(９１１・ω・T！？)

『ポルシェ 911 カレラ に「T」…遮音材省略、後席撤去で20kgの軽量化』

これはGT3の“ツーリングパッケージ”が（先月開催のフランクフルトショーで）発表された際にも感じたことなんですが、私的に噂すら聞いていなかった911がまた出てきたかというのが第一印象ですかね。

ちなみに911の“T”は初代（ナローボディ）の時代にも存在していたので、昨年GT3 RSのメカニズムを流用し登場した“R”と同じく、40年以上の時を経て復活させた格好ですね。

ベースのカレラには非装着であるPASM（いわゆる電子制御サス）を標準装備したほか、7速MTのシフトレバーにショートストローク化を施したり、サイド/リア両ウィンドウガラスを軽量なものに変更したり、あとは遮音材や後席も省くなど、レース車両直系のGT3程とは言い難いものの、スパルタンな印象すらあるモデルに仕上がったようですね。

ギアボックスはベース車同様、MTに限らずPDKもオプションで選べるようになっているらしく、日本仕様は導入時期や価格こそ未定ながら、後者のPDKだけが組み合わせられるという話らしいです。

先述の“ツーリングパッケージ”や“R”は（走行性能にこだわりを持つ）コア層向けに用意させたイメージが強かったんですが、多分この“T”もその流れで追加に踏み切ったんでしょうね。ベーシックなカレラ派生となっていることから、コストパフォーマンスでは“T”の方が断然優れているのは間違いないでしょうが…。