンクの場合 1 L 0.7 kg だとしても 満タンで 約 28 kg 。
タンク容量はまだ未公表だと思いましたが 1.8 L ターボ で有ることからもさすがに 40 L 未満とは考えにくく他にも 冷却水 や 油脂類が必要になる筈でそれらだけでも 23 kg にはおさまらないのではないか ? という点でした )
パフォーマンス面では パワー が約 250 PS なことから Lotus でいえば ほぼ Elise Cup 250 あたりが同クラス かと思えますが 、Elise Cup 250 の 240 km に対し トルク がやや大きいことが効いているのか最高速では 250 km ( ただし 電子制御リミッター 作動 ) と A110 が勝り 0 - 100 km 加速では 931 kg の重量が活きるのか Elise Cup 250 が優位 。
又 近年の アルファロメオ 4 C や この アルピーヌ A110 はいずれも 北米市場 を考慮しているので そのコンセプト や特に衝突安全面等の車作り の点 ( 車幅や 車両重量等 ) からは同じく北米への投入が計画されている
次期 Elise に対する仕様面の予想の参考になるだろう というのが自分の感じるところです ・・・
ゲールズ CEO からは 「 900 kg を目標に ~ 」 というコメントも出ているようですが おそらく それは 一番軽いエントリーモデル の話であって 、 仮にその通りになったとしても 現行モデル よりは 25 kg 程 重量は増えてしまう可能性が大 。
まして 1.8 L 過給機つきの場合でも もし
車両重量で 1100 kg もあったら
「 Lotus にしては 想い ! ( 重い ? ) 」
なんて たぶんメディア にはいわれてしまうんでしょうね ・・・
かつての A110 の車両重量 は Wiki を参考にするならば
" バックボーンシャシーとFRP製ボディの組み合わせにより標準的な車重は1600Sが730kg位、1600SCが840kg位、最終型SXが850kgを超える。 しかし メーカーが実際の車重よりかなり軽く発表していた。また競技車両にあっては、FRPの積層が薄く作られていたため50~100kg軽くなっていた。"
となっていて 、 ほぼ同時代に作られていた Lotus Europa のだいたい 100 kg 増し くらい 。
旧 A 110 ファン の皆さんから見ると 現行モデル の Lotus 車 同様 新型 A 110 の場合も
「 アルピーヌ も 重くなったなぁ ・・・ 」
なんて 言われてしまうんでしょうか 。
( ただしカタログスペック は実際よりも軽く表示されていた場合も有った なんてことはアルピーヌ だけでは無く この当時の他メーカー や Lotus Cars の場合でも まま 有りましたので 言わぬがハナ ? )
しかし これまでのメディア記事や 新型 アルピーヌ に対してのブログ 等で そういった記述は ほぼ見たことが無く ・・・
こうした点に関しては 「 Lotus Cars が ちょっと気の毒 だなぁ ~ 」 とも感じてしまいますね 。
新モデル追加 更に Elise 2018 年 モデル も登場 ?
ジュネーブ には参加しなかった Lotus Cars ですが ウェブサイト を見ると 新型モデル が公表されていました 。
( フランクフト もそうでしたがこのタイミング で ウェブ に掲載するならいっそ ジュネーブ に参加しても良かったのでは ・・・ 、 まあ お金はかかりますけれども )
Elise Sprint
従来あった クラブレーサー がいずれもカタログ落ちし Elise 両モデル とも Sport 1グレードだけになった後 、 Exige については Sp 380 が追加され 「 Elise のほうはどうなるんだろうか 」 と思っていましたが こちらはパワーは同じながら より軽量化を図った上位モデル がやはり用意されていました 。
近年登場するモデルは " Sport " の名称や インテリア のタータン柄 等 以前使われていたものへの オマージュ として復活するようになっていますが
この Sprint も かつての こうしたモデル から との関連性も有るんでしょうね 。
Sprint のモデル名はこれまでもいくつかのモデル で使われてきましたが 、 今回は従来モデルで使われていた 2 トーン では無く 間の ゴールドライン も有りません 。
エクステリア 面では主に前後の意匠を Exige S へ 特に リア 部は Sp380 に倣う形になっていて リアフォグ は無くなっているようですね 。
インテリア ではシフトレバー が Exige Sp350 で採用された やや掃除がしにくいタイプ に ? ( メカフェチ な自分は好きですけれども ・・・ )
タコメータ の数字は 大型化されているようですが Sp シリーズ から既にこうなっていたでしょうか ?
