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もし新種の虫を発見した場合、
命名権が発見者にあるのはご存知だろうか？

最近では、０８年にメキシコで採取されたフクロチョウの新種の命名権が、
ネットオークションで日本円にして約４３６万円で落札された事が話題になった。



ネーミングライツ（命名権）という言葉を、皆さん耳にした事はあるかと思います。
ネーミングライツのビジネスは、
アメリカで８０年代末辺りから広がり始め、
今では日本でもお馴染みになってますね。

国内の代表的な例を上げると、

東京都渋谷区では、区が所有する、
渋谷公会堂（渋谷区宇田川町）の命名権（５年）を電通に売り、
電通はその命名権を大手飲料水メーカーのサントリーに転売、
サントリーは５年間の命名権を４億２千万円で買い、
０６年１０月から渋谷公会堂は、
「渋谷C.C.Lemonホール」という名称になっている。
渋谷区では他にも、区内にある１４ヶ所の公衆トイレや、
渋谷駅近くの宮下公園ネーミングライツも販売。

他にも、
箱根ターンパイク株式会社 (HTPL) が所有する観光有料道路には、
東洋ゴム工業がネーミングライツを買い取り、
2007年（平成19年）3月1日から「箱根ターンパイク」から、
「TOYO TIRES ターンパイク」という名称に変更された。

世の中にすっかり定着したネーミングライツビジネスですが、
中には怪しい商品も沢山あります。
例えば「星の命名権販売します」といった会社があります。
暗い恒星には殆ど固有名が付いていませんが、
その固有名の付いていない星の命名権を販売するというものです。
天体に関する命名は、すべて国際天文学連合がおこなっています。
星の命名権を国際天文学連合に断り無く勝手に売って、
買った人は購入証明書を掲げて私の付けた名前だと勝手に主張する。
アホかと思います。

話は少し変わりますが、
以前、「月の土地を販売します」なんて詐欺商法もありましたね。



さて、画像の虫、みなさんはなんていう虫かご存知でしょうか？
（発見場所：神奈川県のコクピット戸塚店内）


もし新種の虫だったらその命名権は私にあります。
残念な事に、この虫は見た目がキモので、
命名権を高値で売る事は出来ないでしょう。

お金にならなかったら「ちょんまげ虫」とか「ＮＥＴ虫」とか、
適当な名前付けてやろうかと思ったのですが、

残念ながらこの虫は、「ウマノオバチ」という蜂の仲間だそうです。

あまり見かけないと思ったら、
地域によっては絶滅危惧種に指定されているそうです。