ふと気が付くと、GRBインプレッサと出会って10年を超えていました。今年の7月に、10年となっていました。
2010年7月に中古で購入しました。
購入時の走行距離が、46,200km
このマシンでジムカーナをやっていましたが、腰が悪くなって引退。
その後脚が悪くなって寝たきりに近い状態になり、休職。
2年以上の歳月で、いろいろな病院に通い、やっと脚、腰が良くなってくれ、1995年から所有していたGC8から乗り換えることとしました。
インプレッサ(GC8)のあとに、またインプレッサ(GRB)を選んだのは、インプレッサがとんでもなく大好きというわけではなく、サーキットを走るためでもありませんでした。
サーキットを走るためなら、むしろランエボを選んでいたでしょう。
リアシートを倒すとフラットになり、脚や腰が悪くなった時、寝っ転がった状態で病院まで運んでもらいやすいと考えたからです。
初めはクラッチを踏む必要のないA-Lineを考えましたが、やっぱりオートマじゃ物足りなくなりそうなので、STI Verを選びました。
この車、初めはストリートカーとして、ポルシェの操作感を目指しました。
脚が悪くなる前、993ポルシェを所有しましたが、ボディ剛性がめちゃくちゃ高い、ブレーキのタッチがめちゃくちゃ気持ちいいということに感激しました。
そのため、まず行ったのが、CUSCOパワーブレースによるボディ補強、ブレーキのローター、パッドの交換。
でもやっぱり、ボディの剛性感、ブレーキのタッチはポルシェには届かない。
会社の自動車部PACSでのお遊びジムカーナぐらいはするでしょうが、競技としてのジムカーナは行わないので、吸排気とHKSのサブコンによるチューニングも行いました。
ポルシェを目標として、ストリートカーとして、気持ちよく走れる車を目指してました。
そのPACSでのジムカーナ練習会に参加しました。
ボディ補強とかは行いましたが、サスペンションは腰に悪いといけないのでノーマルのままです。
ここで感じたのは、ノーマルのフロント ヘリカル、リア トルセンのLSDは、ちっともLSDじゃないということです。
サイドターンのあと、全然トラクションがかからない。
そこで、F/R共にCUSCOのLSDを入れました。
ジムカーナ競技をするわけじゃないので、効き目は弱めが良かったのですが・・・・
昔からのコーンプレートスプリングの、type-MZに対し、コイルスプリングタイプのtype-RSは、効きが弱くてマイルドだろうと思ったのですが・・・・
これが大間違い。
イニシャル低めにしてもらったのですが、それでもすごく効き、普段走行の小さな曲がり角で、フロントはガッコンガッコン、リアはズッズッっと断続的にホイールスピン気味になります。
ジムカーナをやっていたころから、カラーリングをするのが普通だったので、ストリートカーなのにカラーリングもしてしまいました。
何かの時に、入間の航空自衛隊のブルーインパルスのショーを、基地内に入るとすごい人なので、入間川河川敷から見ていて、この車の名前をレッドインパルスにしようと考えました。
imprezaのスペルを並べ替え、imparzeとし、RED imparze と書き、レッドインパルスと呼ぶことにしました。
そんな中、M3のO食いさんの紹介で、S2000のTOKOさんと知り合い、サーキット走行への道を踏み出してしまいました。
TOKOさんのS2000と私のGRB
腰が悪くなって以来モータースポーツから遠ざかり、脚が悪くなって運転すらできなくなったのが、サーキットで全力走行ができる。初めは走れるだけでうれしくて楽しくてしょうがなかったです。
でも走っていると、だんだんタイムが気になってくる。腕も磨きたいし、車も速くしたい。
ノーマルサスペンションからストリート用とサーキット用の中間ぐらいのサスペンションに変えたり、
初めはTC1000でしたが、TC2000も走るようになりました。
初めてTC2000を走った時は8秒台。
そこから目標にしたのが、BEST MOTORING等で、プロがノーマル(広報車チューンはあると思われますが)のGRBで出した中での最速タイム、服部尚貴がR205で出した、1'05"45を破ることを目標としました。
しかしその走行会でエンジンブロー。
ここからD-Languageとの付き合いが始まりました。
D-Languageが引き取りに来てくれることとなり、どうせエンジンオーバーホールをするならと、ピストン等HKSの強化パーツを使用。同時にサスペンションも、サーキットでタイムを出すための、D-Language仕様のオーリンズに変更。
修理、チューニングが終わったのが、D-Languageの走行会「走郎」の前日。
なんとタイムは1'03"147!
なんといきなり2.2秒もタイム短縮!
恐るべしD-Languageチューン!
Ferrari F40のTC2000でのBEST TIMEが、土屋圭一ドライブによる、1'03"73。
F40より速いマシンになりました。
次に目標としたのが、サーキットの狼、モデナの剣で出てくるナンバー付きの車でのTC2000タイムすべてを破ること。
剣フェラーリが出した、F355のタイムはすでに破っていますが、早瀬左近がポルシェ930ターボにスリック履かせて出した1'02"69を破るのが目標。
2015年4月からは、富士スピードウェイも走り始めました。
(TC2000でクラッシュし、板金修理で左側のカラーリングがなくなったので、右側のカラーリングもはがし、カラーリングがなくなりました)
初めての富士スピードウェイのタイムが、2'00"780。
また、実測の最高速度が236km/h
タイムは2分切りが目標となりましたが、それ以上にまずは最高速度240km/hオーバー目標。
空気抵抗を減らすための改造が始まりました。
最高速241.72km/h!
とうとう240km/hをオーバーしました。
でもタイムは2分01秒台。
そんなころ、今までのBS RE71Rや、DIREZZA ZⅢを完全に上回るタイヤ、BS RE-05Dや、DL β02が出始めました。これらが高い。71Rも高かったですが、それより高い。
そこで、価格が安いハンコックのSタイヤを使い始めました。
日本のSタイヤよりは性能が低いでしょうが、RE-05Dや、DL β02よりはタイムが出るだろうと期待していました。
初めはタイヤのグリップ力が高くなっても、今までの71Rでの自分の腕での限界横Gを体が覚えていて、なかなかコーナーリングスピードを上げられず、それほどタイムアップできませんでした。
1'58"468!
タイヤの性能が上がったからではありますが、とうとう2分を切ることができました。
また、その日はENDLESSのS耐用レーシングマシンの86を抜き去ってぶっちぎりました。
BOXER BROS
2位のタイムで表彰されました。(REV SPEED)
1位3回2位1回で、シリーズで、クラス1位を獲得できました。
(私より速いキヨさんが、2戦参加しなかったおかげですが)
今年2020年は、コロナによる自主規制以来、あまり外に出なくなりました。夏からやっと外に出られるようになってきました。
今年はホテルGRBの機能を生かし、主にキャンピングカーとして活躍しています。
また、ここんところ、アニメ「ゆるキャン△」と、「ヤマノススメ」の聖地巡礼を行っています。
現在走行距離 175、900km
さて、あとどれくらいこの車と付き合っていくでしょう?