以前の【スクープだより】で導入の噂を取り上げた、パサートセダン&ヴァリアントの新・R-ライン(2.0TSI搭載)がついに正式発表されました。
今回搭載された2.0TSIエンジンの最高出力は220馬力。つまり、ゴルフ(Ⅶ)GTI用と共通のスペックを与えた仕様が積まれる格好になったわけですが、本国向けには設定のある280馬力版ではなく220馬力版が搭載されることになったのは、やはり国内での扱いやすさだけでなく、同じ日本仕様で280馬力版を積んだゴルフ(Ⅶ)Rとの棲み分けなどを考慮したためでしょうね。なお駆動方式は旧1.4と変わらずFFらしいです。
また、新・R-ラインにはDCC(いわゆる電子制御サスペンション)や19インチタイヤなどが標準で付いているほか、(日本仕様ではPHV車のGTEに一足早く採用された)アクティブ・インフォ・ディスプレイ、パーキングアシストといった各種装備をセットにしたパッケージオプションも選べるようになっているとのことです。
価格は以下のとおりなんですが…
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セダン:4,999,000円
ヴァリアント:5,199,000円
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セダンは旧1.4が約460万円、ヴァリアントは同じ旧1.4で約480万円だったので、搭載エンジンや装備のほとんどが変更された分高くなっていますが、新価格は同じドイツ勢かつDセグ車のライバルでいえば、装備で雲泥の差があるBMW 320iのスタンダード(セダン:4,890,000円、ツーリング:5,110,000円)に匹敵する値付けがなされていますね。
パサートが現行型になってからは初の2.0搭載車ということで、これの導入を期待していたファンはきっと多いかと思われますが、私的には昨年のちょうど今頃に発覚した一連の不正問題の影響により追加するか否か検討されているディーゼル車がやってくるまでの繋ぎで上陸を果たしたような気がします。
Posted at 2016/09/06 23:41:04 |
ドイツ車(VW) | クルマ