ラリー車編が終了して、次はレーシングカー編です。
ラリー車と違って、レースカテゴリーの種類も多く年代も広いので、どんな順番に並べたらいいかわからなくなってしまいました。
なるべく年代順にしたいと思いますが、どう崩れるかわかりません。
HONNDA F1 RA272
ホンダがまだ4輪の市販車を出す前にF-1にチャレンジし、勝ってしまったのだからすごいですよねー。
この時代のF-1は全然わからないので、NETで調べたところ、このマシンは、
V12 1.5L 230ps
最高回転 12,000RPM
1964年、ホンダがメキシコGPで、初めて優勝したマシンだそうです。
PORSCHE 904GTS
こういう形好きなんですよねー。
フロントフェンダーに峰があり、ボンネットより高くなっていっる。
私が大好きなスーパーカー、ランボルギーニ ミウラ/イオタ、ディーノ246GTもそういうところが好きなんですよねー。
現代でも全然カッコよく、古さを感じないボディデザイン。これに鉄ホイールがはかされているのに、違和感を感じてしまいます。
このリアフェンダーのふくらみもいいですねー。
あれ、なんだこのマフラー。
竹槍っぽいマフラーですね。
良き
説明のパネルを見ると、
んっ?8気筒?
904って水平対向4気筒じゃなかったの?
調べてみると、
1964年に水平対向4気筒、DOHC2L、180psで誕生。
FRPボディで、650kgと、今の軽自動車より軽い。
レースコースへ自走していけるスポーツカーとして、公道を走れて、そのままレースに出られるマシンだったそうです。
その後、6気筒の、904/6、2L 210psにチューニングされたエンジンが乗せられたそうです。
そしてこの個体は、ワークスドライバーのために3台のみ生産された、F-1から派生した8気筒エンジンを載せたモデル。8気筒だけど、排気量は4気筒と同じ2L。
この個体は、1964年生で、タルガフローリオで、クラス優勝した実車とのことです。
そしてポルシェ904といえば、1964年、第2回日本グランプリに出場。
日本車の有力マシンは、スカイライン2000GT-B。
4気筒のスカイラインのフロントノーズを無理やり伸ばして、6気筒のエンジンを積み、ウエーバーツインチョーク3連キャブを装着し、羊の皮をかぶった狼という言葉を生み出した2000GT-B。しかし、しょせん箱。ポルシェはミッドシップの公道を走れるレーシングカー。
904は予選でクラッシュし、徹夜の作業でギリギリでグリッドにつくことができたとのこと。
904は外面は修復できたものの、クラッシュによるシャシーの損傷は完全には直っておらず、直進すら難しい状態だったとのことで、一度は2000GT-Bに抜かれたものの大差をつけて、優勝したとのこと。
これに勝つために、レーシングマシンR380の開発につながりました。
1966年、第3回日本グランプリではR380が雪辱を果たし、優勝しました。
私の家に貼ってある、数年前に富士スピードウェイでもらったカレンダーです。
第3回日本グランプリ。
トヨタはこの時期、まだレース専用車は作らず、トヨタ2000GTが出場しています。
TOYOTA2000GT
このスタイルは日本市販車唯一の芸術品だと思っています。
ガソリンタンク?何かすごいホース類。
1966年、矢田部の高速周回路で高速耐久スピードトライアルに挑みました。
4日間、途中で台風襲来で悪天候に見舞われた中で、10万マイルを206.18km/hで走りきり、FIA公認の13の国際記録を打ち立てました。
R380の後継、R381の時代に、トヨタはレース専用マシンTOYOTA7を開発。
1968年の日本グランプリ、V8 3LのTOYOTA 7 を投入しましたが、V8 5.5LのNISSAN R381に敗北。
そして69年にトヨタが出したのがこのマシン。
TOYOTA 7
排気量を5Lに拡大したマシン。
私が子供のころ、何物か全然わからないで、プラモデルを作りました。
そしてその後、日産R382と激闘を演じたグループ7のマシンだということを知りました。
1969年の日本グランプリに出場。ところが日産はV12 6LのR382を出場させ、またも敗北。
YANAHAのマークがありますが、このマシンはTOYOTAでなく、YAMAHAが開発したマシーンとのことです。
そしてこのTOYOTA7に勝った、NISSAN R382・・・・が隣にあるはずですが・・・・
無い!
明日12/4にニスモフェスティバルが行われ、そのため富士スピードウェイに移動させたとのこと。
これはもう一度ここに来て、R382を見る必要がありますね。
TOYOTA7とNISSANN R382を比べて見てみたかったー。この2台は、レーシングカーの中で、最も見たかった2台なので。
トヨタはその雪辱を晴らすために開発したのが、入り口では底面のみ、出口で上面がみられる
TOYOTA NEW7
V8 5L ターボ、800psというサーキットの狼風に言うと、化け物マシン。
ターボの排気側から直接排気ガスが出る。
吸気口が、かなり後、リアウイングの下にあるんですね。
吸気ルート、排気ルートが全然無駄のないレイアウト。
インタークーラーはついていないようですね。
コックピット
コックピットはクラシカルな雰囲気ですね。
NISSAN R383同様、排ガス問題等で、レース出場が叶わなかった幻のマシンですね。
レーシングカー編、一度ここで切りたいと思います。
まだ続きます。