この Sprint モデル の売りは Evora ・ Exige の上位モデル同様内外にカーボン が部分的に使われていて それらによる軽量化 が ポイント になっており 、 ウェブサイトでの発表のタイトル も
Elise Sprint は 798 kg 的な 形になっているようなんですが 、 この数値だけを見て 「 おぉ ~ 、 それは スゲー ! 」 とはやはり簡単にはいかず ・・・
又 こうした 内外の意匠変更は追加発表されたモデル である Sprint 系 だけか とも思いきや ベースモデル の Elise Sport 、 Sport 220 も 同タイミングでエクステリアの変更を受けるようになっていて 2018 年 モデル となっています 。
ただ 重量については疑問に感じる部分も有るのが Lotus Cars サイト でのスペック で
こちらが 新しい Sport の 仕様で
こちらが Sprint の仕様なのですが
よく分からない点として Dry weight の他に
Lowest possible dry weight ( 最低乾燥重量 ? こうした表現は今回初めて見ました ) というのがあって この重量は Sport 、 Sprint とも 798 kg でなぜか同じになっています 。
これが
Dry weight になると Sport 829 kg 、 Sprint 803 kg と異なる重量になっており
おそらく日本での車両重量に相当する
Kerb weight 時は Sport 856 kg 、 Sprint 830 kg 。
更に従来モデルの場合 本国ではオプション となっているエアコンや他の一部装備が標準化されることによる増加分の 25kg 程度を加えた重量 が従来の Elise 系エントリーモデル でのLCIが公表するカタログ値 900 Kg になっていました 。
Sprint のほうが軽くなっているのは納得なのですが 、 ではなぜ Lowest possible dry weight の重量だけは両車で 同じなのか ? 又 こう表すならば従来モデル ( 旧スポーツ ) での Lowest possible dry weight も表記し基準を同じにしなければ どれだけ軽量化がなされたのか ( 41 kg 軽くなったというのはなにと比較してなのか ? ) 正確には判断しにくいところでしょう 。
軽さにこだわるということは実はこういうことなのではないでしょうか 。
毎度のことですが 英国仕様ではオプション とされている エアコン ・ カーオーディオ ・ フロアーマット 他 等がおそらく今回も日本仕様では標準化されるので本来で有れば 車両重量へのプラス要素 ・ 日本仕様車両価格を決める際の追加項目になる部分です 。 ただし 近年 の LCI は 英国での数値をそのまま掲載するようになってきており ( Evora 400 ) 日本仕様で 何 kg になるかは実際車両を測定してみないと正確には分からない形になっているように自分は感じます 。
従来は無かったように感じる新規装備として 空気圧モニタリングシステム がエントリーモデルの Sport グレード においても標準設定 になっていました 。
以上は Sp220 と Sprint 220 でも同様な形になっています 。
又 Sprint が軽量化されているのは 一部の内外装パーツ が カーボンへ変更されているからですが 、 Sport の場合も軽量化オプション のカーボンパーツを装着をすることで Sprint にある程度近いレベルまで軽量化を図ることが 出来そうです 。
しかし価格は 再度 UP する ( 可能性 が大 ? )
価格については Lotus Cars サイト にはまだ書かれていないのですが
The Lotus Forums での記載によれば
Elise Sport 32300 GBP ( 29900 )
Sprint ・・ ・・ 37300 GBP
Sp 220 ・・・・ 39300 GBP ( 36500 )
Sprint 220 44300 GBP
となっていて 、 ( ) 内は これまでの車両価格ですが 上記が正しいとすると今後は
Sport で 2400 GBP Up 、
Sp 220 で 2800 GBP Up する形になっています 。
CUP 250 も 同時期に変更を受ける模様で こちらは
46500 GBP → 47400 GBP へ
ゲールズ 体制になってから行われたことで自分が ほぼ 唯一 問題に感じていたのが 価格設定のダッチロール ・・・ でした 。
価格については
2013 年時 Elise 28100 GBP ・ Elise S 36200 GBP だったものが
2015 年に 30900 GBP ・ 37200 GBP へ値上げされ これは赤字削減策の 一部と して必要なことだったろうと感じていました ( 個人的には自分も安いほうがありがたいことでは有りますが )
問題に感じたのがその後 Sport シリーズ になった際のこと 。
Sport 29900 GBP 、 Sp 220 36500 GBP となり 、 これは同時に 従来のスポーツパック オプション の一部標準化 と併せて行われたので 表面的な価格以上の実質値下げになっており仮に同じ販売台数の場合には従来より売上げ総額が下がる可能性が高くなってきます 。
末期に近づいたモデルながら値下げによって販売台数を回復させる 或いは売値が下がる部分に関しては 各調達価格の引き下げや 人件費削減等で利益を確保する という手も考えは出来ますが それで仮に増えたとしても 年間 2000 台前後が 多くて3000 から4000 台 になる程度ではあまり 値下げの貢献は期待出来ない 。 Sp シリーズ 発売時に 一部のスポーツオプション を標準化したのはまだ良いとしても その場合の 車両価格は従来レベル か 100 GBP でも上へ くらいの小幅な Up へ変更したほうが良かったのではないか ・・・ というのが自分が感じていたところでした 。
日本での価格は LCI や 各正規ディーラー の絡みもあるので一概にいえないでしょうが 現状レベル ( 19 日現在で約 140 円 ) から大きく下がりでもしなければ 2018 年モデル は 価格が再度値上げになるところでしょうね 。
生産 ・ デリバリー 開始は 4 ~ 5 月くらいからのようですので順調ならば 日本に入ってくるのはたぶん秋頃 ? そうなると これまでもそうでしたが 従来モデル での新規受注もそろそろ締め切りになり LCI や 各正規ディーラー が在庫として発注済みの分からや Lotus Cars が予定している生産リスト 内の空きから 希望に合う 又は 近い仕様の物を選ぶ形になるので変更前モデルで希望の仕様がある場合一度商談だけでも急いで行い今後の状況を確認していただいたほうが良いだろうと思います 。
国内へのタイミング としては 10 月 27 日 からの東京 MS あたりには間に合いそうですが 前回も ロータスブース は有りませんでしたので 、 やはりEvora 400 時同様 11 月 23 日 からの 名古屋 MS が一般公開の場に なるのかも ? ?
もちろん 先行する形で LCI による 東京での ジャパンプレミア が 行われるでしょうけれども 。
4 月 2 日の JLD 2017 にて なにか告知が有るかもしれませんね 。
更に もう一つ 別の内容と 共に ・・・ 。