ヘッドライトの減光措置について前に記事を書きましたが、その件について
ムッキーから大変興味深い意見をコメントにて頂きました。ちょっと間があいてしまって悪かったですが、その間、この件を意識しながら運転をしてみました。なので逐一返答する形でのブログを書いてみたいと思います。前の記事の内容、そしてコメント欄を踏まえて書くので、もし興味のある方はそちらもご覧の上読んで頂ければと思います。
まず右折待ちレーンが少し高くなっているという指摘についてですが、これは今まで特に意識したことがありませんでした。なので気をつけて運転してみたのですが、なるほど、大きな道ではそのような傾向があるようでした。それで眩しくなるというのは理にかなってます。ただここ1週間運転をしてみた中で、
ヘッドライトを消して(特に先頭で)待機をしているクルマを見かけることはあまりありませんでした。ちなみに僕はヘッドライトのオンオフを右折待ちでも使うことがありますが、これは小さい交差点の場合に多いです。つまり
自分が相手の発進を待っていて発進の意思が無い場合にオフにして、発進するという時にオフにして意思を伝えます。この合図は割りと誰にもわかりやすいらしく、相手の判断ミスを誘発したことは今までありません。このような経験から、やはり
交差進入時のライトオフは危険なのではないかというのが僕の持論です。
ちなみに
ヘッドライトを付けた状態でターンシグナルが見えづらいというのは、そのこと自体かなり問題かと思います。昔の車はほとんどフェンダー側に寄せられていたり、もしくはバンパーに独立させられていたので視認性が良かったですね。しかし今のクルマはヘッドライトと一体で、しかも内側になっていたりするから視認性は落ちているかもしれません。ただちょっと人にきいてみたのですが、この場合でもメーカーが型式認定を受けるときには視認性のテストをパスしてきているとのこと。コンビネーションランプはその名の通り、指定された明るさの電球でバランスされたシロモノなのです。なのでこの
バランスを崩すような過度な改造を施したヘッドライトのクルマが視認性の悪化を招いているのではないかと思うのです。もちろん明るい電球に変えたりするドレスアップはいいことだと思うのですが、それで
ターンシグナルが見えなくなるというのは本末転倒という気がします。ちなみに僕は灯火類の改造には割りと慎重派で、特に
視認性を悪化させるようないじり方には多分に懐疑的であることを付け加えます。
進路変更時にスモールにするという習慣は僕にはないのですが、とりあえず
"進路変更" という「アクション」を起こすときに少なくとも減光措置はやらないほうがいいのではないかと思います(待機時は減光するとしても)。ちなみに一種免許ではそれほどでもありませんが、二種免許ではこの進路変更時に、自分の動作をどれだけ周りに伝えるかが採点ポイントとされています(進路変更は30m手前までに済ませておかなければなりませんが、その3秒前にはターンシグナルの "点滅" をスタートしなければなりません)。余裕のあるドライバーはヘッドライトをオンにした状態の自車を確認してくれているかもしれませんが、そうでないドライバーもいるかもしれません。
万人に自分の車の位置を正しく認識させることが安全につながると思うのです。
踏み切りに関しては僕も消して待つことで異論ありません。そして発進時につければいいと考えていましたが、指摘の通り「眩しいのを我慢できない」というのであれば消すのも一手だと思います。僕はその踏み切りを経験してないのでなんともいえませんが、
状況に応じて対応するのはごく自然なことでしょう。
次に小さい交差点での先頭の場合。これは上で書いたように意思表示が重要になるシーンです。なので僕は上で書いたような対応をしています。
蒸発現象について。これは確かに怖い問題です。でもこれは徐行して進入すべき交差点で問題になることではなく、どちらかというと
直線である程度の速度で走行中に問題になることの方が多いのではないかと思います。ちょっと現実を無視したことを言うかも知れませんが、交差店内はコップの水をこぼすような曲がり方をしては原則的にはいけません。二種免許の場合、試験官の持っている採点票が手からすり抜けただけで落ちます。曲がる前に減速を終えておいて(ブレーキを残してはいけない)、そこで交差点内の安全は確認しておかなければなりません。そして曲がる直前は巻き込み確認が主な課題となります。ちなみに大型車の場合はもっと踏み込んだ内容になり、巻き込み確認のほか、オーバーハング、内輪差確認も加わるため、曲がる前に十分に交差点内を確認しておく必要があります。
これだけの確認を行うのにスモールライトだけでは心もとないと思ってしまいます。また僕が歩行者なら、
スモールにしているクルマが進入してきたら意外なのでびっくりするかも知れません。
あと
「停車している状態なら交差点の状況が分からなくても事故は起きない」
という意見ですが、これは
極論にしてもちょっと賛成できません。。
自分が動いていなくても、自分を確認できない他人が突っ込んできたら事故になると思うのです。これは前回の記事で書いた、僕がひやっとした経験を見てもらえればと思うんですが、やはり自車の存在をアピールして欲しいものだと。。特に黒い車は……。。。
アイドリングストップは大賛成です★
待ち時間を短かったりすると損した気分になって、逆に長い方が嬉しくなるので、長い待ち時間の画期的な解決法
とのことですが、
うまいことを言うもんだと感心します!
フォグの使い方。フォグライトの使い方は確かにいろいろ議論があると思います。あとでこの件もいろいろと書いてみたいと思います。ただフォグライトは全てのクルマに付いている装備でもないので、ここでは割愛します。とりあえずベーシックなレンタカーでも同じという条件にしたいのです。
先頭以外の停車ですが、これも状況に応じて僕は対応しています。周りがほとんど消していて動く気配もない渋滞だと消していたりするかも。でも短期間の信号待ちならまず消さないですね。まずそんなに眩しいライトをした車に乗ってませんし(そういう認識がダメなのかも知れませんが)。
デイライトオンについて、これもあとで書いてみたいです。たいした内容はないですが、最近ちょっと面白い経験をしたので……。
●まとめ
書いてて最後は頭が朦朧としてきました><
こんなつたない内容の返答で恐縮です。
結局まとめ的な主張をしてみると、普段我々が使っているヘッドライトは "下向き" と呼ばれるもので、それ自体まぶしさに気を使ったものなので点灯していて問題ないのではないかというものです。上向きと呼ばれているものは別に上を向いているわけじゃなくて、真正面を照らすもので、実はこれが本来のライトなわけで、状況が許すならば常にこれを使用しているべきだと(実際僕はかなり多用します)。
車検のヘッドライト光軸検査は上向きだけですよね。
下向きはチェックされません。上向きを使用することなんてないという人も多いですが(特別なものだと考えている)、本来は下向きこそ付加的なわけなのに。。
また
道路交通法上でも夜間運行中の消灯は例外を除いて違反ですから、事故など起こすと不利になるかも知れません。
でもでも
「どの状況でどういう対応をすることが最も安全につながるか」
まったくその通りだと思います。
事故を起こさないために、視認性をあげるためにする措置は原則なんて関係ありまあせん。人によって「どうしたら運転しやすいか」なんて全然違いますからね。
Posted at 2006/10/22 23:19:37 | |
トラックバック(0) |
事象コラム | クルマ